乳酸菌もみがらぼかしの肥料成分はどれくらいあるのか…?ぼかしに含まれる微生物が作り出す肥料成分は…?

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「乳酸菌もみがらぼかし」については、まだいろいろな誤解がある。その一番目が本当にこれだけで肥料分は十分なのかというものである。その根拠は「そんな話は聞いたことがない…」だろうと思う。何度も言っているように、今までにもみがらは分解できなかった。そのために肥料として使えなかったのである。必要な成分がすべて含まれていることは農学の世界の常識なのである。分解しないと炭素分が多過ぎて、チッソを奪い取ってしまう。厄介者なのである。だから焼いて稲田に戻すしかなかった。現在でも産業廃棄物扱いなのである。分解させる技術がないのである。「そんなことはないよ。もみがらを有機肥料として醗酵させている人はいるよ…」
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 それは醗酵ではなく腐敗である。多くの場合は嫌気性の菌を使う。密封状態にして寝かせるのである。これを土壌に使うと、いい面もあるが悪い面も出てくる。使う人によって大きな差が出る。一般に普及する方法ではないのである。土壌に投入するには好気性でないとダメなのである。好気性の菌は酸素がある所でよく働く菌である。俗にいう善玉菌である。これが増えると悪玉は少なくなる。問題が大幅に減るのである。それだけではない効力がたくさん出てくる。これはもみがらを好気性菌で分解できたからである。それが、今までに出来なかったのである。乳酸菌もみがらぼかしを作っている方は当たり前のようにやっているかもしれないが、日本農業史だけでなく、世界的にも前例のない、凄いことなのである。

 普通にもみがらが分解できていると、そんな大袈裟と思うかもしれない。その程度の評価しかないと、この技術は活かせない。

 もみがらは完全栄養物と言われているぐらいに必要な要素は揃っている。米ぬかが栄養分が豊富というのはすぐに理解できるだろう。玄米をイメージしてもらえばいい。ところが表皮は硬くて消化が悪いので白米になった。米ぬかをそのまま畑に撒いても同じことが起こる。土の中では分解されない。せっかく栄養分があるのに使えないのである。人間が消化できないものを土が消化できるわけがない。え!と思うかもしれないが、土も生き物なのである。
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 本題に入ろう。もみがらと米ぬかと半分ずつ合わせた乳酸菌もみがらぼかしの肥料成分はどれくらいになるのか。
 チッソ3%、リン酸0.76%、カリ1%、マグネシウム0.5%、カルシウム0.57%、この他に珪酸、マンガン、鉄、亜鉛を含んでいる。これはあくまでも参考的な数値である。産地によって成分量は異なる。これぐらいを目安に考えておけば良いという基準値である。10アールに300㎏を投入するとしたら、必要な成分量は十分に含んでいる。これだけで作物は育つのである。
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 しかも大切なのは成分量があるということではない。ここを誤解してはいけない。有機物が醗酵によって分解され、植物が肥料として使える状態にあるということである。さらに、これは有機物に含まれている成分量だけの話である。微生物の働きは関係していない。醗酵しているわけだから、当然、微生物はたくさんいる。この微生物が活動をする。

 微生物が活動するということは、土壌に含まれている有機成分を分解してくれるということである。ここで新たに土壌に含まれている成分が使える状態になる。これは数値で表現することはできない。土壌の持っている性質によって大きく異なる。一番は粘土質、二番は砂土、三番は黒ぼく、四番は赤土。一番肥料成分を引き出してくれるのは粘土質なのである。なぜなら分解が進行していない土壌だからである。粘土質で上手に育てた作物ほど美味いものはない。まさに天の恵みのミネラルがタップりなのである。粘土は作りづらいという観念が大きく変化する。
 もちろん、土に含まれるチッソ・リン・カリ・マグネシウム・カルシウム・鉄・亜鉛・マンガン・銅などを引き出してくれる。これでも、肥料成分が足りないというのだろうか。十分過ぎるくらいなのである。
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 実はこの件について、長崎県のEさんから、ご質問をいただいた。乳酸菌もみがらぼかしはどれくらいの成分量があるのかというのである。成分量をFAXすると「これで間違いないか」と念を押された。最初はクレームかと思った。ところがEさんはぼかしの他に牛糞堆肥・ぼかし昆布・魚粉・石灰などを投入していた。スイカのツルが大暴れをした。大玉になったけど、糖度が低かった。後半でアブラムシが大発生したということだった。

 Eさんは、会社を経営されていて、理解が早く、チッソ過多に気がついたのである。このような間違いをしている方は数多くいると思う。乳酸菌もみがらぼかしだけでは育たないと思い、他の有機肥料も一緒に入れた。病気がたくさん出たという経験をされている方は少なくないと思うのである。手間ひまかけて、自分で自分の首を絞めているのである。
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 この背景にはたくさん肥料を投入しないと育たないという固定観念と強迫観念がある。それがトラブルを発生させている最大の原因とも気がつかずにである。
 なぜ楽して儲かるなのか…?余計なことはやらなくても自然という大きな力が働いてくれるから楽して儲かるのである。もちろん組み合わせが違ってくれば成分量も変わってくる。この話は別の機会にしたいと思う。

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