ゆれる農業委員会!行政主導の新規就農で地方は再生できるのか…?

ゆれる農業委員会!行政主導の新規就農で地方は再生できるのか…?

 農業委員会が揺れている。農業者の新規参入の件である。今まではすべて農業委員会が権限を持っていた。なかなか新規参入は困難だった。そこに遊休農地の問題と地方の人口減少の問題が出てきた。さらに高齢化の問題もある。農業委員会が地域を守ろうとするほど、地方は活気を失っていく。高齢化して経済力もなく、魅力もないものになっていく。

 そこで行政は考えた。法律を変えたのである。農業委員会の権限を市や町に移した。行政の力で地方を再生させることにしたのである。遊休地や放棄地は行政が自由に貸し出すことができるようになった。おもしろくないのは農家である。自分の畑や稲田の近くに見知らぬ人や企業が入ってくるのである。

 今まではそんなことはあり得なかった。もともと顔見知りの方としか付き合いがない。どうもしっくりこないのである。しかもである。新しく隣に来た方は自分達と違うやり方で農業をする。これも我慢がならない。集落の風習にも馴染んでくれない。暗黙のルールがすべて破壊されていく。これも我慢がならない。
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 一方、行政は耕作放棄地を有効に使えと国からのきつい命令がある。地方を再生しろとも言われている。板挟みである。心情的にはお付き合いの長い方に傾く。でも将来を考えると自治体そのものが消滅するという危機もある。これは大変な問題なのである。波風がいつも穏やかな地方にしてみると台風なみの大揺れである。

 時代の流れというのは、誰にもどうにもできない。そして政治は常に将来を考えて布石を打っていくものである。地方を再生するにはどうすればいいのだろうか。工業や商業は無理である。せいぜいITぐらいではないだろうか。どこにいても、仕事ができるのがITだからである。残るのは農業しかないのである。農業といっても三Kの代表である。キツイ、キタナイ、給料安い。これでは再生する力にはなれない。今までとは違うイメージができる仕事にしなくては魅力は出てこない。
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 ゆとりがある。自然と触れ合える。生活に困らないという農業に変える必要がある。今までの農業のやり方ではダメなのである。新規参入者は少なくとも、そういうことが出来ることを前提にして農業を始めると思う。そういう方が多くなるといった方がいいかもしれない。
そうすると、今までの農業者にも大変な参考になる。三Kから脱出できるかもしれない。これは良いことではないだろうか。農業経営者育成塾をやって驚いたことは、地方を変えたいと思う方の多いことである。本気でそう考えているのである。時代の流れだとつくづく思う。

 超保守的な地方でも変化せざるを得ない時が必ずやってくるのである。それが間近に迫ってきたということである。時代が変わっていく証明でもある。

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