「育苗」技術をマスターすれば収穫期間を大幅に延長できる!

8月になると猛暑日の連続になる。野菜の価格が例年高くなる。生産物が市場に出荷されなくなるのである。品薄が高騰の原因である。なぜ品薄になるのか。原因は大きく二つある。病害が出ること。土壌が…
8月になると猛暑日の連続になる。野菜の価格が例年高くなる。生産物が市場に出荷されなくなるのである。品薄が高騰の原因である。なぜ品薄になるのか。原因は大きく二つある。病害が出ること。土壌が…
5月から気温は上昇している。気温の上昇は猛烈である。気温が上昇するほど上昇気流が発生して雨も強く降る。日照時間も長い。植物も生長するがトラブルも多く発生する。土壌病害、土壌害虫、根腐れ、…
畝立てをして定植をしたら、次は水の与え方である。植物にとって水はまさしく命である。人間で言えば主食も主食なのである。チッソ、リン酸、カリを毎日与えるということはないが、水は週に何回かは必ず必…
畝立てが終わると定植である。定植とはどういう意味なのか。人間で言えば定住するということと同じである。例えば、新しい家を買って引越しをしたら、どうするだろうか。近所づきあいというのがまずあ…
苗作りが終われば定植に入る。その時に「畝」を立てる。なぜ畝を立てるのか。その方がカッコがつくと思っておられる方は多いのではないだろうか。畝は作物によって違う。肥料によって違ってくる。「え…
世界の気候は20年周期ぐらいで変化している。1998年~2014年までは比較的安定期だった。その前にエルニーニョが激しく高温が続いた。2015年ぐらいを境にして大幅な変動期に入る。201…
消毒は両刃の剣である。病害や虫害を減少させることはできるが、同時に植物の生命力は一時的に大きくダウンする。これが種子や育苗となると、与えるダメージはさらに大きくなる。消毒はなぜ必要になるのだ…
「自家の培土に挑戦してみよう」という話を前回したと思う。それには理由がある。その理由は、栽培の根本に関係することである。培土は生育のベースになるものである。丈夫に元気に育つことができるか…
栽培技術とは何を言うのか。ここがはっきりしていない。例えば土づくりと同じである。土づくりという言葉はあっても技術はないのである。勝手に土を作っていると思っているだけだ。土の生物性を豊かに…
これから冬に向かう。多くは施設栽培になる。暖房も焚く。日照も短くなる。害虫や病気は少なくなるが、冬場の栽培の難しさというのがある。その一番目が乾燥である。冬は放射冷却という気候になる。晴…
栽培は種を育てるところから始まる。どうやって種を育てるのか。培土を使う。栽培の始まりが培土なのである。生産者でここに注目をしている方は極端に少ないと思う。培土は売られているものを買うから…
一般的に農業は苦労の多い仕事だと言われている。経済的にも肉体的にもである。苦労の程度には大きな個人差もある。しかし、なぜ苦労が多いのか。どうすれば苦労をなくすことができるのか。この問題に…
「肥沃な土にしたい」と誰もが願っていることだろう。肥沃な土とはどんな土なのだろうか。そこがはっきりしないのである。大昔からの農業のテーマなのである。 土がフワフワ・ホクホクしていたら…
土にはP.Hというのがあるのは誰でも知っているだろう。7が中性、それよりも高ければアルカリ性、低ければ酸性。P.Hが5.5をきると問題が出やすいということも知っていると思う。さらに作物には酸…
病害と虫害がもっとも心配になる時期である。最近、鳥獣害というのが大きな問題になっている。シカもイノシシも増える一方なのである。シカは20年前の7倍にもなっているというのである。どうして増えて…
土壌病害というのがある。中でも連作障害というのが厄介者である。連作障害って何…?どうして起こるの…?正確にはまるで分かっていない。農業という仕事の特性と言ってもいい。原因が明らかにならないと…
異常気象とは言えないぐらいに気候の変動は激しくなっている。乾いている所はさらに乾燥が強くなり、雨の多い所はさらに雨が多くなる。最高気温は、毎年どこかで更新されるだろう。海水温が上昇しているか…
農業を指導している団体は数多くある。農水省・農協・普及所・大学の農学部・農業高校・農業試験場などである。指導してくれる多くの方は大学で農学を学習している。そこから現場に出て学習を重ねてい…
