長野県のアスパラガス生産量は10年前の半分に減る!原因は茎枯れ病で廃業者多数!
貴社の楽して儲かる農業を楽しく読ませていただいております。
資材の効果は良く理解できますが、具体的な事例がもっと沢山あればありがたいと思っています。(効果を秘密にしている人も多いかも)
私はアスパラガスを栽培していますので、ご相談お願いします。
サラリーマンを辞め、今年でアスパラガス専業農家として4年目になります。長野県のアスパラガスの生産量は日本で第三位ですが、10年前と比べ、約半分に落ち込んでいます。原因は高齢化もありますが、茎枯れ病の発生で栽培を辞めた農家が多いのも大きな原因と言われています。農協中心に対策を取られていますが、ハウス栽培、雨除けビニールなどの費用が発生し、費用対効果が疑問です。
私は以前にも質問させていただき、もみ殻ぼかしと玄米アミノ酸酵素液の葉面散布を続けています。今年は3年目になり、その効果を期待しております。昨年は茎枯れ病の発生が少なく良かったのですが、玄米アミノ酸酵素液の効果なのか立茎時の降雨が少ない天候のためなのか良く解りません。貴社でアスパラガスに対する効果の具体例がございましたら教えてください。
私の圃場は20aが4枚あり、昨年初めてもみ殻ぼかしを各400㎏ずつ入れました。今年も同じ量を入れるつもりです。時期は決めてなく、出来たら入れ、出来たら入れを繰り返す予定です。玄米アミノ酸酵素液は液消毒時(7月立茎から9月中旬までに約10回)に2000倍を必ず使用しています。この使い方も良いのかご教授お願いします。
長野県 N様
アスパラガスの根は、根コブを押さえることが出来るぐらいに強い植物!
乳酸菌もみがらぼかしで十分である!
アスパラガスはユリ科の植物で、とても強い性質を持っている。ネギやニラと同じ。アスパラの根は粉砕して畑にまけば根コブセンチュウの対策になるぐらいの薬効もある。その植物が病害でダメになるというのは、よほどの間違ったことをしなければそうはならない。原因は化成肥料と未醗酵の有機肥料。特にアスパラは動物糞を大量に投入する生産者が多い。その結果が10年で半減するほどの病害を作り出している。
元々強い性質を持っているものだから、乳酸菌もみがらぼかしだけで十分に育つのである。よけいなことをしない方が仕事を増やさなくてすむ。追肥も乳酸菌のもみがらぼかしでいい。芽出しの時に玄米アミノ酸酵素液を使う。それだけですばらしいアスパラができます。くれぐれも、わけのわからないことをやって仕事を増やさないようにしてください。