作物の生長には「水分」が命!水分コントロールができれば収入まで変えられる!

作物の生長には「水分」が命!水分コントロールができれば収入まで変えられる!

 畝立てをして定植をしたら、次は水の与え方である。植物にとって水はまさしく命である。人間で言えば主食も主食なのである。チッソ、リン酸、カリを毎日与えるということはないが、水は週に何回かは必ず必要になるものである。しかし水分が多すぎると枯れてしまう。適量というのがある。これが理解できない人は大半である。土の中の水分でも地上の水分でも適量が分からないと上手に育てることはできない。病害や雑草にも深く関係している。
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 土壌水分量については一にも二にも排水が大切なのである。ロータリー耕の一番の問題は排水である。与えた水が腐ってしまうのである。これでは逆効果である。

 今年も雨が多いと考えられる。雨が多いと糖はのらない。排水の問題なのだ。明渠、暗渠とあるが、まず簡単にできるのが明渠なのである。降った雨や与えた水分が流れるようにすればいい。例えば施設でも施設の周囲に明渠を掘るだけで違う。たまった水はポンプで吐き出せばいい。畝も高く立てて、畝間から排水されるように工夫すれば明渠になる。

 水の与え方だが、定植した直後と根を張り生長した後では、まるで与え方が違う。定植直後の方は水分を多めに与える。生長した後は水分を控える。このように区分している方は少ない。定植後の苗は生長が早い。それだけ水分も要求する。しかし根を張った後は根の活力で土の中にある水分を吸収できる。水分が少なくても生長は維持できるようになる。

 幼苗の場合は根を張っていないので水分吸収力が弱いから多く与えるのである。成長したら土に含んでいる水分を根の力で吸収できる。これを応用したのが点滴潅水なのだ。ポタポタの水分量でなぜ充分なのか。根は水分を求めて生長していく。少なめの水分の方が根は水分を求めて生長するということなのである。水分が多ければ根は生長せず少ないと生長する。これは原則なのだ。ところが、せっせと水分を与えて根をダメにしてしまう人がいかに多いことか。原則を無視している。
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 特に大切なのは幼苗の時の水分の与え方である。このときに玄米アミノ酸酵素液を500倍希釈で使えば大変に効果が出る。生長のリズムが良くなるだけではなく同時に根の張りも良くなる。10アール20リットルで充分である。え!それは少ない・・・

 もちろん土に与える水分は別だ。それでも点滴なら15分以上は必要がない。頭上潅水はドバッと出るのでバシャバシャかけるのではなく水量をしぼって少しずつがいい。幼苗に直接かかるとダメージも出る。土の表面に出ているパイプ潅水も同じである。また液肥との併用も多いと思う。液肥をやる場合の原則はメーカー指定の3倍量に希釈して玄米アミノ酸酵素液と併用する。その場合の潅水量は通常与える水分量の半分程度である。え!そんな程度で・・・。よく考えてほしい。栄養を含んだ水分は腐りやすい。与えるほどに土はダメになる。いい作物など育つはずもない。少量だからこそ結果が出るのである。根も吸収する。多すぎると病害の大きな原因になる。

 話を変える。露地で果菜類を育てることに抵抗のある方は多いと思う。果菜は施設で作るものと思い込んでいる。しかし雨対策さえできたら、夏場は施設よりも露地がおすすめなのだ。高額なお金をかけた施設よりも、はるかに効率がいい。最近は値も高い。
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 露地で果菜を作るには雨よけをかける。コストは施設の1/10以下。パイプは毎年使える。ビニールは安物でいい。露地の利点がある。風が通る、陽が当たる、排水対策ができる、施設よりも条件がいいのだ。
 そこで心配なことがあると思う。肌の色が悪くなる。作物が汚れる。皮が硬くなる。商品価値が出ないと考えておられる方が大半だと思う。それも思い込みなのだ。肌色、汚れ、皮の硬さの原因は肥料過多。乳酸菌もみがらぼかしで作れば肌はいい。作物は汚れない。皮はやわらかい。糖はのる。旨味も出る。いいことづくしなのである。
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 わかりやすく言うと露地栽培で果菜がつくれて利益が出せるということなのである。果菜類を作ることができれば葉物や根菜はまったく問題なしである。ただ単に作るというだけなら作れる。問題は商品としてどうかということである。そこに水分が深く関係する。まず排水対策はしっかりやらなくてはいけない。雨よけをすれば降った雨は畝間の凹地にたまる。そこの排水も流れ出るように工夫する。明渠排水対策をしっかりとることが第一である。土壌も深耕ロータリー、サブソイラーで縦浸透がよくなるように工夫する。もちろん乳酸菌もみがらぼかしの量も10アールに倍の600kg入れて団粒構造にする。このようにすると降った雨によって作物が汚れることはなくなる。肌が傷まない。

 風が通ることで植物は呼吸ができて、代謝ができる。陽も当たり光合成も活発にできる。玄米アミノ酸酵素液を散布すれば、さらに良くなる。花芽も多く、収量も出る。施設よりも品質のいいものができる。

 高額な設備費がかかる施設にこだわる必要がないのである。しかも3ヶ月~4ヶ月も収穫できる。収入がまったく違うのだ。水分をコントロールできれば、今までとは違った栽培方法が可能になるのである。収入まで根本から変わってくるということなのである。

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