土の中のことは見えない。でも土の中のことは栽培にとって最重要である。土の中には根を張る。根は体を支える。根が張れる状態にあるかどうかをどうやって確認するのか。これは大切な技術である。この…
生産地に等級があるのを知っているだろうか。農地には当然、いい農地と悪い農地がある。日本にも農地は全国にある。その農地に等級がついているのである。農水省で発表しているのである。初耳という方…
植物を育てるということで、もっとも大切なのは何なのか。それを知るには地球の歴史を知らなくてはいけない。地球上の生物は二種類に大別される。原核生物と真核生物である。地球には無酸素の時代があ…
今年は雨が多く、気温も高い日が続いた。病気が出たり、根が傷んだりして思うような収穫ができなかった生産者は多くいたはずである。高温だけでも障害が出るのに、そこに大雨が続いたらお手上げである…
農産物の生産をしている中で「チッソ成分」ほど不可解なものはない。農学博士でチッソを否定する学者は誰一人として存在しないだろう。それほどのものなのに、チッソについてはほとんど解明されていな…
今年は史上最大のエルニーニョ現象が出た年である。エルニーニョとは、赤道付近のペルー沖の海水温が例年になく高くなることを言うのである。大雨、洪水、干ばつ、巨大台風、巨大ハリケーンが多発する…
土には三つの基本的な働きがある。①吸収力②保肥力③消化力である。多くの生産者が利用しているのは①の吸収力だけである。土壌には何を投入しても吸収力というのがある。これは主に土の中に含まれる…
農地は傷む。これが農業の常識である。工業でも製造設備は傷む。しかし明確な耐用年数というのがある。古くなれば新しい設備に交換する。減価償却というのがあって、経費として認められる。 …
今年の6月はどんな気候になるのか。例年に比較して気温は高いと思われる。南からの高気圧が発達しやすい環境にあるからだ。気温が高ければ雲も発生しやすい。心配されるのは雨である。ゲリラ豪雨は猛暑日…
5月に入ると気温の上昇度が違ってくる。雨も多くなる。心配されるのは病虫害である。病虫害を取りまく環境が大きく変化していることに気がつかなくてはいけない。 一つは殺菌剤の使用期間で…
三寒四温は温の方が強くなりつつある。今年の一月から例年にない寒さだった。四月以降も寒いのかというと違う。もともと海水の温度は高い。南から暖かい風が吹けば四月といえども高温になる。光も強く…
植物にとって水は命である。どんなに栄養分があったとしても水分なくして吸収はできない。水分に含まれて栄養を吸収するしかないからである。これに異論を言う方はいないと思う。それほど重要なことな…
2月は冬であり乾期である。昨年を振り返ってほしい。今までよりも、さらに激しくなったことがある。局地的な豪雨である。「一年分が一日で降った」という報道をどれくらい聞いたことだろうか。毎月である…
農業は「土」で成り立っている。これは誰も否定しない。この土が何だか分からない。比較するものもない。商品として売られているわけでもない。何だか分からないものに、もっとも大きな影響を受ける。それ…
農業はどうしてこうも無茶苦茶な業者がまかり通るのか。不思議に思ったことはないだろうか。その最大の理由は土の中が見えないことにある。どんなに馬鹿げたことでもまかり通ってしまうのである。土の…
農業は一般的に同じ作物を毎年栽培している方が圧倒的だと思う。一度、学習したことを繰り返すわけである。特定の作物だけは上手に作れるようにはなるが、新しい物を作りたいと思った時に不安になる。作っ…
日本には雨期が二回ある。春は梅雨、秋は秋雨である。どちらの雨量が多いかはその年によって違う。春は南から暖気が押し上げてきて雨になる。秋は北から寒気が降りてきて雨になる。どちらも暖気と寒気がぶ…
アベノミクスが逆効果になっている。円安である。これにより油関係が大幅に値上がりする。化成肥料はもちろん、有機肥料、ビニール、ダンボール、運賃、燃料代など、すべて値上がりである。これが農業経営…
経営はどんな経営でも同じである。第一に数値の管理だ。なぜ数値なのか。自分の感覚と数値には大きな差がある。感情で感じることと現実の経営にはギャップがあるということである。感情に振り回されると何…
