シリーズ「栽培の基本」異常気象に対応した「育苗」の仕方!

シリーズ「栽培の基本」異常気象に対応した「育苗」の仕方!

楽して儲かる農業みーつけた
 世界の気候は20年周期ぐらいで変化している。1998年~2014年までは比較的安定期だった。その前にエルニーニョが激しく高温が続いた。2015年ぐらいを境にして大幅な変動期に入る。2016年は地球の平均気温が観測史上、最高になる見通しである。異常気象と言われた現象が、さらに激しく変動すると予測される。

 気候変動に対応するには「育苗」がもの凄く重要なのである。大切な育苗を放棄してしまっている生産者は多い。稲の苗まで他人まかせである。まして野菜の苗は作るものではなく注文するものになっている。誰がどのようにして作っているのか分からないものを購入するわけである。どうやって育てるというのだろうか。
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 「苗なんて誰が作っても同じではないの・・・」その程度である。苗を販売している方は苗を植える人のことはまったく頭にない。一律、同じ条件で苗の栽培をする。培土に化学肥料を入れて農薬を使い栽培する。購入した方も同じく化学肥料と農薬で栽培する。根の張りや土壌の状態は気にすることもない。もちろん有機も使うだろうが有機の質まで気を配ることはない。ましてF1種である。病気にも弱く虫にも弱い。F1種が弱いのには根拠がある。市場の要望に応じて品種の改良をするわけである。大きさ、形状、糖度などが基準になるのだろうか。市場は競争社会である。同じ品種では負けてしまう。新品種が常に強く求められる。代表例がトマトだろうと思う。新品種を開発するのは簡単ではない。何代も交配しないとできない。
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 それも短期間である。当然、無理がある。短期間に何代も交配させることは自然ではできない。すべて人工的にやるわけである。強い品種ができるのだろうか。どこかに問題が残る。人工的に作られたということは、自然の環境になじむのかは未知数なのである。長所も短所も未知数なのである。それでも新品種にとびつく。高値で売れる。ブドウのシャインマスカットなどは代表例だろうと思う。種がなくスイーツに使える。販路が広がったのである。例えばサツマイモの紅はるか、これもヒットした。事業にするために新品種の開発は大きなポイントを稼ぐことができる。短期間の開発で、あらゆることに対応した品種などできるのだろうか。何が起こるのか分からないのである。開発したメーカーも分からない。
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 検証をする前に、マーケットの価値はなくなっているかもしれないのである。F1種の苗は常に大きなリスクを持っていると言わなくてはならない。連作障害が多発しているのも単に土壌の問題だけではないと思う。苗にも原因がある。何代も交配して作っているということは、何代もの品種の性質を持っているということが原因になる。どの性質が強く出るかは土壌の状態に大きく左右されるのである。新品種ほど生産者によって大きな差が出るということになるのである。

 これは玄米アミノ酸微生物農法をやっている人ならよく分かる。乳酸菌もみがらぼかしで新品種を作ると、元の品種の性質と新品種の性質のいい面だけが出てくる。化学肥料で作ると、形状は新品種でも中味は何だか分からないものになってしまう。これは事実である。高い苗を買ったほどの価値は出ないのである。

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 その出発点はすべて「育苗」なのである。理想は、元の品種の性質と新品種の性質のいい面だけが出るようにできたら商品価値も上がる。そのためには「育苗」なのである。育苗といっても苗で購入する方も多いと思う。すでに土はついているわけであるそこで何を使うのかである。「玄米アミノ酸酵素液」と「みどりの放線菌」を使う。これを合わせて葉面散布する。5リットルの葉面散布をするとしたら、まず水を5リットル用意する。500倍希釈で玄米アミノ酸酵素液(10ml)を希釈する。次にみどりの放線菌を10g溶かす。そしてかきまぜる。週に3回ぐらいやる。根の張りが良くなる。茎が太くなる。均一に成長する。植物の生命力と抵抗力を格段に高めることができるのである。

 苗が成長したら、そのままにしておくと根が鉢の周りにまわって老化苗になってしまう。鉢を一回り大きなものに変えなくてはいけない。その時には当然土が必要になる。その土は肥料分のない培土に乳酸菌もみがらぼかしを3%入れて使う。さらに根の張りは良くなる。

 根の強さ、太さ、張り方、根毛の出方はこの時に決まるのである。これは定植後も同じ傾向になる。この時に根を作らないと定植後ではできないのである。冒頭に話をしたが、異常気象に対応できる状態を作ることができるのは、この時をおいて他にはないのである。唯一のタイミングになる。

 一番いいのは種から苗を作り、丈夫な苗同士を接木することである。そこまでできれば対策は万全になる。種を直蒔きする場合も同じなのである。直蒔きした後に「玄米アミノ酸酵素液」と「みどりの放線菌」で追いかける。芽が出て本葉が出るまで週に3回ぐらい散布を続けるのである。後からの対応よりも早めの対応に百倍の効果があることを忘れてはならない。

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