高齢化しているのは人間だけではない!畑まで高齢化している現実がある!

高齢化しているのは人間だけではない!畑まで高齢化している現実がある!

楽して儲かる農業みーつけた
 農業では利益が出ないと嘆く方は多い。実は利益が出ないのではない。利益を出す栽培方法を知らないのである。東北地方の、あるリンゴの生産地を訪れた時のことである。リンゴの生産地としては有名であり生産量もある地区である。そのリンゴ果樹園を見て驚いたというより信じられない光景を目にした。リンゴの樹勢が見るも無惨なのである。古木にしてもY果にしても、まともな樹が一本もない。リンゴの実はなっている。多くは小玉である。せいぜい10kg40玉クラス、それ以上に大きいものは少ない。実のついている樹とついていない樹も極端である。同じ畑の中の話である。

 特にひどいのはY果栽培。幹の中央にしか実がついていない。枝にリンゴはない。
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 それだけではない。車から見ていて、やけに葉が白い。変だな・・・リンゴの葉はもっと青いはずなのに・・・車から降りてよく見ると枝が左右に伸びきれず途中から上を向いている。葉の表側は幹の方に向いて、葉の裏側は光に当たるように外に向いている。それが一軒の生産者ではない。地区全部がそうなのだ。目がテンというものではない。どうしたらこんなヘタクソにリンゴが作れるのか不思議である。なんの工夫もなく稲田の転作にリンゴを植えて化成肥料を大量にやったということが分かる。リンゴを作る目的は何なのか。サッパリ分からない。地区全体がそうだから誰も不思議にも思わないのかもしれない。もう完全に生理障害である。

 古木も凄い姿をしている。幹は太い。古木だから当然である。直径で50㎝はある。ところが背は低い。芯止めを早めにしたと思う。途中で止まっている。そのために枝葉は横に伸びる。全部の樹をそのようにしてあるから、隣の樹と枝葉がぶつかり重なっている。日当たりは当然悪くなる。質の良いリンゴが穫れるわけもない。樹姿は三角形につくり、全体に日当たりを良くすれば大玉で色づきの良いものが穫れる。その逆をやっている。質の悪い小玉を作るために栽培しているような状態になっている。そこの地区のどの生産者もそうなのである。そういう指導があったかどうかは分からない。誰も不思議に思わないというのは外の産地をまったく見学すらしていないということだと思う。客観的な視野がまったくないのである。

 これでは利益が出るほうが不思議だと言わざるを得ない。利益が出ないのではなく、出ないようにあえてやっているのである。たぶんであるが、どこの産地も似たような状態にあると考えていいように思う。生産人口の高齢化の実態である。高齢化しているのは人間だけではなかったのである。畑まで高齢化していたのである。農業の後継者がいないと言われている。高齢化した利益の出ない畑を後継しても意味はないのである。地方が疲弊している本質はここにあるのではないだろうかとさえ思うのである。知恵がなくては利益は出るはずもないのである。

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