農業をやって利益が出ない、栽培のトラブルが解消できない、農業経営の仕方がわからない、この原因はどこにあるのだろうか。すべては指導者不足からきている。どこに行けば指導者に出会えるというのか。農…
事業をする場合、どの事業にもビジネスモデルというのがある。中でも重視されるのは採算ラインである。上回ると黒字、下回ると赤字である。企業の場合はこれを厳しく精査する。月に一回は試算表といって利…
人間は口から食べることで栄養とエネルギーを得ている。特にタンパク質は重要な栄養素である。これは誰でも知っている。それならば植物は何を栄養としているのだろうか。10人いたら9.8人ぐらいはチッ…
日本農業の課題はいろいろある。中でも中間管理職の人材が限りなく0に近いのである。中間管理職というと誤解があるかもしれない。一般企業で言われる中間管理職とは少し違っている。一般企業で言われる中…
「植物工場」という名前は知っていると思う。政府がすすめる新しい栽培方法である。多くの生産者はほとんど関係しない。なぜなら設備資金が大規模だからである。数億から数十億円かかる。企業向けである。…
「異常気象が農業に大きな影響を与えている」と誰もが思っている。「以前よりも作りづらくなった」「品質がよくない」など、さまざまな影響が現実的に出ていると思う。しかし、具体的に何がどのように影響…
農業の大きな悩みの一つに土が硬くなり、粘るというのがある。なぜ土が硬くなり粘るようになるのか。そのメカニズムは案外知られていない。非常にわかりやすい例をとる。北海道でジャガ芋を収穫する時に大…
農業の栽培方法は大きく別けて2つある。施設と路地である。どちらに大きな問題があるかというと、圧倒的に施設栽培である。施設を作るために投資をする。借金を返すために回転率を上げる。周年栽培をする…
たぶん今年は天候不順(異常気象)に悩まされた年ではなかったろうか。春先は低温、5月・6月は温度は上がらず、そして7月になったら急な大雨と温度の上昇。これだけの急激な温度の変化は世界的にも珍し…
春夏秋冬の四季があって施肥でもっともむずかしいのが夏である。しかも追肥がむずかしい。これは果樹、露地栽培の果菜について全般にいえることである。肥料の中でも化学肥料が厄介である。ナタネ粕、魚粕…
今年の夏作はどうだったでしょうか。トマト・ナス・キュウリ・ピーマンなどの夏野菜、それにシソ・オクラ・ミョウガ・モロヘイヤなどの夏野菜、満足のいく結果でしたか。「いろいろと手が掛かって大変で…
もっとも不毛な土壌とはどういう土壌をいうのだろうか。これが明確に理解できている人は大変に少ない。そのために大きな損失をしていることも知らないのでいる。それは「重粘土」の土壌である。と言っても…
夏の収穫が一段落すると、次にやってくるのが土壌消毒である。そもそもなぜ土壌消毒をする必要があるのかということである。「変なことを言うな〜、土の中に悪い害虫がいるからに決まっているだろう...…
施設栽培の難しさがどこにあるか知っているだろう。いわゆるハウス栽培といわれている方法である。路地栽培とハウス栽培では使う道具がまったく異なる。その理由は簡単である。ハウスは面積が小さい。大型…
品種改良はもともとが食生活の変化と大きく関係している。戦後の食糧難の時であれば米というだけで価値があった。そして食糧不足のために量が求められた。 (さらに…)…
「惨事型便乗資本主義」という言葉を知っているだろうか。惨事に乗じての利益を出そうとする方法である。阪神・淡路大震災の時に復興の象徴として建築されたビルは入居者がなく幽霊ビル状態、神戸空港も…
農業の悩みのタネは土壌病害である。土壌病害との格闘の歴史と言ってもいいほどである。その原因となっているのはカビ菌が80%である。カビ菌はどんな生活をしているのだろうか。これを考えたこともない…
春の本格始動を前に、生産資材について考えてみたいと思う。生産資材とは農業を運営していくために必要な資材である。もの凄い多種類の生産資材がある。あなた様は何を基準にして生産資材を選んでいるだろ…
連作をすると土壌病害はなぜ発生するのかということはよく知られていない。このメカニズムを知らないと病害を防ぐことができないだけでなく、作るほどに病害の原因を拡大させてしまうことになる。 (…
