有機農業を大幅に簡素化できる「玄米アミノ酸」

有機農業を大幅に簡素化できる「玄米アミノ酸」

玄米アミノ酸 2010年10月に韓国の有機農業協会の済州島総会が行なわれた。協会様の御好意により招待を受けて「玄米アミノ酸」の講演をした。以下は講演をした内容である。あなた様にも参考になると思い掲載をした。

玄米アミノ酸
 有機農法とは有機物の肥料を使って栽培することであるのは言うまでもない。有機物の肥料を使えば誰でも同じ結果が出せるかとなると答えはノーである。栽培する人によっては大きな差がでてくる。無機物の化学肥料と農薬を中心に使えば栽培する人による差は小さい。ところが化学肥料と農薬づけの商品は人間の健康に危険性があることがわかってきた。所得が高くなって生活が豊かになると食べるだけでなく健康であることが商品価値の判断基準になってきた。一般的には有機物イコール安心・安全・健康というイメージが定着しつつある。化学肥料ができるだけ少ない農作物がおいしくて健康にも良いという傾向は強くなる一方である。

 有機農業と一口に言っても生産する人によってこれほど大きな違いのあるものはないと思う。その原因は有機物の種類があまりにも多いからである。どんな種類のものをどれだけ投入するかで、もちろん結果は大きく違ってくる。家畜糞などを大量に使えば硝酸態のチッソが残留して安心・安全とは程遠いものになってしまうことも珍しくない。消費者からみた場合でもこういう危険性を知る人は少ない。

玄米アミノ酸 有機農法をもっとも難しくしている原因は病虫害である。連作障害、土壌病害、カビ病、害虫害などである。工業製品は少品種を大量に生産するほどにコストは下がってくる。例えば薄型テレビ。最初は高いけれども大量に生産が始まると価格はどんどん下落する。有機農産物はこの逆である。再生産するほどに問題が多く発生して複雑になってくる。特に連作障害は解決の難しい問題にまで土壌が病んでしまうことも多いのである。果樹でも表年と裏年の差が大きくなる現象は土壌のバランスが崩れているからである。

 アプローチが同じであれば同じ結果しか得られない。有機農法に関する問題を解決したいとすれば、やり方を変えないといけないのである。

玄米アミノ酸 有機農業に関するこれらの問題を解決するために作られたのが「玄米アミノ酸」なのである。玄米アミノ酸は玄米を100%原料にして優秀な乳酸菌と酵母菌を使い、特殊な方法で発酵させたものである。原材料が玄米100%であるため言葉を変えると発酵食品である。人間が普通に口にできる食品なのである。そのため安心と安全は最初から確認されたものである。なぜ玄米アミノ酸が有機農法のいろいろな問題を解決することになるのだろうか。そのことを理解してもらうために植物を育てる土の成り立ちを説明したいと思う。土は岩石から作られる。雨が降って岩石にヒビが入る。さらに雨が降って岩石に含まれる鉱物質が溶け出す。その鉱物質をエサに微生物が発生する。微生物が分泌物を出して岩石を溶かす。岩石がボロボロに砕ける。苔が生える。光合成をする植物が育つ。植物の根が岩石を砕く。微生物がさらに繁殖する。これを永遠に繰り返しているわけである。

玄米アミノ酸 土の成り立ちからいっても植物を育てるのに最も大事な要素は、微生物と光合成なのである。有機農法の原点もここにある。肥料をつくりだしてくれる優秀な微生物と光合成を促進させてくれるものさえあれば作物は育つのである。単に育つのではない。もっとも自然な状態で育つのである。多くの生産者が望んでいる理想の栽培である。表年もなければ裏年もない。病虫害の被害も少なくなるのである。手間もかからずに収穫ができる。品質も自然にもっとも近いのだから悪いはずがない。形も良く色つやも良い。花芽も多く受粉も活発になる。

玄米アミノ酸 有機農法で失敗する一番の原因は肥料の入れすぎである。肥料をたくさん入れるほどに収穫がでると勘違いしている人が多い。特に日本ではそうである。それは有機農法の原点を間違っているのである。EC濃度が高ければ少ない収入が増えるから、とにかく有機肥料をこれでもかというくらい投入すればいいと思っている。だが結果はどうだろうか。それは皆様がよく知っていると思う。微生物が多すぎれば土の中の酸素が欠乏して土壌障害を起こしやすくなる。

