時が経つほどに深刻になる土壌汚染!原発事故の何が問題なのか

時が経つほどに深刻になる土壌汚染!原発事故の何が問題なのか

玄米アミノ酸  3月11日の大震災から6ヶ月が経過しようとしている。津波による被害は時が経てば回復できる。ガレキも片付いてくるし、復興計画も前進することだろう。日本の将来のモデルになるような素晴らしい街が再興されることだろうと思う。


亡くなられた方の為にも住みやすい街を再興してほしいと願うのである。

 問題は福島の原子力発電である。一年ぐらいで終息するようなことを言っているが、実は時間が経つほどに深刻さが深まっていくのである。政府はもっと真実を伝えることに努力すべきであると思う。

 時間が経つほどに深刻になるというのはどういうことなのか。土壌汚染問題がある。

 現在でもシーベルト測定をして安全であるとかないとか言っているけれども、一時的な問題と勘違いしていないだろうか。核物質の恐ろしさは広島・長崎で体験しているにもかかわらず、まるで語られることがない。広島はウラン235がわずか10kg×2の20kgが投下されたに過ぎない。東京電力のウラン235の量は20kgどころではない桁違いの量であることをまず認めるべきである。それがメルトダウンを起こして大気中に核物質が飛散し、海水に流れ地下水に入り込んでしまったのである。

玄米アミノ酸  もともと核物質は禁断の物質であり、核利用はやってはいけない化学だったのである。原子力発電に安全や平和利用なんて、もともとなかったのである。それを知ったからドイツとイタリアは原子力発電を全廃するのである。

 土壌汚染はなぜ深刻化していくのだろうか。その前に放射線はなぜ危険なのかを説明しなくてはならない。物資を小さくすると分子になる。分子をさらに小さくすると原子になる。原子には核があって、核の周囲を電子がまわっている。物質の一番小さい単位が原子なのである。物質の中で、もっとも電子エネルギーが高いのがウランである。ウランの中でもウラン235というのが飛び抜けてエネルギーが高い。ウラン235を取り出す技術さえあればいつでも核爆弾は作れるのである。

玄米アミノ酸  原子核は物質の中でも、もっとも小さく、もっともエネルギーが高い。そうであるが故に変化しにくい。同じエネルギー量を放射し続けることができる。ここが大問題なのである。小さいが故にどこにでも入っていける。入っていってエネルギーを放出する。そうするとどうなるだろうか。あらゆる生命体の細胞に作用して破壊してしまうのである。

玄米アミノ酸  放射能の汚染水を海に流した後、海は広いから影響が少ないと発表した。そういう問題ではないのである。エネルギーが飛び抜けて高いものだから、あらゆる生命体の細胞に入った時に変異が起こる。遺伝子が変化してしまうのである。突然変異である。これが簡単に起こってしまう。また人間の体内に入ると細胞破壊して白血球を死滅させてしまうのである。癌になりやすくなる。それが遺伝する。遺伝子を変えてしまうわけだから起こりうることである。

 放射能が増殖するというのは、高温での臨界点を超えないと起こらないことだから、増える心配はない。けれども小さな物質だからどこにでも入っていく。土の中にも入っていく。植物が根を張ると根に入る。葉脈を通って実に入る。どこへでも自由自在に入ってしまうのである。入るとエネルギーが働き出す。

 原子核だから、とにかく変化しないし強い。核分裂をさせること自体が間違っているのである。核爆弾で広島に大勢の死者が出たように原子核をむき出しにしてしまったら、生命の危機になるのである。

玄米アミノ酸  福島の原子力破壊はまだ入口である。水素爆発で壊れた建屋も修復されていない。地下水にも、漏れ出している。汚染水はあふれ出ようとしている。汚染水から放射能が除去できたとしても集めた高濃度の放射能はどのように処理されるのか未定である。原子核だから処理のしようがない。そこで再処理してもう一回使おうと六ヶ所村に再処理工場が作られた。まだ稼働もしていない。時間が経つほどに深刻になってしまうのである。

 わけのわからない名前だけの総理大臣が一年で終息ということを言ったが嘘である。今すぐに健康被害はない。それはそうである。今すぐにはないけれども、10年先にどうなっているのか誰もわからないのである。過去の原子力事故を例にとると、10年や20年では解決しない。100年、200年、いや1000年単位で考えなくてはならないことかもしれない。日本は一般の人が思っている以上に重い荷物を背負ってしまったのである。

 福島の原子力発電事故を考える時、短期的な視点で物事を判断しても意味がないのである。土壌汚染にしても、一度やればいいというものではない。地下水だって、どこまで浸透しているのか誰も知らない。地下水から野菜へ、そして人間の体内にということもあり得る。

 広島や長崎は戦後65年を経過しても、まだ解決していないのである。福島の場合は、まだ津波後の処理の段階である。その後の影響など誰も考えていない。とにかく、小さく小さくまとめたい意図がみえみえである。

 もう一度、原子力発電の意味を学習し直す必要があると思う。原子核の働きも人体への影響も土壌と作物への影響も見直す必要がある。原子力発電の近くで被害に遭われた方々には心より御見舞いを申し上げたいと思う。そして大変な心労だろうと思う。だからこそ、正面から向き合って将来を考える必要があるのではないだろうか。

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