人間でも夏バテをするように、作物も夏バテをする。冬は冬で乾燥して水分が不足する。この電話放談会は8月28日に行なわれたものである。夏のことだから、夏にしか通用しないのかというとそうではない。…
この電話会議は7月27日に行われたものである。「夏野菜の弱点を補う」というテーマで開催された。会議の内容は主に根圏についてである。根圏については特集でも冬場の根圏について書いている。合わせて…
3月11日の大震災から6ヶ月が経過しようとしている。津波による被害は時が経てば回復できる。ガレキも片付いてくるし、復興計画も前進することだろう。日本の将来のモデルになるような素晴らしい街が…
園芸店がにぎわっている。家庭菜園がブームになっていることもあると思う。以前は趣味の人が大半だったけれども、最近はプロの方も多くなった。プロの方が多くなった理由は品揃えである。お客様が必要とさ…
今年の秋作は何を植えてみようかと考えることは誰でもやると思う。その時はどうされますか。「種屋さんに行ったりホームセンターに行ったりするよ...」しかしそこに置いてあるのはたくさんの種類だけ。…
世界の食糧はひっ迫している。中東のデモも根本原因は食糧である。日本は食糧の輸入国である。これからも、今までのように輸入できる保証はどこにもない。加えて中国やインドが経済発展して大量に食糧を食…
今は6月である。梅雨という季節であるが、暦の上では初夏の終わりである。春から始めた仕込みの結果が出ている時である。夏野菜の育成、夏果物の生育、葉物などの生育。土壌病害は出ていないだろうか。連…
今回は薬草について、お話をする。薬草を栽培すると儲かるという話ではない。薬草の産地と言えば中国である。その中国が薬草の輸出をしなくなってしまった。禁止をしたわけではない。中国内の消費に追いつ…
いよいよ本格的な農業のシーズンになった。気象の変化は年を追う毎に大きく変化をしてきている。過去のデータベースがあてにならなくなっているのもパターン化されつつある。以前は日本の全国で、それほど…
そろそろ暖かくなってくる。育苗も始まる。「今年もやるぞー」という気持ちでしょう。その気持ちが折れてしまうことがある。「病気」である。病虫害には頭が痛いことだろうと思う。3月の育苗時期に病虫害…
土を改良するというと何を思い浮かべるだろうか。土壌を消毒する。新しい土を覆土する。ゼオライトを入れるなどを思い浮かべるのではないだろうか。多くの人は土という表土に注目する。表土はイコール耕作…
イスラエルは農業大国である。砂漠の国でありながらヨーロッパへの輸出額は桁外れに大きい。農業という産業で自立して利益を出している世界唯一の国である。それ以外はどの国も補助金で農業を支えている。…
雑草は病虫害の大きな原因になる。雑草に関する書籍は驚くほど少ない。重要な問題であるにもかかわらずである。雑草対策ができているのかどうかで畑の良し悪しが決定されると言ってもいい。雑草の話は雑草…
直売所に人気が出るようになって農業のやり方が大きく変化しようとしている。化学肥料と農薬で量を作ればいいという農業から旨味や品質を重視した農法に変化しようとしているのである。生産者の名前が出る…
今回は6月27日に行なわれた電話放談会の内容を記事にした。テーマは「土壌消毒」である。土壌消毒は7月〜8月に行なわれるものである。今は10月なので時期はすぎてしまっている。土壌消毒の目的は連…
信じられない話がある。ある方が土地を借りて3000坪の施設を作った。トマトの栽培を始めた。うどん粉病が多くてお金が返済できない状態になってしまった。その土地を調べてみると、お椀の底のような土…
今年の春は経験したことのないような気象だった。春の長雨どころではない。まるで雨の国にいるようだった。そして異常低温である。一年物はともかく永年樹は大きな被害になってしまった。これが今年一年で…
玄米アミノ酸のぼかしは完成したものを販売していない。種菌を供給して、各自で作ってもらっている。これには理由がある。農業をしている方の大半は肥料を他人まかせにしている。自分では作らない。出来上…
植物を育てる時の温度には二つある。大気温と地温である。大気温度は気象情報として毎日、聞いている。植物を育てるには大気温よりも「地温」が大切なのである。この温度はテレビでは流れない。自分で計る…
