品種は情報が大切!良い品種を収入に直結していく方法

品種は情報が大切!良い品種を収入に直結していく方法

玄米アミノ酸 品種改良はもともとが食生活の変化と大きく関係している。戦後の食糧難の時であれば米というだけで価値があった。そして食糧不足のために量が求められた。


それから東京オリンピックがあって、爆発的に食が多様化していった。全国に高速道路も作られるようになった。トラックといえば荷を積むだけのものだったのが、冷蔵設備も持つようになった。鮮度維持ができるようになったのである。

 もちろん、収入が増えて食生活が多様化していくと消費者の要求も大きく変化していくことになる。消費者の要求が変化すれば品種を改良する必要に迫られる。消費者の望んでいるような品種に改良されていくのである。ここが大きなポイントになる。

 消費者が望んでいるような品種になるわけだから、お店に出したら売れる。「そんなの当たり前ではないか」と言うだろう。この当たり前が見過ごされている。品種選びで重要というのは、この理由からなのである。これは主に産直市場、外食産業、家庭菜園が主なマーケットである。スーパーなどに直接納品している方もこの中に入る。

 品種を調べるにはどうすればいいのか。まず「日本種苗新聞」は必読である。1日、11日、21日の旬刊である。年間購読でも1万円にならない。この新聞の利用方法というのがある。新聞だから詳しく書いてあると思ったら大間違いである。入口のことしか書いていない。でも新聞だから情報がたくさんある。ここが重要である。

玄米アミノ酸 この情報を利用する。まず種苗会社がたくさん出ている。自分がやりたい品種を扱っている会社を探す。そしてカタログを取り寄せる。カタログを取り寄せしたら、担当者に話を聞く。詳しく教えてくれる。種を売っているということは栽培に責任を持っているということである。詳しく教えられないのであればそれでアウト。技術がないのである。相手にしない方がいい。このようにして種や苗を絞り込みしたとしても、それですぐ注文してはダメである。

 もう一度「日本種苗新聞」に電話を入れる。周囲の評判を聞くのである。これは担当者に質問するしかない。いくつもの質問をすれば、この中に本音がある。それを聞き出すのである。

 種・苗はあくまでも時代を映していることを忘れてはいけない。今は少しふところに余裕があると思っている人が多くいる。そして日本人は豊食をした。旨いものを食べまくった。旨いものの味を知っている。だから元に戻れなくなって、甘いもの、旨いものを求め続けているだけである。これが未来も続くとは限らない。品種改良には流通業者の思惑も色濃く残っている。箱詰めできないから青首大根に変わってしまった。白菜も同じである。個食化で大きな白菜がいらなくなった。小さくて甘い白菜が好まれる。そうすると流通はしやすくなる。時代の背景と流通のしやすさ、これで人気品種が決まっていく。

玄米アミノ酸 これが必ずしも旨さと直結していないことなので要注意である。そして時代が変化したら同じように種・苗も変化していく。もし日本にお金がなくなって、さらに給料が減ったら、求められるのはボリュームになってくる。もっと量に変化していく。今までのように右肩上がり一辺倒ではなくなるのである。

 これも頭にしっかり入れておく必要がある。品種改良するほどに高くなるというものがある。その代表がトマトである。高糖度トマトやデルモンテの贅沢トマトはその代表例だろう。苗の段階から大きなリスクが伴う。いくら食べても、おいしくても、採算に合わないのではどうしようもない。それから花のカーネーションである。人気品種以外は値がまったく出ない。毎年、新しい品種が発表される。まるで賭博である。当たったとしても、リスクの方が大きいように思う。

玄米アミノ酸 品種改良して食味が増したにもかかわらず、コストを上げないものというものもある。例えば北海道のパン用小麦である。内麦産はうどんに向くが、パンに向かないのが一般的である。それを品種改良してパンに向くようにしたのである。小麦だからコストが高いはずがない。

 同じようにお米も三井グループがやっている「みつひかり」というハイブリット米は収量もあっておいしい。コシヒカリに比べると30%ぐらい収量が多いと思う。すべてがコスト高になるわけではないということも忘れないでほしい。コスト高になる理由は無理な品種改良をしている場合である。イチゴなどにも言えることである。

 もっとも農協系統になると品種は選べない。売っていく都合から品種を決めて規格を作ってしまうからである。

 人気品種は確かに売りやすい。すべて高値で取り引きされるかというとそうではない。例えばネギは深谷ネギと下仁田ネギと代表するものがある。下仁田は主に鍋、深谷は料理全般、まず用途が違うのである。京都の九条ネギなどもそうである。その中でも化学肥料で作れば食感の硬いネギになり、有機で作ればやわらかくなる。どこそこの誰の作った深谷ネギとなるのである。最後はそこなのである。そのように周囲から言われるようになるには、自分の決断である。そして栽培方法である。人気品種だけを追い求めてもダメなのである。

 状況に振り回されない、情報に振り回されないために、絶えず学習が必要になっていくのである。日本種苗新聞も、その参考例と考えてほしいのである。
玄米アミノ酸日本種苗新聞ミッションロゴ
TEL 055-235-7329
http://www.seed-news.co.jp/

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