7つのルールを知れば利益の出し方が見えてくる!

7つのルールを知れば利益の出し方が見えてくる!

 農業で利益を出し続けるということは大変に難しいと思われている。なぜ利益が出ないのだろうか。それはズバリ「農業経営」についての知識がないからである。栽培のことについてはそれなりに教えてくれるところは数多くある。それが経営と連動していない。栽培だけに終わっている。これを経営から見たらどうなるかという見方をすることがない。

 これには理由がある。農協にしても、普及員にしても、農業経営をしたことのない人が栽培を教えるわけである。利益が出るかどうかというのは最初から頭にないのである。もっと言えば、利益が出るのかどうかは別問題になり関心がないのである。

 生産者は農業経営をして利益を出さなくてはいけない。経営は生産者自体の問題なのである。他人まかせにしてはいけないのである。ところが、どうすれば利益が出せるのかということを学ぶ場所がない。教えてくれる人もいない。だから「どうすれば利益が出せるのか」は誰も分からないことになるのである。利益を出すにはやり方というのがある。それを詳しく書いている本がある。「小さく始めて農業で利益を出し続ける7つのルール」澤浦彰治さんという群馬県の人が書いている。この書を読めば、どうやって利益を出すのかという方法が理解できるようになる。最初は農家の長男として小規模から出発した方である。それが現在では年商27億の企業にまで成長させることができた。1964年生まれ、まだ年齢も若い。それなのになぜ成長させることが出来たのか。利益を出し続けることが出来たからである。

 利益を出すにはルールがある。栽培のやり方よりも経営を中心にルールづくりをしている。しかも現場では叩き上げた方である。机上の空論ではない。大切なヒントがたくさん詰まっている。言われてみれば当たり前だけれども、その当たり前に気がつかない。大切にしない。やり方が分かっていないからである。
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 例えば、売り先がないというテーマがあったとしよう。なぜ売り先を決めてから栽培しないのかと言っている。とりあえず作ってみようでは、すでに多くの利益を失っていることになる。売り先と価格が決まっていたなら、作る前から利益は見込めるはずなのである。利益を出すには7の価値を大切にしなくてはならない。(1)価格ではない価値の競争 (2)機能の価値(品質)(3)届け方の価値(鮮度)(4)栽培方法の価値(農法)(5)生産者の価値(信用)(6)加工する価値(利益の拡大)(7)組織の価値(集団の力)。このようなことを経営に取り込まないと利益は出せないのである。

 また経営資金についても書いてある。どういう資金を活用すると資金回転ができるようになるのかである。そのためには農業簿記を学習する必要がある。ビジョンも必要になるのである。7つのルールに目を通せば少しは農業経営が見えてくるようになるのではないだろうか。

「小さく始めて農業で
利益を出し続ける7つのルール」
【著者】澤浦彰治
【発行所】ダイヤモンド社

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