仕事の効率だけを考えれば利益は出せるのか・・・?

仕事の効率だけを考えれば利益は出せるのか・・・?

楽して儲かる農業みーつけた
 農作業が本格的に始まる。気は逸るでしょうね。とにかく仕事を先に進めなくては・・・。そこで次のようなことを考える。米ぬかぼかしを作り畑にまき、その上から豆粕や魚粕をまいてすき込みしたら手間が省ける。「カーツ」である。有機質は必ず分解させてから投入する。これが原則である。有機質の配合肥料をそのまま土に投入したらどうなるのか。豆粕、ナタネ粕、魚粕、骨粕などである。土の中で分解してガスが湧く。土壌が酸性化する。酸化チッソが出来る。もっと具体的に言う。雑草が次から次に出てくる。酸化チッソに害虫が寄ってくる。雑草に害虫がつく。そこからウイルスが入る。土の中で再醗酵するので土壌病害が出る。
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 それでも手間が省けた方がいいのだろうか。実質は手間を省いているのではなく、新しい厄介な仕事を作っているだけなのである。大問題なのは投入した有機物はいつになったら完全分解するのかということである。それは誰にも分からない。分解しないで腐るかもしれない。それも分からない。土の中は見えないからである。腐った場合は最悪である。フザリウムの温床になる。土の中に投入したものを取り出すことはできないのである。このような仕事に慣れている方は、毎年くり返すのである。毎年、分解しない有機物が堆積する。ネコブ、センチュウの土壌病害はひどくなる一方である。そこに異常気象である。雨が多い。日照が少ない。収量は減るばかりである。お金にならない。

 仕事が忙しく気が焦るのはよく理解できる。仕事の段取りが間違っているのである。もっと言えば収穫後の管理が間違っている。土づくりは収穫後がもっとも大切である。乳酸菌もみがらぼかしはこのときに使う。そして春になったら気温も上昇し微生物が働いているようにしなくてはいけないのである。
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 春になったらどうしようではなく、春になったら土は出来ている状態である。そうすれば仕事を急ぐ必要はなくなる。

 苗づくりも一緒である。ワタワタと仕事を始める方が大半である。作付期を逃したら大変なことになる。それだけで頭がいっぱいになる。育苗の大切さなどスッポリ抜けてしまうのである。根の張りもそこそこに定植する。定植してから育ちが悪いと悩む。その時は苗からやり直しは出来ないのである。

 農業という仕事は定植前で80%は決まる。定植後20%である。普通はこの逆である。定植前20%、定植後80%の仕事量になる。この状態になったら利益が出ることはまずない。仕事に追われるだけになる。忙しいだけになる。何のために仕事をするのか。収入を得るためである。収入はどうすれば得られるのか。そこを深く考えなくてはいけないのである。機械に使われたり仕事に追われたりして忙しいだけでは利益は出ない。生産者でそこに気がつく人は実に少ないのである。

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