ノップイの火山灰土が最優良の農地に劇的に変化した!その改善方法とは…

ノップイの火山灰土が最優良の農地に劇的に変化した!その改善方法とは…

 火山灰土は各地で呼び名が違うけれども、ノップイとかノッペとか呼ばれている。扱いにくいのである。リン鉱石が大量に輸入されるまでは畑地にも利用されていなかった。問題が多い土だからである。

 どのような問題があるのか。養分が少ない。これは灰であるために雨・風で風化しやすいという性質がある。養分が抜けてしまうのである。リンが少ない。これは大量のリン鉱石投入で解決した。大量に入れると別の問題が出る。アルミニウムである。リンはアルミニウムを吸着する。そうするとアルミニウムとしての働きがなくなる。アルミニウムには殺菌作用がある。火山灰土はアルミニウム過剰のはずだが、リンの大量投入で過少害が出てしまう。病害の出やすい土になってしまうのである。

 でもアルミニウムはリンと結合した状態で消失されるわけではない。ここが、さらに問題である。火山灰土は雨の影響を受けやすい。雨が降れば当然土は酸性になる。酸性になるとアルミニウムが溶け出す。最悪である。P.Hが5.5を切ると、溶け出す速度が速くなる。根に障害が出やすくなる。
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 火山灰土ではアルミニウムをどのようにコントロールするかが大問題なのである。そのままで多すぎても困るが、リンと結合するのも困り物なのである。酸性になって、アルミニウムが溶け出すとさらに恐ろしい。今までの説明でも、火山灰土がどれだけ扱いにくいものかはイメージできたと思う。

 養分が少ないというのは、灰が降った当初は養分も多く含んでいるが、雨風に当たることで抜けてしまうのである。保肥力がないということである。火山灰土に化成肥料はあまり効かないということにもなる。土壌の性質としては、あまり環境が良いとは言えないのである。火山灰土はもともとが地底から噴出した灰である。高温の中で灰を噴き上げて来て地上に降る。微生物が生きられる環境にはない。
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 河川が氾濫して出来た土には山や川の微生物がたくさん含まれている。地底にも微生物はいるが、高温で噴き上げられ急激に冷やされたのでは生きてはいられない。微生物は決定的に不足している。微生物はもともとマイナスの電気を持っている。肥料はプラスである。微生物は多いほど保肥力は高い。少ないほど保肥力は少なくなる。

 火山灰土がある所は高原地帯である。なだらかに傾斜していて広々とした所が多い。牧畜には最適である。そこで家畜糞が出てくる。火山灰土の問題を解決するためにこれを利用した。これがまた大問題。抜けやすいということは、取り込みしやすいということである。例えば牛糞には塩分が多い。これを大量投入すると塩分を吸着してしまうことになる。養分不足と微生物不足はある程度解決できるのだが、塩害が残ってしまうのである。
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 リン不足の問題は解決できても、問題は次から次へと発生してくる。リン、石灰、牛糞と、過剰害になってしまっている。ある意味で過少よりも過剰害の方が厄介である。取り出すことはできないからである。有機物が未醗酵であると病害も出やすくなる。吸着しやすい火山灰だからである。病害が出ると定着しやすく治りにくいのである。
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 そこに農薬を使うと土壌は酸性化する。アルミニウムが溶け出して悪循環になる。これが火山灰土農地の現状である。この大きな壁は壁のままである。解決した生産者はいないと言ってもいい。そこに異常気象である。夏でも高温で温度が下がらない。1000mの高地にある高原でも冷涼ではなくなった。まさに泣き面に蜂の状態である。これを解決する方法はあるのだろうか。玄米アミノ酸微生物農法は、その答えを持っている。これは熊本の阿蘇高原で結果を出したのである。それまでは大量の牛糞を投入し、病害で困り果てていた。それを一切やめて、乳酸菌もみがらぼかしに切り替えた。そしたら、どうだろうか。仕事は楽になる。病気は出ない。植物はスクスク成長する。品質も収量も同時に大幅な改善をした。それも一年目からである。
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 何のことはない。「乳酸菌もみがらぼかし」だけで、気難しい、取り扱いにくい火山灰土の問題が全て解決したのである。そう言われてもピンとこないと思う。なんで…?と思うだろう。微生物不足は補うことができる。これは理解できると思う。養分不足も微生物を投入することで流失することはない。アルミニウムの溶出は微生物が包み込むことで溶出しなくなる。土壌酸性も微生物によって雨の影響を受けにくくなる。リン不足は米ぬかや、もみがらに含まれるリンで補うことができる。すべて微生物の力で解決できたのである。もちろん品質は大幅にアップした。収量も前年とは大違いになった。それよりも仕事がもの凄く楽になったのである。
 根圏の障害、病害、虫害が減ったわけだから当然である。
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 乳酸菌もみがらぼかしの比率はもみがら2対米ぬか1、醗酵牛糞1が理想である。400㎏を仕込むとしたら、もみがら200㎏・米ぬか100㎏・醗酵牛糞100㎏である。土に対しては、これ以上、何も投入する必要がない。もの凄く単純になる。もし日本の火山灰土を復活させることができるとしたら、国家的な財産になると思う。乳酸菌もみがらぼかしにはそれだけのパワーが秘められている。さらに言えば異常気象にも対応できるだろうと思うのである。

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