病虫害は深土層の排水不良から出てくる!対策を急げ!

病虫害は深土層の排水不良から出てくる!対策を急げ!

玄米アミノ酸 連作をすると土壌病害はなぜ発生するのかということはよく知られていない。このメカニズムを知らないと病害を防ぐことができないだけでなく、作るほどに病害の原因を拡大させてしまうことになる。

 すべての原因は、有機物と水分の関係にある。そう言われても何のことやらピンとこないだろうと思う。土壌病害がどこから出るかなんて、そんなむずかしいことは考えたくもないと思うからである。実はむずかしいことではない。

 畑でも稲田でも作物を植える土というのは3つに分かれている。(1)表土。これは表面の土である。(2)作土。これは植物が根を張る土のことである。(3)そして深土、または下層土ともいう。根の下にある土である。

玄米アミノ酸 表土と作土層については多くの生産者が気にしているところである。ところが深土については気に止める人もいない。土壌病害を考えた時に、この深土がもっとも重要なのである。なぜ重要なのか。それは、深土に水がたまるからである。表土には水はたまらない。作土層も耕していて排水を良くしている。しかし、その下の深土層はどうか気にもしない。ここに降った雨、与えた水がたまるのである。そして、そのたまった水が抜けていかないと腐る。なぜ抜けていかないと腐るのか。それは酸素がないからである。「そんなこと言っても、土だから水なんか抜けていくと思うけど…。コンクリートじゃないんだからさ…」それが抜けていかないのである。10ヶ所の農地があったとしたら8ヵ所は抜けていかないのである。

玄米アミノ酸 水が抜けるというのを誤解してほしくない。まったく抜けないということではない。少し残るという意味である。ジメジメしているということである。ここが大問題なのである。しかもどこに水がたまるのかということを知らない。いや考えたこともないだろう。畑の凹地に水がたまるということは誰でもわかる。粘土質は排水が悪いというのは誰でもわかる。水がたまるのはそれだけではない。地下水が停滞する場所というのがある。これは地表面からでは見れない。それから、現在は水は流れていないが、もともとは水が流れていた地形を畑にしたという場合もある。日本は森と水の国である。水口は恵まれている。というよりも水脈がありすぎる。少し広い畑であれば水脈にぶつかっていないことの方が珍しい。

玄米アミノ酸 何らかの地下水脈があると考えた方がいいのである。深土層がジメジメしている所に有機物を入れる。入れただけ収量が出るからとバンバン入れる。10アールに1tぐらいという方は少ない方だろう。作を重ねるごとに入れる。ペーハーは下がる。そこに石灰を入れてペーハーを上げる。そうするとどうなると思うか。ペーハーが上がると放線菌、ペーハーが下がると糸状菌(カビ)の繰り返しになるのである。そして、白モンパ、紫モンパ、根コブのオンパレードになる。フザリウムやバクテリアが有機物と水分の組み合わせで大繁殖してしまうのである。こういう状態になった時に土壌消毒なんて意味があるのだろうか。深土で問題が発生しているのに表土に近い所を消毒して効果があるのかということである。

玄米アミノ酸 水分と有機物という表現をしたけれども、化学肥料の無機物でも同じことである。むしろ無機物の方が腐りやすい。純粋な栄養だからである。農地が10あるとしたら8ぐらいがこういう状態である。残りの2は何なのと思うかもしれない。残りの2は排水の良い礫岩か砂が深土にある地層である。水が抜けていく。腐らない。深土がジメジメしていない。土には三層あることをまず知ってほしいのである。そして、それを確認する。確認するためには、1mぐらい真下に穴を掘って地層を眺めてみるとよくわかる。穴の掘る場所、水がたまりやすい所、病害がいつも発生している所である。

 対策は排水しかない。「いや〜、お金がかかって…」よく考えてみてほしい。お金がかかって大変なことも理解できる。でも農地というのは簡単に動かせないし、取り替えることもできない。そこでずっとやり続けるしかないのである。

 毎年病虫害に悩み、毎年不作を嘆くのか。毎年ニコニコして、良い収量を取り続けるのか、どちらが良いのかということである。補助金を利用できるところは補助金を利用する。できないところは、自費でまかなう。そうしたとしても採算は取れるのである。作毎に石灰を播く必要もなくなる。排水に対する投資は農業の中でもっとも効率の良いものなのである。何よりも最優先して損はないものである。

 排水をしっかりして、そこに玄米アミノ酸のぼかしや乳酸菌のもみがらぼかし、玄米アミノ酸の葉面散布をしてあげれば凄いことになる。誰もかなわない。No.1になれるのである。誰でも欲しがる作物ができるのである。

 くどいようだけれども、多くの生産者が悩んでいる病虫害がどこから出てくるのか。外から飛んでくることもあるかもしれないが、80%は深土層の水分と肥料の残渣が反応して出てくるものなのである。だからロータリー耕はダメだよと言うのである。水をためるために耕しているようなものである。

 これを改善するとしたら、農閉期の今しかない。春までに間に合わせる。今年できないとしたら来年収穫後、すぐに計画する。それが利益の出る農業への第一歩なのである。

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