6月の熱帯高気圧で大雨になれば土は粘土化して死ぬ!大雨に手を打てない人が大多数の現実!

6月の熱帯高気圧で大雨になれば土は粘土化して死ぬ!大雨に手を打てない人が大多数の現実!

玄米アミノ酸 ここ数年の5月〜7月の気候を思い出してほしい。ゲリラ豪雨とはいつのことですか。答えは、いつということではないのである。高気圧が張り出せば、いつでも豪雨になる。その高気圧というのは7月末からの話だった。近年はそれが5月でも6月でも豪雨になる可能性がある。

 今年はどうなるのか。今年の雨はさらに多くなると考えた方がいい。夏の季節みたいに早く暑くなるというのは熱帯モンスーン気候化しているのである。大洪水で大被害を出したタイなどの気候に似てきたのである。この原因は海水温の上昇にある。海水温が上昇すれば簡単には下がらない。6月に雨が多くなったら、どうなるかということである。これが今回のテーマである。大変なことが起こってしまうのである。

 耕起して細かくフワフワした土がクラスト化してしまうのである。クラスト化とは、粘土質の硬い土になることを意味している。クラスト化するにはプロセスがある。まず雨が強く長く降る。土がドロドロになる。夏だから翌日は晴れる。晴れると一気に乾く、水分が抜ける、土にひび割れができて硬くなる、土の塊ができる。土の中は粘土化である。こうなると土の中には酸素がなくなる。呼吸をしなくなる。土の表面も呼吸をしなくなるわけである。その下の土も同じように酸素欠乏になる。根は5月に定植をしたばかりで根毛が発達していない。成長が遅れる。作物には致命的ともいえる大きなダメージになる。

玄米アミノ酸 土の粘土化は特に畝立てをした露地に大きな影響が出る。畝立てをして栽培をするものは換金性が良く、高く売れる作物が多いのである。

 お金になる作物ほど大きな影響を受けるということである。大規模な大型の産地が破壊されて、ほ場を放棄する例のほとんどがこのタイプである。大規模な生産でなくても、小規模でも同じ傾向にある。なぜこのようなことが発生するのだろうか。土の粘土化、クラスト化にはもちろん程度の差というのがある。作物が全滅してしまうほど、ひどいものもあれば、やや粘土化しただけで済むところもある。この差はどこから出てくるのかである。理由はいろいろあるが、中でも大きいのは土の団粒構造である。有機物がある程度入っていると団粒構造は少しできている。これが土の粘土化を防いでくれる。

玄米アミノ酸 ところが化学肥料中心に施肥をしていると、この団粒構造がほとんどできていない。土が雨に打たれると表土が流亡して粘土化しやすいのである。

 それなら有機物を入れればと普通は考えるのである。一般的な有機物をほ場に入れたとしても効果が出るまでに3年もかかる。1年目は粘土化の悪い面が出て、2年目は少し良くなり、3年目では効果が実感できる。3年もかかるのである。ここまでは待てない。誰でもそうだと思う。だから、また化学肥料中心に戻ってしまう。今度は土の粘土化がさらに進行する。土壌病害も多発する。そして土壌消毒はどうしても必要な作業になってしまう。

玄米アミノ酸 6月はここに急激な温度変化が加わる。真夏日になったかと思うと小雨が降ってブルブルと寒い。根も育っていない。成長はストップしてしまうのである。

 この問題を解決するのは簡単ではない。何をやってもダメに近いのである。土の団粒構造を作るのに3年もかかる。この間に収入がないとしたら土が良くなる前に倒産してしまい兼ねないのである。しかも地球温暖化で日本の熱帯モンスーン気候化は確実に高温多雨になってきている。作物がまったく収穫できないことも珍しくなくなってきているのである。

 この問題を解決できるのは微生物しかない。なぜ微生物なのか。微生物は土を住処にしている。土が雨などで流亡しないように工夫をしているのである。微生物に脳があって考えているわけではない。本能的に土に団粒構造を作り、雨がたくさん降っても表土が流亡しないようにしてくれるのである。

 こういう微生物の働きというのは、ほとんど知られていないといってもいい。有機物を入れるのは微生物をたくさん繁殖させるためなのである。チッソ・リン酸・カリを増やすためだけではないのである。

玄米アミノ酸 有機物で微生物を増やそうとすると3年もかかる。それなら乳酸菌もみがらぼかしはどうなのだろうか。わずか2週間で土が団粒構造になる。普通なら3年もかかるところが2週間である。2週間なら待てる。リスクもない。どうして2週間で団粒構造になるのか、その答えが微生物である。

 乳酸菌もみがらぼかしは好気性の中温醗酵である。この温度帯がもっとも微生物が繁殖する。大量の好気性微生物を土壌に投入すれば短期間で土の構造は変化する。しかもコストがかからない。自分で作るからである。

玄米アミノ酸 普通の有機物肥料は自分で作れないために高価なお金を出して買い求める。それで3年もかかる。いかに微生物の質が悪いかである。ここをしっかりと考えてほしいのである。

 土が雨で粘土化するかしないかは、この後の生育に大きく影響する。まだ6月である。夏作のすべてが、この6月の雨にかかっているといっても過言ではないのである。普通の生産者はこの問題にまったく対処できていない。しかし、乳酸菌もみがらぼかしを使っている人だけは一人別世界である。土が粘土化しないからである。どれだけ恵まれていることだろうか。雨が降っても良くなり、晴れても良くなる。乳酸菌もみがらぼかしに不作はないのである。

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