収量と品質を決定する追肥のポイント!7月・8月の収量を上げるためにすること

収量と品質を決定する追肥のポイント!7月・8月の収量を上げるためにすること

玄米アミノ酸 7月は追肥の時期になる。5月に投入した肥料が切れる頃である。栽培技術の中ではむずかしさがあり、高レベルが要求される。そのために一発施用と言って、元肥の1回で済ませる方法が主流になりつつある。元肥が一回では問題である。植物には生育していくステージが明確にあるからだ。体を作る時期と孫を残す時期では必要とされる養分量が違ってくるのである。体を作る時期、つまり元肥は養分量を要求する。


しかし子孫を残す時期はそれほど養分量を必要としない。元肥の1/3くらいである。必要とされる養分の成分量も違ってくる。チッソ・リン酸・カリは元肥の話である。追肥はチッソが中心である。リン酸とカリは極少量でいい。

 ところが最近、追肥というとチッソ・カリが同量に入ったものが多い。これはおすすめできない。カリが多すぎると生理障害を起こしやすいのである。追肥はどうしてチッソ中心にやるのかというと子孫を残す、つまり実をつける時期に一番必要な栄養成分だからである。チッソは収量物の色・形・甘味・旨味に直結する。チッソが不足しては旨いものができないのである。この時にカリはあまり必要とされない。

玄米アミノ酸 追肥をするタイミングも重要である。どこを見るかというと下葉を見る。下葉から色が薄くなってくる。下葉の色と光があたっている葉の色を比較してみるとよくわかる。これが追肥のサインである。ところが、この時期になると葉が生い茂っていて下葉が見えない。葉をかき分けて下葉を見る必要がある。

 これは非常に重要なポイントになる。追肥をするタイミングが遅れるとどうなるのか。回復が非常に遅くなる。化成を中心にやっているとなおさらである。有機でも回復が遅くなる。一番いいのは玄米アミノ酸のぼかしである。回復が一番早い。少しタイミングがずれても植物が傷む心配が少ない。これは植物自体の体力の問題である。化成で育てられた植物は体力がもっとも弱い。次に体力があるのは有機で育てられた植物。一番強いのは微生物が豊富な玄米アミノ酸ぼかしである。

玄米アミノ酸 追肥のタイミングは収量に直結する。特に夏野菜のトマト・ナス・ピーマン・キュウリは追肥で収量と味が決まるといってもいい。追肥を失敗しないためのポイントは微生物である。

 微生物が養分の供給を続けてくれるので極端な肥料切れにならないのである。追肥で注意をしなくてはいけないことがある。それは雨量である。雨量が少ない時は追肥を多く、雨量が多ければ追肥は少なくである。この原則は露地栽培でも施設内でも同じことが言える。液肥を多用して土壌水分が多くなっているとしたら肥料は控えた方がいいから、梅雨と雨の多い年では追肥のやり方が違ってくるので要注意である。

玄米アミノ酸 化成肥料と有機肥料でも違う。有機肥料は効力が出るまでに時間がかかるので10日前倒しが目安になる。有機は早めに投入する必要がある。

 施肥の量は多すぎるとナンプ病・ベト病などのカビの原因になる。雨で水分が多く、高温な時に肥料を多めに入れると腐る。腐るからカビが出やすくなる。単純な仕組みである。

 この時期にカビ病に悩まされている人は肥料の量が多すぎるか未分解の肥料を入れているかのどちらかである。

 7月の15日〜20日ぐらいに梅雨明けをする。「なりづかれ」になるのはこの時期である。花芽も少ない。花も咲かない。成長が遅くなる。夏なのにどうして…。時期もはっきりしている。梅雨明けから2週間ぐらいで「なりづかれ」になる。この原因は根にある。水分が多いと根は太く寸胴型になる。根毛が少なくなる。急に晴れて乾燥すると水分が吸収できなくなるのである。根毛がしっかり出ていれば「なりづかれ」はないのである。そのための方法は唯一、微生物を多くすることしかない。化成や有機では極端に収量が落ちてしまうのである。

玄米アミノ酸 なりづかれになるかどうかは根で決まるわけだから、もったいないけれども一本引き抜いて根の状態を見れば予測がつくのである。
 これは施設でも同じなのである。路地よりも水分を調整はできるけれども、土壌中の微生物が少ないと水分過剰に簡単になる。水分が多くなれば過湿害になり急に乾燥すると、なりづかれである。

 急な乾燥害を防ぐには水分を与えていく必要がある。梅雨が明けても一週間ぐらいは水分がある。それ以上になると乾燥害になる。梅雨が明けたら早めに潅水をしていく必要がある。水分の補給がうまくいくと「なりづかれ」は最小限に止めることができる。

 害虫の防除は早めにする。梅雨明けはまだ体も小さく、産卵後あまり経過していない。早めにたたく、これしかない。ニーム酵素も早めなら効果が高い。

玄米アミノ酸 最後に稲の追肥をする名人芸を紹介しておこう。稲は穂肥の時期である。タイミングがとてもむずかしい。名人は朝日が昇る時に稲の葉の色を見る。笹色した色が少し後退した時が穂肥の時期なのである。黄色になったのではもう遅い。どうして朝日なのか。一番澄み切った光だから葉の色の微妙な変化がよくわかるのである。名人芸というのはなるほどとうなづいてしまうものを持っている。人間の感性は驚くほど高いことに驚かされる。

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