どんな仕事にでも「目安」というのがある。目安の元になるのがデータである。農業の場合は土壌診断。いわゆる土壌分析である。全国に500万ヘクタールの農地がある中で、どれくらいの割合で土壌診断がさ…
ここ数年の春は早くから暖かい。長雨が定植時まで続く傾向にもある。このような気象条件の場合は肥料の入れすぎは大きなダメージになることが多い。徒長したり、早くから油虫が寄ってきたり、スリップス…
どんな事業でも同じだけれど、事業の発展は仕組みに大きく左右される。仕組みはその国のリーダーや事業組織の代表が決めるものである。農業にも仕組みがある。しかし日本の国内にいると、それが当り前にな…
政権交代をして農業政策も大きく転換しようとしている。目玉政策の農家に対する戸別補償制度に期待をする人はたくさんいるだろうと思う。補助金を得たら仕事は楽しくなるのだろうか、生活は楽になるのだろ…
土の基本は大きく3つに分けられる。 (1)物理性質 (2)化学性質 (3)生物性質 そんなむずかしい事はどうでもいいと思わないで欲しい。植物を育てるには土壌の性質を知らないとどうにもならない…
この記事は8月に行われた電話会議についての内容である。テーマは「夏の育苗について」である。8月はとっくに過ぎている。12月だから、すでに収穫期に入っている作物も多いと思う。そこで8月の育苗は…
同じ草ではあるが雑草に手を焼いている方は多いと思う。作物は元気に育って欲しいけれど雑草は邪魔物である。多くの人は雑草が勝手に出てくると思っている。 雑草だって適地がある。酸性になるほど雑草は…
お米余りで減反政策が始まったのは昭和40年の半ば頃である。それ以来ずっと米の消費は落ち込み続けている。米価格も下がる一方である。 それまでは銀シャリと言われ、憧れの食品No.1だった。減反…
夏作の収穫も終わりになって栽培をした後の残渣処理がある。すでに処理作業は終了した 人も多いだろう。稲田はこれからだと思う。普通、稲わらは収穫後に短くカットして畑にまくだけで終わってしまう人が…
農業の技術専門書は実に不思議である。技術の専門書といえば古い物は役に立たないように思われるだろう。工業の場合はそうである。しかし農業の場合は違うのである。なぜ違うのか。害虫害でも農薬でも肥料…
生産者を悩ます土壌病害はなぜ起こるのだろうか。土壌病害は連作障害になり収量は毎年、少しずつ減っていくことになる。農業生産の一番大きな悩みになっている。工業生産にこの悩みはない。 実は農業…
イチゴ作りは最晩期にある。最近は夏イチゴも出回ってはいるがまだ少量である。8月から育苗が始まる。イチゴは実に魅力的な商品に成長した。高い収益性が見込める。イチゴの観光農園は千客万来である。イ…
温暖化は加速する一方である。今年の真夏日は過去最高を更新する可能性が大である。そのために8月の野菜が異常高値になる傾向がここ数年続いている。これが8月だけでなく7月中旬〜9月中旬までの2ヶ月…
温暖化は加速する一方である。今年の真夏日は過去最高を更新する可能性が大である。そのために8月の野菜が異常高値になる傾向がここ数年続いている。これが8月だけでなく7月中旬〜9月中旬までの2ヶ月…
アメリカの大統領もオバマになって産業構造は一変する。ガラリと変わる。欧米型の石油を中心にした化石エネルギーによる成長は限界に達したのである。もし中国で12億台のガソリン車が走ったとするとそれ…
栽培がうまくいくかどうかの80%は根圏にある。農業では土作りと良くいわれるがここで勘違いが出てくる。農業は土作りではなく「根作り」なのである。「土ができなくては根もできないと思うけど…」それ…
農業という事業の中で最もやっかいなのは病虫害でも土壌病害でもない。農業経営である。これができる人が少ない。99%が農協まかせのドンブリ勘定である。ひどい生産者になると残金がいくらで借金がいく…
1月は今年の作付けの準備をする月である。いろいろな資材を注文したり、苗床の土を選択したり、苗屋さんに品種の問合せをしたり、忙しい事だろうと思う。 準備をする中で忘れてはいけないことがある。…
とんでもない経済の変化が現実化しつつある。「まさか」という大変化である。それは何かと言うと「所得と給料」が大幅に長期的に減っていくということである。これは世界的な傾向である。所得と給料が大幅…
