「有機肥料」の価格が大幅に上昇!その背景にある新興国の経済発展の意味とは…

「有機肥料」の価格が大幅に上昇!その背景にある新興国の経済発展の意味とは…

 農業は土に向かって黙々と仕事をするというイメージが強い。土に向かっていると仕事をしたような気持ちになる方も多いと思う。趣味ならそれも良しである。しかし、農業で収入を得る必要があるとしたら話は違ってくる。土に向かって仕事をすることは大切だけれども、それだけでは収入にはならない。視野が狭すぎるのである。
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 時代は大きく変化している。化学肥料や農薬は安くならないと何度もお伝えをしている。これはASEANやアフリカなどの新興国の発展が大きな需要を作り出しているからである。経済発展をすれば収入が多くなる。収入があると、飢えを満たすことに支出される。食料をいくら増産しても足りないのである。

 日本では考えられないが、世界には満足な食べ物を得られない人たちが数多くいる。文化的な生活も必要だが、まず食料である。それから道路や鉄道、橋などのインフラである。 
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 新興国の発展によって、経済の仕組みまで大きく変化している。そして私たちの農業にも大きな影響を与え始めている。それはズバリ「有機肥料」である。これが異常に値上がりしている。少し前の倍である。多量に使う人は石油の値上がりより痛いかもしれない。なぜ有機肥料は値上がりしているのか。ここが重要なのである。一番の原因は肥料の需要増ではない。動物の飼料の増大である。飢えを満足させるといっても、最初は米や小麦の穀物かもしれないが、次は肉である。肉の需要が爆発的に増大している。穀物と一緒に食べるものである。

 どの国のどの人たちでも肉はご馳走なのである。重要なタンパク源だから本能的に欲求があるのかもれない。イスラムでは豚は食べない。ヒンズーでは牛は食べないなどの制限はあるにしても、それ以外の食べられる食肉は食べるのである。肉を作るには穀物が必要である。ナタネ粕、大豆粕、小麦粉(フスマ)などは飼料に回されることが多くなった。その方が高く売れる。
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 もう一つ大きな理由がある。それは加工する場所である。多くの食品メーカーは現地生産に切り替えている。以前は原料を輸入して国内で加工していた。それでは効率が悪い。現地で生産して商品だけを輸入した方が効率がいい。残った粕は国内に持ち込むのではなく、現地で売れるようになったのである。
 飼料で高く売れるということは、有機肥料はさらに値上がりをするということである。
 それは大豆粕、ナタネ粕、小麦粕、鶏のフェザーミール、豚の爪なども同じである。さらにもう一つ理由がある。収入を得て、食べることに満たされると次の欲求が発生してくる。「もっと旨いものを食べたい」。そうすると有機肥料は不可欠のものになる。

 時間を戻して少し前の日本を振り返ってほしい。私たちの食生活と同じ変化の道をたどっているのである。空腹を満たしたい、旨い物を食べたいというのは、全世界の人類に共通していると言える。有機肥料はいくらあっても足りないということになる。価格が下がるというのは考えにくいのである。
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 このことは私たちの農業にどんな影響を与えることになるのか。有機肥料は多くの生産者が使用している重要な資材である。
 化学肥料だけで作るという方は少ないと思う。化学肥料プラス有機肥料が大半だと思うのである。そのどちらもが急激に値上がりをしていく。生産コストは上昇の一途である。現在でも厳しいのに、これ以上値上がりをしたら何をすればいいのかという気持ちになる。まして、有機肥料は土壌改善には欠くことができない。質の高い農産物が作れたのは、有機肥料が大変に安価で手に入ったからである。それが出来なくなった。新興国の人たちが豊かさの意味を具体的に理解し始め、現在となっては、今までのような栽培は不可能になったと言わざるを得ない。化学肥料にしても、有機肥料にしても、農薬にしても、値上がりの幅の大きさと時間、あまりにも短時間で急速である。変化に対応できる余裕というのがまったくないと言ってもいい。
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 この値上がりは、安定に向かうことも値下がりすることも考えられないと話をした。この背景には人間の本能的な欲求があるからである。しかし、本能的な欲求は大きな環境破壊と汚染を生み出していく。肉食を続ければ、穀物は明らかに不足していく。永続的ではないのである。いずれ大きな社会問題となる。それも国内の話ではなく、世界的なレベルで社会問題化する。それは目前にせまっているかもしれない。

 永続可能な食生活とは何か。それは野菜中心の食生活である。野菜が見直される時代が来ると思う。でも野菜であれば何でもいいというわけではない。おいしいことが重要である。安心・安全も必要である。そうすると、化成、有機、農薬では作れない。野菜の成分バランスが悪すぎる。チッソ過多、カリウム過多が大半である。美味しくなければ消費者から見向きもされない。
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 玄米アミノ酸微生物農法は化成肥料はもちろん、有機肥料も農薬も使わないのが原則である。微生物による資材だけを使う。安心・安全でおいしいものができる。値上がりするような資材は使わないわけだから、生産コストが上昇することもない。安定している。

 玄米アミノ酸微生物農法は時代の要望にマッチしているのである。永続可能、再生可能な栽培農法と言えるのである。時代の変化に一喜一憂していては利益は見込めない。時代の流れを知ることは収入を得るために、とても大切なことだと言えるのである。

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