シリーズ土の性質3 中山間地に多い「褐色森林土」はもみがらぼかしで最優秀農地に変えられる!

シリーズ土の性質3 中山間地に多い「褐色森林土」はもみがらぼかしで最優秀農地に変えられる!

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日本には中山間地という農地が数多くある。それらの大部分は「褐色森林土」である。読んで字の如く、森林から生まれた土である。広葉樹が枯れて落葉して堆積し、それが腐植して出来た土である。土としては良質である。畑にしても稲田にしても、質の良いものが収穫できる。日本の農地面積の10%に当たる。しかし大規模生産地はほとんどない。優良農地にもかかわらずである。その理由は中山間地に多く分布しているからである。日本の山は険しい。なだらかではない。山の間には川が流れている。その両脇に点在しているのが褐色森林土とイメージしてもらえばいいと思う。
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褐色森林土は中山間地だけにあるのではない。火山の山麓にもある。火山灰土が降り、その上に樹が茂り、長い年月をかけて広葉樹が堆積した地層である。火山灰土との混合土とも言えるのである。土は短時間で出来たわけではない。人間には考えられないくらいの長い時間で作られてきたものである。垂直に掘ってもらうと、すぐに分かることがある。土の層である。土には必ず「層」がある。それがどれくらいの厚さの層なのか。これが非常に重要なのである。火山灰土の上に褐色森林土が出来たとしよう。森林土は何㎝あるのか。その下の火山灰土は何㎝あるのか。これを知ると何㎝の深さまで耕作して良いのかということが理解できる。下が砂地で上が森林土というのもある。川の水量が多い場合、土はこのような出来方をする。

 
 森林土と火山灰土を混合してしまうと大変に複雑な土になってしまう。できるだけ混合しない方がいい。深く掘れば酸素が入るといっても、すべてに共通するわけでもない。ここが土を扱う難しさなのである。
 火山灰土の上に森林土がある場合、ある程度の広さの農地は確保できる。この場合はその地区でしか作れない、おいしい作物という地域限定特産品ができる。あそこで採れる何々は…というものである。
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 褐色森林土はもともとが広葉樹が落葉して出来たものだから栄養分はある。しかし、その大切な栄養分は雨で流されてしまうのである。多すぎる雨が厄介なのである。日本には梅雨という雨期があるので、ここで流失してしまうのである。だから正確には「酸性褐色森林土」という名称なのである。ヨーロッパには森林土が多くある。雨量が少ないために栄養分が流されない。そのために肥沃なのである。

 
 最近はヨーロッパも雨が多い。特にイギリスの2013年~2014年にかけては100年に一回という大雨だった。雨は微炭酸水だから、多く降れば土は酸性化する。これまで通りとは限らない。日本の雨量もさらに多くなっている。酸性化はさらに進行すると思われる。この対策はアルカリ性の物で補うことが大切である。石灰などは対処方法になる。楽して儲かる農業みーつけた
石灰を大量に入れたら、それでいいのかというと、それはまるで違う。アルカリ性質を定着させる「微生物」が必要なのである。土が酸性化すると微生物も少なくなる。さらにカルシウム・マグネシウム・鉄・マンガン・銅・亜鉛・ホウ素なども流出する。微量要素を加える。それも方法である。それを定着させるには「微生物」なのである。

 
 微生物はもみがらぼかしを作って理解していただけるように温度と水分で繁殖する。雨が多くても広葉樹が茂るのは微生物の力なのである。褐色森林土は扱いやすい土である。団粒構造もある。そこに「乳酸菌もみがらぼかし」を投入してやれば、さらに効果は倍増する。ミネラル分の補給も出来る。肥料分も与えられる。大変においしい作物が作れるはずである。現在はインターネットの時代である。地域限定特産品だけではなく、個人限定特産品が成立する時代になった。何も大面積でなくてもいい。300坪、600坪、900坪でも十分なのである。中山間地でも宅配便は来てくれる。全国配送は可能なのである。大規模産地で卸売市場に評価してもらう必要はまったくないのである。中山間地の生産者はまだこの利点を生かしていないように思う。
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 日本の土壌に共通していることは、雨が多いために有機物の成分が抜けてしまうことである。有機物は江戸時代に比べたら比較にならないぐらいに大量にある。大量にあることで利用価値がないと思われてしまっている。化学肥料が全盛ということもあるが…。大量に有機物があるということは、利用方法さえ考えれば最優秀の農地にできるということである。特に褐色森林土は土壌改良がしやすい土地なのである。

 
 過去の日本の歴史で大飢饉はいくらでもあった。その自然災害を生き延びてこられたのは中山間地の褐色森林土があったからだと推測している。平地は自然災害の影響を大きく受けるが、中山間地は受けにくい。自然災害には強いのである。異常気象が激しくなることを考えれば中山間地は重要な役割りを持っていると思う。
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 褐色森林土といっても、花崗石がベースになっている場合、玄武岩がベースになっている場合、蛇紋石がベースになっている場合では、栄養成分が大きく違ってくる。岩が風化して土になるからである。これはそれぞれの岩が持っている成分や岩の成り立ちを調べるとすぐに分かる。

 
 尚、針葉樹の森林土は日本には少ないが、有機分が有機酸に変化して鉄を溶かし、白っぽくなっているのが特徴である。

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