シリーズ土の性質7 「造成畑地」は大半が大失敗!泣き寝入りするしか…?劇的に再生させる方法とは!

シリーズ土の性質7 「造成畑地」は大半が大失敗!泣き寝入りするしか…?劇的に再生させる方法とは!

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 大きな問題のある土がある。畑地の造成土である。稲田の造成はほぼ終了した。畑地はこれからである。国の公共事業として行なわれている。福島・山形・秋田・青森と東北地方で盛んに行なわれている。畑地の造成は、結果として悪い結果になっている。その原因は大きく二つある。施工する土木業者が畑地の土壌について無関心なこと、さらに造成を依頼する生産者が造成について無知なことである。素人同志が集まっているイメージである。そうなると、どういうことになるのか。造成をするためには表土5㎝~10㎝ぐらいを取り除くことから始まる。表土をはぎ取ることの意味を土木業者は知らない。その大切な表土がその後どうなるのか、生産者は知らない。
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 作物を栽培するというのはわずかな表土で行なっているのである。表土から5㎝~10㎝はまさに栽培ではもっとも重要な生命と言ってもいい。肥料成分も多く、微生物も多い。これをはぎ取る。その下が問題なのである。もし岩だったらどうなるか。それも普通の岩ではなく、毒物を含んだ「酸性硫酸岩」の風化した土だとしたらどうなるか。排水が悪い。それだけではない。硫酸土が風と雨に当たると溶け出す。まったく作物が育たない状態になる。造成に補助金が出ると言っても10%程度は負担しなければならない。10アール100万円かかるとすると10万円は負担である。10町歩なら一千万円にもなる。それが、すべて借金になるばかりではない。畑地が役に立たないのだから、返すあてもなくなる。
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 そんなに結果が悪いなら、国の責任ではないのか…?そうなのだが訴訟はほとんどない。不思議なことである。この問題はどうやって対処すればいいのか。まず取り除いた土を戻すことを最初から計画に入れる必要がある。それだけでは不十分である。さらに50㎝の客土をする。そこまでやる。それから乳酸菌もみがらぼかしを投入したら最高の畑地になる。実に簡単な知恵である。それすら知らないのである。

 下が硫酸岩土でなくても粘土、また岩土など硬い土の場合にはすべて同じである。デコボコの畑地を平坦にしたいと考えることがあると思う。平坦にしただけでは不十分なのである。十分な作土層を作らなくてはいけない。それには客土をすることなのである。客土をしたら、乳酸菌もみがらぼかしと緑肥が微生物性を良くする。
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 畑地というのはそのままでは畑地にならないということなのである。人間の知恵がないと畑地にならない。言葉を変えると、どんな悪条件の土でも最高の畑地に変えられるという意味でもある。

 造成は年度末の春に駆け込みでやることが多い。雨の多い時にやる。この時に土に機械を入れる。天地返しのようなことをして造成する。まず表土は均平にするわけだから、いくらかでも削ることになるのである。雨の水分を含んだ土を移動することになる。それが下層の土になる。水分は抜けない。水分を含んだ土が下にあると還元状態になり腐る。ガスが湧く。排水も最悪になる。何を植えても育たない。特に果樹がひどい。2年~3年経ち、根も張り、収穫かという時に枯れる。土の下でガスが湧いているから当然なのだが、目には見えない。まったくお金にならない。
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 このような造成畑地は実に多いのが現実である。ではどうすればいいのか。下には水分があったとしても、上は乾いている。畑地を半分にする。乾いている土だけを客土する。表土から15㎝程度である。移動した畑地も上から15㎝は乾いている、足し算をすると30㎝になる。これなら栽培はできる。土をはぎ取った所は風と太陽で乾いてくる。乾いてきたら、30㎝をそのまま戻す。別の方も水分を含んだ土が出てくる。これも乾かす。このようにすると栽培は継続できる。もっとも畑地が半分になるというデメリットはあるが…。ここにもみがらぼかしや緑肥を投入する。またはぎ取ったところは暗渠排水を埋めることをやればさらにいい畑地になる。
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 もう一度言うけれども、畑地というのは、わずかな表土のことを言うのである。ここがすべてなのである。畑地の造成という人間の手が入った時は、すでにこの状態で自然ではなくなる。人為的なものになるのだ。表土を戻すにしても、自然にまかせたら気の遠くなるような年月がかかる。おそらく何百万年もかかる。だから人為的に表土を作ることをしなくてはいけないのである。それを施工する土木業者も生産者もまったく知らないということなのである。もちろん国も知らない。この知恵さえあれば、造成畑地は再生できる。実は造成してうまくいかないものだから、放棄されている農地も少なくないのである。実にもったいないことである。安いコストで手に入れ、最良の畑地にすることは玄米アミノ酸微生物農法なら可能になるのである。
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 造成畑地がどうしてうまくいかないのか説明してきた。土のどこに問題があるのかも理解はできたと思う。さらに突き詰めると根が張った時に、一番先の吸収根はどうなっているのかということなのである。根が張った先の土が乾いていて、微生物が多く、酸素が豊富なら作物はよく育つ。逆にジメジメしていたり、ガスが湧いていたり、アンモニアがあったり、毒物があったり岩があったりすると、そこでアウトということになるのである。目には見えない所で勝負は決している。ここがイメージできるかどうかが技術というものなのである。

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