200g1パック5円の悔しさから売上げ8000万円にまで成長!農業を夢のある仕事にしたい…

200g1パック5円の悔しさから売上げ8000万円にまで成長!農業を夢のある仕事にしたい…

 北海道の石狩平野に大塚裕樹さん、早苗さん夫婦がいる。農業を夢のある仕事にするという大きな目標を持っている。生産直売を中心に年8000万円を売上げている。主力は無農薬栽培のミニトマトである。

 大塚さんは150年前に入植した4代目である。21歳の時に慣行でミニトマトを作り市場に出荷した。やっと収穫できて、市場に出荷。喜びも束の間であった。200gのパックがなんと5円。これでは食っていけないとがっかりした。それから一念発起。販売に力を入れることにした。どうやったら売れるかを必死で考え始めた。そのためには差別化である。無農薬水耕栽培の取り組みをした。4年でものにした。運動会に合わせて出荷をした。

 200g1パックが480円もした。もちろん市場ではない。直販した。価格は自分で決めたのである。価格を自分で決められないと利益が確定できず、投資もできない。人も雇用できないことに気がついた。市場出荷の150倍になったのである。それからは有機栽培にこだわり、減農薬を中心に60品目の野菜を契約栽培するまでに成長していった。栽培にも販売にもこだわり続けたのである。

 大塚さんのいる新篠津村は、札幌の千歳空港に近い。そこに売店を出すことを考えた。有機栽培の干芋、枝豆、かぼちゃ、人参で作ったプリン、有機野菜の元気スープ、有機野菜のドッグフードなど、多彩な商品がある。
楽して儲かる農業みーつけた

 ネーミングやデザインの商品作りは奥さんの感性を活かしている。商品価格はやや高めに設定して、お客様が自分へのご褒美を感じられるようにしているというのである。

 この他にも数多くの企画をしている。例えば家族で体験する農場体験。家族で農業を体験してもらうのである。ハウスの中で自家製野菜を一流シェフに調理してもらう畑レストランなどである。

 その結果、2014年日本農業賞の大賞をもらうまでになったのである。売上げが8000万円もあれば十分な収入である。子どもさんも3人いるそうだが、サラリーマンをしているよりも夢が持てることは確実だと思う。農業は楽しいと子ども達に思ってほしいと思いながら歩んだ道だった。売上げ8000万円なんて、とてもできないと思うかもしれない。大塚さんだって最初から出来たわけではない。こんなに苦労して作って200g1パック5円に怒りを感じたことが出発点である。

 この時に怒りを感じなかったら現在はない。そして妥協せず自分の考える道を歩んだのである。自分が目標とするものがあるからこそ奥さんもついてくる。やってみようと思う気になる。そこからアイデアが湧いてくる。目標達成した時に大きな喜びが出てくる。

 もっとも大切なのは決断なのである。決断なくしては何も始まらない。大塚さんは21歳の時に始めて20年。夢は実現するのである。基盤が出来た今、さらに成長を続けていくことだと思う。

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