春の長雨と遅霜のもっともお金のかからない対策!

春の長雨と遅霜のもっともお金のかからない対策!

玄米アミノ酸①北海道・東北北部
 今年は例年にない大雪だった。2月も3月も寒かった。春の農作業に遅れが出てくる。遅れが出る理由は雪が解けにくいということなのだけれども、雪が積もると水分は下に沈む。それが凍ってしまう。氷は雪とは違い、解けにくい。


そのため春の作業が遅れる。春の作業が遅れると春の長雨がやってくる。北海道、青森、岩手、秋田は同じ傾向にある。北海道はここ数年、春の長雨にたたられて、作物がまったく収穫できなかった生産者も珍しくないほどである。資材を販売した業者も資金の回収ができずに困ってしまっている。

 大規模化を進めたはいいけれども、思ったような収益は出ていない。農作業が遅れるほどタイムリミットは迫ってくる。

玄米アミノ酸 5月〜9月の150日がすべてなのである。しかも天候頼みである。かなり危険な経営になる。大規模だから始めてから終了まで時間がかかる。スタートが遅れれば終了も遅れてしまうのである。「雨が降って仕事ができないのだから仕方がない」これではいつまでも貧乏から抜けられない。そこで知恵が必要なのだ。秋のうちに排水性を良くしておく。いろいろな方法はあるが、微生物の力にはかなわない。秋に収穫した米のもみがらで「乳酸菌もみがらぼかし」を仕込みする。一町歩2tもあればいい。30町歩あっても60tならできる。収穫後はそれほど忙しくなくなる。これを仕込みして畑に投入して土と混ぜておく。

 これだけで、多くの問題が解決されている。「まったく物ができなかった…」などということはありえないのである。

 わずかな時間で耕作して種がまけるようになる。農業は肉体労働ではない。頭脳労働である。頭の使い方一つでピンチはチャンスに変えられる。それが農業の面白さなのだ。大規模化をしただけでは収益も出ない。イメージ通りにできるような土壌整備ができて、初めて大規模な事業が成立する。機械さえ入れてしまえば誰でもできると思っていることの間違いは、生活も台無しにしてしまう危険をはらんでいることを忘れてはならない。机上の計算通りにいかないのが生身のビジネスなのである。

玄米アミノ酸②西南暖地
 暖かい地方の話に移そう。福島から南は(北陸は除く)5月になると真夏日のような日も出てくる。5月5日が立夏だから無理もない話である。

 ずっと暖かいのかというとそうでもない。遅霜がやってくる。ここが悩ましいのである。寒気団が降りてくると冷え込む。霜になる。霜になると新芽はすべてつぶれる。馬鈴薯、お茶、果樹などはほとんどがダメになる。遅霜の後はダニが大発生する。これはすべての作物に共通している。慌てふためいてダニ防除をする。新しく出てきた新芽までもダメにしてしまう。

玄米アミノ酸 遅霜の後は例外なくダニの大群が発生すると考えてほしい。自然のメカニズムからしても当然の現象なのである。新しいやわらかい新芽が大量に、しかも一斉にでるとなればダニが出ないわけがない。遅霜といっても一時で周囲の気温はすでに上昇しているからである。対策なのですが…

 実は防除はしない方がいいという場合が多くある。防除は農薬であり、ダニを殺す以上に樹を傷める。効果的なのは玄米アミノ酸ニーム酵素か玄米アミノ酸酵素液の葉面散布である。これもいつも言っている通りである。遅霜でびっくりして慌てふためいても元には戻らない。次に出てくる新芽に期待するしかない。光も強くなっているので葉面散布は効く。それにダニは、もう少し暖かくなればすぐにいなくなる。それほどしつこいものではない。玄米アミノ酸ニーム酸素液に展着剤を少し混ぜて、1000倍希釈ぐらいでやればダニはコロコロ死ぬ。作物にはまったく影響が出ない。遅霜を回復させる最良の方法である。

玄米アミノ酸 遅霜がきたら化成のチッソを追肥しろとよく言われる。これは肥料を売りたい人の勝手な言い分である。騙されてはいけない。元肥を適量入れていれば追肥はいらない。 乳酸菌もみがらぼかしや米ぬかぼかしなら尚の事いらない。地中は、まったく影響がない。書き忘れたので追記する。ダニの防除がいらないもう一つの理由である。それはハダニの天敵である。ホコリダニの存在である。霜が回復するとホコリダニも回復する。そしてハダニをやっつけてくれる。一番、悪いのは慌てふためくことだけである。

 遅霜の反対はマルチの蒸れである。5月に入ると30℃近くなる。マルチをすると蒸れる、トンネルも蒸れる、カビが出る、病虫害が出る。週間天気予報などをよく見て、遅霜がこなければマルチも取り、ビュールトンネルは大きく開くことが対策になる。

玄米アミノ酸 最後に肥料の件である。化成肥料の価格は30%〜40%も上昇する。中国の使用量が大幅に増えた。中国だけではない。インド・ベトナム・タイといわゆる農業大国が軒並み大量に使い始めている。日本ではもう化学肥料は安い資材ではなくなった。高いだけのリスクの高い資材に変わってきたのである。こんなものを使って利益が出るわけがない。

 肥料は自分で作るのである。良質なものを作って、コストを下げていくのである。そうしなければ利益はおろか、借金の山になってしまう。頭を使って農業をする時代に大きく変わってきたとも言えるのである。

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