ジャブ・ジャブ水を与えたら、植物の生理が狂って成長しなくなる!

ジャブ・ジャブ水を与えたら、植物の生理が狂って成長しなくなる!

 植物にも命というものがある。人間でもそうだが、自分の命は基本的に自分で守るものである。人間には脳があるので思考することによって生命を守る。植物はどうだろうか。植物は考えることができない。生理によって生命を守るのである。自然に自生している植物には害虫も少ないし、病気になることも少ない。自分の命を守るために防衛しているからである。このことが理解できない生産者が大半なのである。植物は自分の命を守ろうとしているのに、あえて、その防御能力を人間が破壊してしまうのである。これでは栽培がうまくいくわけがない。その大きな生理破壊の一つが「水分」である。与えすぎるのである。
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 水をタップリとやれば元気に育つ…とは人間の勝手な思い込みにすぎない。多く与えるのは土への灌水だけではない。葉面散布もそうだ。特に消毒は葉がびしゃびしゃになるほど散布する。ハウスの場合は施設内の湿度である。常に90%ぐらいになっている所も珍しくない。指導も「水を与えろ」という方向が多い。そうなると植物はどうなると思うか。生理が完全に狂ってしまうのである。いつもミストサウナの中に入っているような状態になる。葉はブヨブヨで、やわらかい。しかも葉肉は薄い。うぶ気もない。フザリウムもウイルスも侵入しやすくなるのは当然である。葉がやわらかいわけだから、害虫も食べやすい。また水分もタップリあるものだから、繁殖もしやすい。葉を育てているのではなく、害虫を育てているような状態になる。

 土の中でもそうである。点滴灌水しているのに30分もバルブを開けっ放しにする。土の中は水浸しである。根は張っていくどころではない。根毛という細い吸収根などは全く出なくなる。根の張りが弱くなるのである。植物が自分の命を守ろうとする力を強めているのではなく、弱めているのだ。最大の問題は弱めているという自覚がまったくないことである。葉はブヨブヨ、根は太い根だけが一本あるだけ。どうやって植物は自分の命を守ればいいのか。

 植物が命を守れなくなると農薬を使う。さらに植物の命を弱くする。お金もかかる。植物の命は弱くなるのだから、収量も少なく、品質も悪い。フンだりケッたりである。どうやって利益が出せるというのか。だから、多くの生産者は赤字になるのである。

 これから日照は不足してくる。乾燥もしてくる。余計に水を与えるようになる。これは逆効果なのだ。玄米アミノ酸酵素液の葉面散布は葉が湿る程度にする。これでいいのである。植物の生理を狂わせることはない。灌水も土が湿る程度でいい。点滴なら15分ぐらい。

 鉢苗を定植する時は、鉢を外して、上の1/3は地表に出るようにする。そこに土をかぶせて盛り上げる。そこへ土が湿る程度に灌水してやれば根は十分に水分を吸えるはずである。植物の生理を狂わせることもない。成長も良くなる。

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