土壌病害を出さない人には共通点があった!

土壌病害を出さない人には共通点があった!

玄米アミノ酸 信じられない話がある。ある方が土地を借りて3000坪の施設を作った。トマトの栽培を始めた。うどん粉病が多くてお金が返済できない状態になってしまった。その土地を調べてみると、お椀の底のような土地で、どこからでも水が入ってくる。さらに悪い事には青粘土質の土壌だった。


貸す方も借りる方も何も知らなかったのである。こういう話は珍しくない。

 農業で一番深刻なのは土壌病害である。一つ一つの病害については知っていても根本のところを知らない人が大半である。一度、土壌病害が出てしまうと、それを根絶させることは至難の技である。ほとんど不可能といってもいい。

 土壌病害は出さないことがもっとも重要なことである。「そんな事を口でいうのは簡単だが、やってみろよ。できるわけないから…」病害に悩まされている気持ちはよくわかる。法則がある。「土壌病害を出さない工夫をしている人は多くいるが、出てしまった病害を根絶させた人はいない」のである。土壌病害を出さない人はどういう工夫をしているのだろうか。不思議なことに、それは病害を出している人の原因をすべて消し去っていることなのである。表と裏の関係にあると言ってよい。

玄米アミノ酸(1)土の中の有機物が不足している。
 化成ばかりを使っている、有機物の材料がない、緑肥を使うにも畑があかないなどが、有機物が不足する原因である。有機物が不足すると善玉菌は消える。

(2)未熟な有機物を入れる。または大量に有機物を入れる。
 未熟な有機物はガスが湧いて悪玉菌の温床になる。有機物は入れたとしても10アール2tが限界。それ以上に投入すると酸素欠乏になる。

(3)排水不良
 耕作土層の下がどうなっているのかが重要なのである。水が逃げないと水は腐る。悪玉菌が出てくる。

(4)耕作土層の不足
 ロータリ耕は歯がくるくる回る構造になっている。しかも浅い。同じ動きを何度も、くり返すと鏡のようにツルツルに硬くなる。排水不良になる。

玄米アミノ酸(5)大型トラクター
 タイヤの圧力で土が硬くしまる。しかも表土ではない。20cm〜30cmの根が伸びる所が硬くなる。土が硬くしまると酸素はなくなる。

 一つでも当てはまると土壌病害は出る。二つなら確実に出る。土壌病害を出さない人は五つのすべてをやっていない。

 次に肥料について土壌病害の原因を探ってみよう。

(1)化学肥料の使用一辺倒の人
 化成は便利で使いやすい。使い続けると土が硬くなる。酸素がなくなる。悪玉菌の環境が整う。

玄米アミノ酸(2)特定の成分不足と過剰
 土壌成分を調べていない人に多い。自分のクセで何かが良いと思うとずっと入れ続けてしまう。そうすると過剰になる。入れやすいのは石灰。ペーハーが上がりすぎてしまう。不足しやすいのは微量要素。作物によって吸収される成分が違う。アブラナ科はホウ素を吸収する。連作するとホウ素不足になる。

(3)肥料成分が多く残っている
 これは肥料のやりすぎが原因。残れば腐る。腐るとガスが湧く。悪玉菌が発生する。
 一つでも当てはまると土壌病害になる。土壌病害を出さない人は常に分析をしてバランスを取っている。勘ではできないのである。

 次に防除の間違いというのがある。

(1)土壌消毒の不徹底
 太陽熱消毒は冷夏になると効果はうすい。フスマの還元消毒は排水が悪いと酸素欠乏の原因になる。薬剤は全滅させてしまい土壌が弱る。土壌消毒を徹底することは最初から、むずかしいのである。

玄米アミノ酸
(2)トラクターのタイヤが病原菌を広げる
 トラクターだけではない。作業機械全般に言えることである。特に共同利用している機械は危険である。

(3)植物残渣の廃棄処理の間違い
 病害になった植物は焼却か埋立てをする。これは徹底しないとダメ。そのまま、すき込みをしたら、間違いなく病気を作っているようなものである。

(4)タンクの中にも病原菌がいる
 時々、空にして消毒をする。

(5)使う種子の消毒
 耐性菌がついていて薬の効かないものもある。土壌病害の危険はあらゆるところに隠れている。土壌病害を出さない人は、そのすべてに対応しているといってよい。

 最後にいくらやっても出ないという人に共通点がある。土壌病害・究極の対策である。水のたて浸透が良い土壌である。小砂利、礫(レキ)、砂が多い土壌である。たて浸透がもの凄く良い。そうすると、土壌の病害は出ない。

 土壌病害は生産者の一番の悩みである。玄米アミノ酸はこのことに、なんとか対処できる方法を考えている。近日中に公開できると思う。楽しみにしていて下さい。

関連記事

  1. 「育苗」技術をマスターすれば収穫期間を大幅に延長できる!
  2. 夏作で5ヶ月間収穫できるようにする知恵はどこから生まれてくるか!
  3. 作物の生長には「水分」が命!水分コントロールができれば収入まで変えられる!
  4. 「定植」の仕方を間違えば生長は1ヵ月も遅れる!
  5. なぜ「畝」は立てるのか・・・?「定植」をするとはどういうことなのか・・・?プロの技術がある!
  6. シリーズ「栽培の基本」異常気象に対応した「育苗」の仕方!
  7. シリーズ「栽培の基本」「種子」と「育苗」の消毒は本当に必要なのか・・・?生命力の源泉は「菌体」にあるという現実!
  8. シリーズ「栽培の基本」病害の出発点は「購入苗」にあるという現実が理解できるだろうか・・・?
  9. 自家配合の「培土」を作ると土作りが見えてくる!
  10. シリーズ「農業の大切な基本③」冬場の「水分過多」と「高濃度養液」は 土を冷やし百害あって一利なし!