日本人は大の薬好きである。これには理由がある。日本が近代化される以前の幕府による中央集権制では薬が高価で貴重なものであり、最後の命の綱だった。その習慣がまだ残っている。その時の薬はすべて漢方…
「線虫」という害虫がいる。0・3ミリ〜1ミリぐらいの大きさである。連作するほど増える害虫である。線虫の害を受けない生産者はいないだろう。大なり小なり被害を受けている。施設のメロン生産者などは…
石油の値上りが止まらない。一バレル130ドルを楽に越えた。投機前のダブついたお金が流入して、どこまで値上りするかわからない。 石油の値上りは化成肥料にもろに影響する。昨年10月一袋820円…
世界で食糧の争奪戦が起き始めている。フィリピンで米を買うためにどこまでも出かけるというのである。ハイチでは食糧を求めて暴動が起きている。穀物相場が急上昇して手に入りにくくなったという理由だけ…
中国の餃子問題は国内の野菜生産者に大きな影響を与えている。「中国は危ない。」「国産は安全だ。」国産の野菜に注文が殺到しているのである。スーパーの店頭でも目玉が飛び出るほど野菜が高い。これは本…
果樹は農業生産物の中でも一番に消費意欲の強いものである。値も張る。さらに利益をあげるには秀品がどれくらい作れるかという一点にかかっている。 山形のさくらんぼ生産者で東京の千疋屋と取引きをし…
中国の餃子問題は国内の野菜生産者に大きな影響を与えている。「中国は危ない。」「国産は安全だ。」国産の野菜に注文が殺到しているのである。スーパーの店頭でも目玉が飛び出るほど野菜が高い。これは本…
今年の春先は低温だったけれども暖冬化は毎年、確実に進行している。その証拠に南方に生息しているクマネズミが越冬して東京で大繁殖しているのである。暖かい所に多いシロアリも越冬して横浜で大繁殖して…
「施肥計」と言う言葉がある。実にうまい言葉である。施肥設計は誰がやっているかというと、生産者自身でない場合が多いのである。施肥設計だから、当事者である生産者が行うのが当たり前なはずである。…
生産者は大きく二つに大別されるようになった。貧乏から抜けられない人と豊かな生活を手に入れる人である。この差はどこから出てくるのだろうか。 農産物を栽培して生産するところまでは何も変わらない…
売れる野菜を作りたいという気持ちはみんな持っていると思う。売れる野菜ってどんな野菜・・・・?。「いや〜、そう言われてもすぐには返事ができない・・・」リーキ・トレビス・セロリアック・グラパラリ…
世界一美食好きになった日本人の舌 農水省がすすめている集落営農がうまくいっていない。原因は米の値下がりと設備投資である。小面積の生産者を集めて大規模集落にしたまではよかったが、その…
流 流行っていう言葉はみんな知っているよね。流れていくって書く。終わってみると何だったの・・・・?。最近では小泉劇場。後を継いだ安部さんがわけのわからないことになって、何だったの・・・・。…
今年の夏は全国的に信じられない猛暑だった。74年ぶりに日本最高記録も更新してしまた。連日35℃を超す晴天が続いた。8月はそうだったけれど、6月、7月の中旬までは低温の曇天が続いて日照不足だっ…
今夏、ヨーロッパは異常熱波が続いた。低温が続いた後の急激な熱波である。ギリシャのアテネでは110年ぶりに最高気温の更新である。オーストラリアでは昨年の干ばつから一転して豪雨の被害、米国カリフ…
成功しない一番の理由は、基本を無視することである。基本というのは少しも難しくない。昔からやってきたことを、そのままやり続けていけばいいだけなのである。実は基本というのは変化しない。 今回は…
農業を志して仕事をしている人には共通の夢がある。「誰からも旨いと褒められるものが作れるようになりたい!」そのように思いながら、毎日、畑に行くわけだが、その夢も現実を目の前にすると、すぐに挫折…
野菜に含まれる硝酸体チッソという成分がある。このチッソ成分は、アミノ酸に変化して旨味になるわけだが、アミノ酸に変化せず、そのまま残ると硝酸塩になる。これが大問題なのである。E.U(ヨーロッパ…
植物って、どうやって生きているのか。「なんだいやぶから棒に変な事を言うね。」人間なら口から物を食べて腸に入り栄養を吸収して不要なものを排泄する。 上から下へだよね。健康状態は食べたものによる…
昭和60年代の前後にバブルの絶頂期があった事はよく知られている。バブルの内容は不動産バブルだった。これは農業と関係が深い。農協は空前の利益となった。農地が宅地や大型店に化けた。農産物を作るよ…
