究極の雑草対策は雑草が出ないようにすること!「え!除草剤も使わずにできるの・・・」

究極の雑草対策は雑草が出ないようにすること!「え!除草剤も使わずにできるの・・・」

 雑草対策の2回目である。前回、話をしたように雑草と言っても一様ではない。出てくる理由があるのだ。出てくる理由があるということは対策も同じではないということである。多くの方は除草剤で終わりである。除草剤には大きな欠点がある。土壌の酸性化を進行させるために、さらに強い雑草が出てきやすくなるということ。微生物が死ぬことも問題点である。除草剤は雑草対策にはならないのだ。

 雑草が出てくる理由とは何か。水分が豊富にある。土壌のPHが低い。残留したチッソ成分が多い。微生物が少ない。大きく区分すると以上の理由になる。
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 水分が多いと雑草が出る。雨が降った後に雑草は急速に伸びる。それを見れば雑草はいかに雨に影響されるかが分かる。この対策は排水である。排水が良くなれば草は減る。そのためには土が団粒になり、降った雨がスムーズに地下に浸透していくことが望ましい。下層に砂利層があれば雑草も少ないのである。もう一つやっかいなことがある。人間が意図的に水を与えすぎることである。潅水のやりすぎである。これは水をやらなければ草は減る。

 次に土壌のPHである。土壌のPHというのはなかなか正確には出ない。なぜなら水分を含んでいる量で大きく変わってしまう。ご存知の通り水分は中性でPH7である。水分を含んでいるほどPHは高くなる。稲田の土も水分の含んでいる所を計ると6.0ぐらいにはなる。これは水分に左右されている。
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 水分の少ないところは5.0である。必要なのは水分のPHではなく土のPHなのだ。土のPHを上げることで草を減らすことができる。何をすればいいのか。乳酸菌もみがらぼかしと石灰を混ぜて、すき込みをする。これはやり方が二通りある。作付前に元肥として雑草対策も兼ねて行う方法。それから作付前の除草をする時に、もみがらぼかしに同量の石灰を混ぜて、土壌の表面に振り、その後雑草と一緒にすき込みをする方法。できるだけ雑草が小さいうちにやると、効果的である。雑草が小さいうちに月に一回やればいいと思う。追肥にもなる。その時の量は10アールに乳酸菌もみがらぼかし100kg、石灰50kgを混合して使うのである。
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 この方法は元肥と追肥とさらに雑草対策も同時にやってしまうという方法である。かなり合理的で効果も高い。作物の生長を阻害することもない。
 残留チッソ分は特に動物糞の場合である。化成の場合も問題になる。ただ出てくる草も違えば量も違う。動物糞や有機肥料分はチッソを多く含む。量も多いし勢いも強い。特に鶏糞は雑草が出る。化成の場合は量はそれほど多くはないが太くて強い雑草が出る。この場合も対処の仕方が違う。
 動物糞や有機肥料は施肥をやめれば雑草は減る。乳酸菌もみがらぼかしに替えるのだ。毎年、草は減っていく。低い雑草も勢いの強い雑草も減る。
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 化成の雑草は酸素がなくても生長できる雑草である。土の中に酸素を含むようになると雑草は減っていく。
 砂漠化した土を団粒に変えるのである。化成肥料を使う方が除草剤を多用する傾向にある。土はますます乾燥して砂漠化するということである。そのうちに雑草すら出なくなる。電照菊の施設やタバコ栽培の土を見れば、よく理解できると思う。
 化成肥料をやめるだけではなく土の性質を替えなくてはいけないのだ。そのためには乳酸菌もみがらぼかしである。緑肥でもいい。そのことによって雑草を減らすことができる。
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 雑草対策とは言っても単純ではないのである。多くは雑草が出てくる原因も分からずにやみくもに雑草と格闘をしている。実は土壌の状態と雑草は深い関係にあるのだ。雑草と栽培結果が深く関係していると言ってもいいのである。

 それが微生物にあらわれる。微生物が豊かだとなぜ雑草は少ないのか。その理由は微生物が多くいるほど、土の状態はいいということは誰でも分かると思う。土の状態が良ければ雑草は出てこないのである。作物が雑草に負けることなどあり得ない。
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 ただし微生物なら、何でもいいというわけではない。好気性の微生物だ。嫌気性の微生物だと、さらに雑草は多くなる。酸素がない所でも働くのが嫌気性菌だからだ。好気性と言っても強い、弱いがある。弱い好気性は雑草対策にはならない。例えば土着菌は弱い好気性菌だ。これでは雑草に負けてしまう。強い好気性菌というのが少ない。農業ではほとんど利用されていない。玄米アミノ酸の粒体ぐらいである。

 好気性の微生物が増えると雑草が生長するのに適さない土になる。雑草でも生きた植物なのだから最適環境というのがある。それが変化してしまえば生育できないのである。除草対策というのは草を除くのではなく、出なくしてしまうのが一番なのである。それが一番楽で効果も出るのである。雑草の対策は雑草が出てこれない環境をつくる。これが究極なのだ。名人級の畑を見てほしい。もともと雑草なんて出ていない。キレイな畑なのである。雑草といっても奥が深いのである。

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