エルニーニョ現象は数年周期で必ずやってくる!対策の結果はどうだったのか…

エルニーニョ現象は数年周期で必ずやってくる!対策の結果はどうだったのか…

 今年はエルニーニョが発生した年である。6月から、今までを振り返ってみてほしいのである。地域によっては雨、雨、雨だった。西南地区は猛暑。それも普通の猛暑ではない。湿度のとても高い、ムシムシした猛暑である。東日本は寒かったり、暑かったりの繰り返し。場所によっては長雨になった。

 エルニーニョとは、もともと何なのか。風があまり動かないと言えば分かりやすいのだろうか。通常の夏は三方向から高気圧が張り出してくる。南からくると、これは台風になる。そして中国からくる、太平洋からもくる。それが、中国から高気圧がやってこない。太平洋からもやってこない。南からだけやってくるのがエルニーニョなのである。

 北のシベリアからは寒気団が降りてくる。暖気と寒気がぶつかり合い、豪雨になる。長時間降る。暖気と寒気の差が大きいためにゲリラ豪雨になる。関東から一部東北にかけて多発する。高気圧が張り出してこないために偏西風の流れが安定する。雨が降る所は何回でも大量に降ってしまうのである。それで大災害になる。これがエルニーニョなのである。

 農作物は良い所と悪い所が明確に分かれる。東日本と北海道は日照不足と低温になる。逆に中部から南は猛暑になり、稲作には良くない。共通していることは病害が多発する。雨の多い所は根腐れに悩まされるに違いない。

 異常気象にエルニーニョが重なると、どうなるのか。それが今年だった。10月とはいえ残暑である。まだ油断はできない。
 このような年は乳酸菌もみがらぼかしを使った所と使わなかった所では極端な差が出てくる。ロータリー耕と化学肥料で栽培した所は大きな被害が出たことだと思う。

 エルニーニョ現象は3年~5年周期で必ずやってくる。それも世界的に激しさが大きくなっているはずである。どういう所にどんな問題が出たかは検証しておく必要がある。原因もある程度、予測しておく必要がある。

 農業は毎年が一年生では、何の進歩もない。気候といえどもパターンが必ずある。しかも長期予報まで出ている。長期予報を出すには根拠となるデータが必ずある。何回か練習を繰り返すことで当たらずと言えども遠からずという予測が出来るようになる。そうすれば対策も取れるようになるのである。

 エルニーニョの年は特にそうだが、激しい異常気象と言われているにもかかわらず、同じ慣行の栽培方法を繰り返す。これではあまりにも知恵がなさすぎである。利益が出たら奇跡である。自殺行為に等しい。情報の少なかったひと昔前なら分からないでもない。現在はどのようにも情報が取れる。対策はできるのである。もう一度、言うけれども気象条件が大変化しているのに、栽培方法を変化させなかったら、大損するに決まっているのである。利益が出ないことを気候のせいにするのもいいが、そのツケは全て自分に返ってくる。欲しい収入がないということになるのである。

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