土の性質5 河川の土は手を出してもいい土と手を出しては絶対ダメな土がある!その見分け方と再生の方法!

土の性質5 河川の土は手を出してもいい土と手を出しては絶対ダメな土がある!その見分け方と再生の方法!

楽して儲かる農業みーつけた
 河川の流れによって出来た「土」について解説しよう。日本には山が多い。山に雨が降ると川になる。川の数も多い。河川の流れによって出来た土は多いのである。一般的には三角州・扇状地・河川敷などはすべて川の流れによって出来た土である。これは地理的な表現で、土壌学ではそうは呼ばない。これから河川土について説明をするが、目的は何かということである。河川についての土壌学を勉強するわけではない。そんな学問は大学の先生に任せておけばいい。それでは何について学習をするのか。どんな河川土はお金になって、収入にならず手を出してはいけない河川土はどういう河川土かということである。栽培をして収入にするのだから、お金ということから離れたら意味がないのである。
楽して儲かる農業みーつけた
 お金になる河川土と手を出してはいけない河川土の区別はついているのか。これは転作、もしくは借地する時に大きな問題になる。耕作面積を広げるには転作、借地はどうしても必要になってくる。結果も予測できずにやったらどういうことになると思うか。大損になることは目に見えている。

 河川土は大きく五つに分類される。分類基準を説明しておこう。水分の含有量である。少ない方が良く、多く含むほど悪くなる。①褐色低地土②灰色低地土③黒泥土④泥炭土⑤グライ土。お金になるのは①と②だけである。③④⑤は手を出してはいけない河川土なのである。なぜ手を出してはいけないのか。水は高い所から低い所に流れる。そして溜る。同じ所に溜る。例えば秋田の八郎潟をイメージしてみてほしい。
楽して儲かる農業みーつけた
 もとは湖である。一番低い所という場所である。周囲の水が、全部そこに集まる。こういう下の土は泥炭土である。河川土の10%を占める。ここを干拓した。国策である。干拓して水分を抜くために、すべてに暗渠排水を入れた。そうすると水田には使える程度にはなる。しかし畑にはできない。さらに湿気が多いのはグライ土である。河川土の25%。ジメジメしていると土に含まれる鉄分が還元状態になる。強烈に酸化する。ブルーや紫・緑色に変化するまでになる。湿気と強酸性で稲田にも畑にもならない。これは東北や北海道に多い。泥炭土も同じである。牧場をやっている所はこういう土である。平坦で広々していて、一見農地には向いているように見える。しかし作ってみると育たない。酸性に強い牧草ぐらいしか育たないという意味である。岩手の小岩井農場なども同じと考えていいと思う。
楽して儲かる農業みーつけた
 黒泥土は泥炭土やグライ土に比較すると排水は良くなる。河川土の15%。しかし農地には向かない。河川土の50%は使えない土ということになる。「そんなことを言ったって、素人には見分けがつかないよ…」その通りである。各地に農林事務所というのがある。ここに行って、地番を伝え、その土地は5種類の中でどれになりますかと聞く。国はすべて調査済みなのである。何々土ですよと教えてくれる。それ以上は何も聞く必要がない。それだけ分かれば十分である。手を出してはいけない土ということが分かっただけでいい。
楽して儲かる農業みーつけた
 悪い方の土はこれぐらいにして、いい方の土を説明しよう。一番いいのは褐色低地土である。これは川が蛇行して曲がったところの後にある土である。排水がいい。畑にも向いている。しかし、わずか5%ぐらいしかない。しかも住宅地に向いている。すでに住宅が建っている所が多いのである。残るのは灰色低地土である。色が灰色だからこの名前がついている。45%もある。河川土は350万haもある。160万haぐらいがこの灰色低地土である。おすすめと狙い目はこの土地なのである。下が砂利で比較的排水もいい。灰色だけれども粘りも少ない。稲田に向いているので、稲田利用されている所が多い。山の水が流れて、灰色低地土ができるわけだから、砂あり粘土あり、石ありという土壌になる。下に砂利があって排水がいい。これが何よりの特典である。畑にしたとしても排水がいいから根腐れをしない。ただ場所によっては土の量が少ない所もある。肥料分も少ない。雨で流されているからである。これは火山灰土も砂土も同じ。雨の多い日本の土壌の欠点でもある。
楽して儲かる農業みーつけた
 黒ボク地を40とするなら灰色低地土は10ぐらいしかない。しかも河川土だから、弱酸性である。ここを頭に入れながら転作をしないといけない。いきなり作付けはおすすめしない。土台作りから始める。出来たら下は砂利でも暗渠排水は入れる。P.Hを調べる。低い場合は石灰を投入する。P.H6を目標にして10アール100㎏~200㎏投入する。次に乳酸菌もみがらぼかしを入れる。10アール500㎏。微生物が少ないからである。乳酸菌もみがらぼかしを投入したら、緑肥をまく。10アールに規定量の3倍。3ヶ月ぐらい育てたら、すき込みをする。すき込みしたら、乳酸菌もみがらぼかしを10アールに300㎏投入する。それから作物を作付けする。
楽して儲かる農業みーつけた
 このようにすれば一作目から収量も品質も満足できる物が収穫できる。中間管理機構という耕作放棄地の再利用が促進される中で借地は大量に出てくる。とにかく、とてつもない広大な面積が耕作放棄されているのである。現在は滋賀県一県程度と言われているが、その面積は拡大の一途である。そうなのであるが手を出してもいい農地と手を出しては絶対にダメな農地があることを知ってほしいのである。この見分け方と再生をする技術さえあれば、耕作面積はいくらでも拡大できるということになる。農業には最高の追い風が吹き始めているのである。

関連記事

  1. 来月から「ニュースレター」が大幅に刷新になります!
  2. 玄米アミノ酸微生物農法の目的は「最初から栽培トラブルが発生しない」ことである!
  3. 究極の雑草対策は雑草が出ないようにすること!「え!除草剤も使わずにできるの・・・」
  4. 雑草はどうすれば少なくできるのか!雑草を減らして現金収入を増やす方法!
  5. 野菜の高値には明確な原因がある! 豊作貧乏は過去の話になった・・・?
  6. 〈特集〉生産物の販売 売り先を見つけるには「野菜の目利き」をまず探せ!
  7. シリーズ 土の性質9 「タバコ」を栽培して作った後の土壌は何を栽培しても育たない!え!どうして・・・?
  8. 経済は大減速に向かう!温暖化は激しくなる!野菜は恒常的に高値になる!これは最大のチャンスになる!
  9. シリーズ 過剰害チッソ② 農業が重労働だと言われる原因と利益が出ない原因はチッソ過剰害にある!
  10. シリーズ過剰害チッソ① チッソが悪魔に変身する瞬間がある!チッソ酸化物の恐ろしさを知れば農業は変わる!