米ぬかの「ぼかし」には質がある! 質のいいぼかしとはどんなぼかし…

米ぬかの「ぼかし」には質がある! 質のいいぼかしとはどんなぼかし…

玄米アミノ酸 今年も多くの方々からいい作物が収穫できたという、うれしいお便りをいただいた。厚く御礼を申し上げます。しかし、その一方で上手にできなかったという方も、たくさんおられるのではないだろうか。上手にできなかった方は、何も言わずに去るだけである。これは大変に残念なことである。上手にできない理由はいろいろあるので一言には言えない。


その中でも「ぼかし」を取り上げてみようと思う。ぼかしは微生物を培養するという意味ではとても大切な資材である。

 ぼかしが上手にできないと、良い作物は作れない。ぼかしには質があることを知っておいてほしいのである。

 微生物は活動しやすい温度帯というのがある。50℃〜65℃の温度帯である。この温度帯で微生物はもっとも子孫を増やすことができる。50℃を切って、40℃前後になると有効な微生物以外に雑菌も繁殖してしまう。雑菌が出てくると質は低いということになる。

 米ぬかぼかしであれば、50℃〜55℃が一週間ぐらい続くのが理想である。乳酸菌のもみがらぼかしであれば、60℃前後が20日間ぐらい続くのが理想である。そうすると質のいい「ぼかし」ができる。

玄米アミノ酸 質が良いというのは乳酸菌や酵母菌がたくさん含まれるという意味である。それだけタンパク質や脂肪・炭水化物が分解されて善玉微生物が増えているということになるのである。善玉微生物には活動しやすい温度帯があって、それ以下でも、それ以上でもダメなのである。

 それ以下だと雑菌、それ以上だと有効微生物は死滅してしまうのである。微生物というのは目に見えないような存在だから、わずかな環境変化で大きく形を変えてしまうである。これを畑の中に入れると、そのまま土に働く。土を食べて、さらに仲間を増やすわけである。種菌といってもいいと思う。ぼかしの質はイコール土壌の質に直結する。

玄米アミノ酸 ここは化成肥料や有機肥料とはまったく違う微生物農法なのである。質の良い「ぼかし」を入れるほどに土壌が良くなるのが早い。これは農業の基本であり、原則でもある。ぼかし作りを甘く考えてはいい作物はできないのである。上手にできなかった方はここを誤解している。質の良い「ぼかし」ができたということは80%成功したのも同じことだと考えていいのである。

 質の良い「ぼかし」を作るにはどうしたらいいのか。ここが一番のポイントで工夫のしどころである。特に冬場は外気温が低い。夏場より温度は上がりずらい。でも工夫次第では、夏場と同じようなものが作れるのである。詳しくは次回にお伝えしたいと思う。

 土の成り立ちからいっても、土壌の質は微生物の量である。これが基本にないと何をやってもうまくいかない。それくらい微生物は農業の根幹にあるということをまず自覚してほしいのである。

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