連作障害の一番大きな問題は「収入が激減」することである!

連作障害の一番大きな問題は「収入が激減」することである!

 土壌病害というのがある。中でも連作障害というのが厄介者である。連作障害って何…?どうして起こるの…?正確にはまるで分かっていない。農業という仕事の特性と言ってもいい。原因が明らかにならないというよりは、明らかにしていないと言った方が正しい。明らかにすると商売が成り立たない人が多く出てくるからである。一般の方はそれでもいいと思うが、ニュースレターを配信しているにもかかわらず、何も分からないでは困るのである。
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 連作障害の原因を7つあげる。①機械の大型化。大型化することで土を硬く締める。土の中に酸素がなくなる。微生物がいなくなる。
②肥料のやり過ぎ。考えて肥料を入れていない。言われるがままにマニュアル通りに多めに入れてしまう。過剰害が出る。残存した肥料が土の成分バランスを崩す。過剰害で積もり積もって連作障害になる
③生産地の基盤整備。大規模生産地にするために畑地を大型化する。畑から大量の水が出る。水が土壌病原菌の連鎖を作り出す。トラクターについた土が次の畑にそのまま移動する。土壌病原菌は土とともに移動して拡大する。
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④土壌病原菌に敏感な人が少なく、大雑把な人が多い。何も考えずにいい加減にやっている。知識も対策も立てていない方が大半なのである
⑤温暖化でチッソの量が増えている。これは自然に出てくるチッソ量のことを言っている。にもかかわらず、大量のチッソを入れ続けている
⑥チッソが多いほど作物は生理障害を起こす。さらに微生物の量は少なくなり単相化する。微生物の種類が少なくなるということである
⑦病害が出たり、連作障害になると土壌消毒をする。これを当然と考えている方は多い。消毒するほど微生物はいなくなる。種類も少なくなる。病原菌だけが生き延びて元気になる
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 以上が連作障害の7大原因である。これは直接の原因である。ここを出発点にして、いろいろな悪玉病原菌が働き出すのである。特にカビの糸状菌、悪玉バクテリアなどである。これを好物にネコブやセンチュウが働く。その結果、立枯れ、根腐れになる。それだけではない。これに関係する、いろいろなカビ・害虫が出てくる。

 その結果はどうなると思うか。売り物にならない、収量が少ない、品質が悪い、食べると旨くない・・・商品価値が驚くほどに低下してしまうのである。連作障害の一番の大問題は、病害が出ることではない。商品にならないということなのである。商品にならないということはどういうことなのか。何もしない方が良かったということなのである。楽して儲かる農業みーつけた
カビの糸状菌が悪玉バクテリアや、ネコブやセンチュウのために働いたということになるのである。こんな馬鹿々しいことはあるだろうか。そしてネコブやセンチュウはお礼の一つでも言ってくれるのだろうか。私たちを助けてくれてありがとうなんて言うわけもない。ところがである。お礼を言ってくれる人たちがいる。連作障害を仕事にしている人たちである。ここぞとばかりに売り込みにくる。
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 あれが効く、これが効く、こんな肥料がいい、この薬剤がいい、この液肥がいい、何も考えていないから話にすぐ乗る。その結果はいいはずがない。原因も分からず、対処の仕方も分からず、新しいことに手を出す。これを恥の上塗りというのである。悪くはなっても良くなることはない。そうするとまたやってくる。「今度こそ…」そんなことの繰り返しなのである。どんなに時が過ぎても儲かることはない。誰のために仕事をしているのかさっぱり分からないからである。「そうは言ってもどうすればいいのよ…」原因が分かっているとしたら、対策は最初から立てられるはずである。原因をなくせば連作障害はなくなる。事実、玄米アミノ酸微生物農法をやっている方はナスでも連作障害なんていうのはないのである。

 土壌消毒をしなければいけない状況にしないこと、肥料の過剰害を出さないこと、チッソは少なめにすること、機械は必要以上に大型化しないこと、水は明渠排水を作ることなのである。それには乳酸菌もみがらぼかしを中心にした農法がベストなのである。

 連作障害はお金をかけて、さらに対策にはお金かけて、収入にならないのだから始末が悪いのである。連作障害の方から考えるのではなく、収入の方から考えてほしいのである。何のために仕事をしているのか。収入を得るためではないのか。それなら収入にならないことはすべてやめるという決断はすぐにつくはずなのである。一番大切なことは、微生物を増やすということなのである。微生物が生きられる環境を作るということなのである。それをやったほ場に連作障害というものはないのである。連作障害に悩むという現象はここ30年~40年のことであることも重要なのである。昔はなかったのである。人間の手で作り出してしまっている障害なのである。人間の手で作り出したものなら、人間の手で消すことは難しいことではないのである。

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