微生物は生き物である。目に見えないほどの小さな生き物である。あまりにも小さすぎてまったく目に見えない。もし目に見えるのであれば減ったり増えたりするのがよくわかる。それならば大事にする方法もす…
農業生産者300万人の9割が売上げ200万円以下である。人間の社会というのは実におもしろく仕組みが作られている。農業はなるべくして、こういう業態になっている。言っている意味が良く分からないか…
物があり余る時代が続いている。この状況では消費者の立場が断然強い。選択できるからである。生産者は弱い立場にある。買ってもらえなければ収入がないからである。 (さらに…)…
春になって一番、頭を悩ますのは肥料ではないだろうか。作物を収穫するには「肥料ありき」と誰もが思っているからである。満塁ホームランが打てるような肥料があったらな〜、という想いがあるでしょう。そ…
農作物は売れるほどに大きな問題にぶつかるという話をしたことを覚えておられるだろうか。連作障害である。この問題が大きな壁になり、事業家をむずかしくしているという内容だったと思う。 (さらに…
施設栽培でよく使われている点滴チューブというのがある。使っている方も多い事だろうと思う。一般的には養液土耕栽培と言われている。実はこの栽培方法は天下無敵のすばらしい栽培方法なのである。しかし…
生産者はいままで自由にやりたいように仕事をやってきた。それが大きく変化しようとしている。「GAP」である。これは法律ではない。農業の仕事規範である。このようにして農業をやりなさいという指導で…
夏野菜といえばトマト・ナス・キューリ・ピーマンが代表的である。この果菜類は花芽が次々に咲いて、収穫できる。しかし、生産者によって収穫期間が違ってくる。なんと、上手な人と下手な人では30日も違…
「農業は自然が相手だから、むずかしいよ。」もっともらしく聞こえる。そして自然の変化にふりまわされて、いい結果が出ないと落ち込む。今年のように日照不足、多雨多湿の天候の時は悩みが深くなる。これ…
日本で農業といえば稲作である。その稲作が確実に変化しつつある。もうやっていけない稲作農家が続出なのである。関税700%と手厚い保護を受けてきたが、それも外圧で限界にきつつある。米価は下がる一…
野菜は作物ごとに土壌のペーハーが違うのはなぜなのか。考えたことがあるのだろうか。「種や苗を買う時に袋の裏に書いてあるから、その通りにやっているよ。」それはそうでしょう。ほとんどの人が疑問に思…
化学肥料は使いやすい、効果が早く出る、安い、手軽さがある。日本の高度成長期とともにアッという間に全国で使われるようになった。しかし欠点もある。土壌に膨軟性がなくなることである。病害虫の被害も…
生産者の人なら誰でも大なり小なり「肥料あたり」を経験しているのではないだろうか。投入した肥料が裏目に出て、まったく元も子もなくしてしまう事である。 (さらに…)…
作物の大敵は憎い害虫である。これさえいなければと思っている生産者も多いはずである。そこまで憎い害虫のことをどれだけ知っているだろうか。ほとんどの方が知らないのではないだろうか。敵のことを知ら…
これからの農業はどう変化していくのだろうか。将来の事はわからないと思われるかもしれない。そのようにのんびり構えていられないという時代に成ったのである。いままで通りという事は「農業の廃業」を意…
臭化メチルが禁止された。臭化メチルは土壌消毒になくてはならないものだった。使い方が簡単で、それなりに効果が期待できた。モザイク病・ウイルス病には特効薬として使ってきた生産者も多いと思う。それ…
土壌の生物性をコントロールする方法 (さらに…)…
秋作に備えての土壌管理 (さらに…)…
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「暗渠排水」中国でも大成功! (さらに…)…
水耕と土耕の違い (さらに…)…
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どうすればいい?夏作後の土壌崩壊 (さらに…)…
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