地温が15℃になったら善玉菌も悪玉菌も動き出す!この時に病虫害を予防する方法

地温が15℃になったら善玉菌も悪玉菌も動き出す!この時に病虫害を予防する方法

玄米アミノ酸  4月は春作の中盤、夏作の育苗期に当たる。4月と言えば北国はまだ雪解け、西南地区は真夏日になる所もある。気温の変化も激しい。しかし、確実に暖かくなっていく。暖かくなっていくと病虫害が出てくる。線虫から動き始める。油虫など暖かくなると出てくるものが活動を始める時期である。

 科学的な根拠には乏しいのだが、生産者は病虫害にやられる場所が経験的にわかっている場合が多いのである。多くの生産者の話を総合すると「何か特別」のことをした場所であることがわかる。何か特別とは、排水が悪い、土地が低くて盛土をした、堆肥を積んで置いてた等である。この場所から線虫が出てくるというのである。

 同じようなことがモンパにも言えるのである。春先にモンパにやられることは少ない。夏の後半から秋である。しかし、モンパが活動を始めるのは地温の上がる春だといわれている。地温が上がるとは何度ぐらいを言うのだろうか。深さ10cm前後が15℃前後なった時である。悪玉菌が活動しやすくなるのである。特に線虫は出てきたばかりの新根を狙う。これがエサになる。

 深さ10cmぐらいの所に温度計を入れて地温を測ることはとても大切である。温度計が15℃を指したら病虫害の対策である。「虫も出ていないのにどうやって対策するのよ。何をやればいいの…」そんな病虫害対策なんて、やったこともないわけだから当然である。

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 この時期の病虫害対策は善玉菌を入れてあげることである。乳酸菌もみがらぼかしがおすすめであるが、玄米アミノ酸米ぬかぼかしでもいい。心配な所には厚く播いておく。これで病虫害の対策になる。油虫については肥料過多が主な原因である。

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 春は自然の肥料成分というのがある。全体量の1/3ぐらいは出てくる。10アールで2kgぐらいである。これを頭に入れて施肥をする必要がある。砂地のような所は自然の成分が出てくるのが早く、そして抜けやすい。比較的に作りやすく害も出にくい。注意すべきは重粘土の土壌である。これはなかなか分解しにくい。肥料成分が出てくるのも遅い。肥料の効きが悪いのである。悪いという実感があるから肥料を多めに入れてしまう。地温がさらに上がる。自然の肥料が出てくる。入れた肥料も効く。6月から入梅に入る。病気が出やすくなるのである。

 重粘土の土壌はチッソ分を多く与えると必ず病気が出てしまう。乳酸菌もみがらぼかしや米ぬかぼかしのようなチッソ分の少ないものにすると病虫害は出にくくなる。

玄米アミノ酸  砂地にしても微生物なら抜けていくことはない。春に出てくる自然の肥料成分を上手に生かせればコストダウンにもなる。病虫害も少なくて済むのである。春は肥料あたりが心配されるから少なめでいいのである。地温も外気温も上昇する。例えば不足したとしても追肥で追いかけられる。と言ってもとにかく多めに入れるのが習慣になっているから、少しぐらい少なくてもまったく問題はないと思う。それでも残肥というのもあるからである。肥料は安くならないので入れすぎるのは馬鹿らしいと思う。肥料会社が得をするだけである。

 春に心配されるのは気温の上昇と雨である。マルチングやトンネル栽培はこの失敗が非常に多いのである。特にビニールマルチは雨が入らないので肥料を多めに入れることが常識になっている。雨が降って気温が上昇するとガスが湧く。蒸れるからである。1/3はなんとかいいものが取れるけれども、2/3は満足がいかないと思う。夏作でもそうだけれども生産者の1/3はうまくいって2/3の方は満足できない。これは春の気温上昇が大きく関係している。

 夏は暑く、冬は寒い傾向が続いている。地温と気温を考えて、ビニールマルチなら取り外す。トンネルなら大きく開けることを考えてみてはどうだろうか。若干の対策の早い、遅いが作物には大きく影響するのが春である。忙しい中で大変だと思うけれども土の状態を悪化させないようにすることが、もっとも重要なのである。

玄米アミノ酸  雑草の件であるが、雨と気温の上昇で雑草が出やすくなる。熊手のようなもので早めに表面をひっかくだけでも雑草は出にくくなる。土の表面をひっかくと、わずかでも反転して土が乾く。発芽しにくくなるのである。雑草は小さいうちに処理をしておくと、後が本当に楽である。取るほどに出なくなる。目立つようになってからでは労力も大変になるし、効果も薄くなる。

 植物が活動することと、地温には大きな関係がある。それは考えている以上に大きい。地温が上がれば微生物も活動を始める。微生物が作った栄養を樹が吸い上げる。そして新芽を出す。葉を広げて光合成をする。その働きをどうやって助けてあげればいいのかということが大きなポイントになる。

玄米アミノ酸  地温の変動を知ることができれば、植物に対して何をしてあげればいいのかがわかるようになる。これはイメージ力である。植物がしてほしいと思うことができれば不作も凶作もなくなる。ほとんどはその逆をやっている。植物のストレスになるようなことを平気でやっているのである。春は活動の始まりだけれども、その春に何をするのかで秋の結果まで見えてしまうのが栽培の面白い所である。中でも効果が高いのは善玉菌の投入であることを忘れないようにしてほしいと思う。

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