 微生物ということを中心にして考えれば大量の有機肥料は必要ないのである。せいぜい10アールで200?もあれば十分である。それではチッソ成分が少ないだろうと思うかもしれないけれど、チッソ成分は微生物が作り出してくれるのである。さらに具合のいいことに必要な分だけのチッソ成分を作り出してくれる。そうすると自然に土壌病害がでてくる原因も少なくなるのである。

 玄米アミノ酸には液体と粉体がある。液体は光合成を促進させるために、粉体は微生物を作り出すために作ったものである。玄米アミノ酸粉体では米ぬかぼかしというものを作る。一週間ほどで作れる。温度が55℃前後でストップする。誰でも失敗なく作れる。米ぬかのタンパク質が分解されて香りが良い良質なぼかしができる。ぼかしは何を作っているのかといえば良質な微生物を繁殖させているのである。米ぬかのぼかしは一つの例である。皆さんが作っている肥料にも使用できる。出来上がった肥料に0.2%の液体を入れて再醗酵させる。さらに上質な肥料になる。上質な肥料という意味は優秀な微生物が爆発的に増えるということである。もちろん酸素を好む好気性の微生物である。ナタネ、魚粉、完全発酵した家畜糞、乾血粉、骨粉、バッドグアノなどの有機肥料を微生物肥料に変えることができるようになる。チッソ成分量だけで考えたら10アール1tとか2tの投入になってしまうけれど微生物肥料であれば1/10の量で済むことになる。作業的にも非常に楽になる。

 それでどんな結果がでているのかということは興味があると思う。果樹では農林水産大臣賞の受賞者が二名もでている。各地の品評会でも最優秀が続出なのである。台風による塩害も最小限で回復したとか、肥料が半分になったけれど作柄は例年並みだったとか常識では考えられない結果の続出である。

玄米アミノ酸 そんなに良いのであれば微生物をつくる発酵菌株なんてどこにでもあるものだから身近にあるものを使っても同じではないのかという疑問が出てくる。発酵というと、分っているようだけれどまったく未知の分野なのである。菌株によって大きな差がでてくる。多数の微生物の中から優秀な菌株を発見するのは非常に困難である。玄米アミノ酸の菌株も農業博士の今井先生によって日本の伝統食品である味噌から発見されたのである。この菌株がどれほど優秀であるかは玄米アミノ酸の液体の説明をすれば理解できると思う。玄米アミノ酸の液体は玄米を麹醗酵させて、それに水を加えて乳酸菌と酵母菌を加えて発酵させる。乳酸菌が酵母菌を食べて乳酸菌のみになると、乳酸菌が乳酸菌を食べ、0になるまで発酵させて作られる。殺菌はしない。そうすると菌が0であるにもかかわらず液体は菌の働きを記憶しているという現象がおこる。玄米アミノ酸の液体を使ってみるとあたかも菌が活発に働いているかのような結果を出すことができるのである。それにもう一つ重要なことがある。乳酸菌が働いていく中で遊離アミノ酸というものが生成される。聞きなれない言葉かもしれない。アミノ酸はいろいろなタンパク質の中に含まれている。しかしタンパク質が分解されて遊離アミノ酸にならないと働くことはできない。農業資材にもいろいろなアミノ酸資材がある。ほとんどの場合は有機質のアミノ酸を含んでいるという意味である。アミノ酸を含んでいるだけではダメなのである。しかし遊離アミノ酸の状態になるとすでに変化をしてしまうのである。例えば酒にも遊離アミノ酸はある。しかし時間が経過すると酢になってしまうのである。化学的なアミノ酸は水に溶かすとすぐに変色する。すぐに酸化してしまうのである。アミノ酸が遊離した状態で、安定させることはできなかったのである。アミノ酸を遊離した状態で安定させることができたのは、玄米アミノ酸がおそらく世界で初めてだろう。(続編につづく)
玄米アミノ酸

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