冬場に大きな負担になる「暖房代」はどうやって節約できるのか!

冬場に大きな負担になる「暖房代」はどうやって節約できるのか!

 冬場の大きな問題は「油」の問題だと思う。とにかく高い。安くならない。暖房代をどうすれば下げられるかである。面積が大きければ大きい程、負担も大きくなる。
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 暖房代がなぜ大きな問題になるのか…は理解できていると思う。マーケットはこのことを見透かしたように価格が決定されていくのである。市場に出荷すると、暖房代を上乗せできないようになっている。不思議なものである。日本は南から北まで細長いので、暖房代をそれほど必要としない地区が基準になっていると思われる。暖房代に経費をかけるほど、利益は出なくなるという構図になっている。何のために暖房を焚いているのか分からないのである。

 そのために、冬場は無加温にして出荷を抑制する生産者も多くいる。加温するメリットがないのである。別の見方をすると、以前とは比較にならない程、流通費が増大している。油代が高いために、燃料をチップに代えたり古タイヤに代えたりする方もいる。その場合は、燃料設備を交換しなくてはいけない。設備投資がいる。旧設備の返済が終わっていればそれも出来るが、そうでない場合はさらに大きな負担になる。一言で言うと、八方塞がりである。
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 何のために暖房するのか。「植物が育つのには適切な温度が必要だから…」それはどの部分に必要なのか。そこを間違っている方が多いのである。一番大切なのは、「土の温度」なのである。土の温度が上がらなければ、室内をいくら暖房しても意味はない。

 土の温度は化学肥料では上がらない。土が硬い程上がらない、チッソが多い程上がらない。「でもマルチをしたらどうなの…」冷えた土にビニールをかけたらどうなると思うか。土とビニールとどちらが冷えやすいか。ビニールに決まっている。冷えた土に冷えたビニールでは、地温はまったく上がらない。もちろんビニールは温まる時も早い。でも、土の表面にしか影響しない。地温を上げるまでにはいかない。

 地温を上げられるのは微生物しかいないのである。微生物が活発に働けば熱を出す。ぼかしを作った時に熱が出るのと同じ理由である。ぼかしを作る時は、微生物の力だけで60℃にもなるのである。だからわずかに働いたとしても地温は上がるのである。
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 乳酸菌もみがらぼかしを投入したら、4℃~5℃も違う。しかも下に深く根を張るほど外気温の影響は受けにくくなる。茎から上は凍らない程度でいい。つまり室温は5℃~10℃でもいいのである。20℃なんていらない。そんなのは意味がない。日が昇れば施設の中は20℃ぐらいにはなる。それで十分なのである。これだけでも暖房代はどれくらいの違いが出てくると思うか。何百万円単位で出てくる。農業生産者はこのような原価計算に非常に弱いのである。暖房を焚いても増えるのは燃料費だけでは何のための暖房なのか、さっぱり分からないことを深く掘り下げなくてはいけない。

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