農作業の中でもっとも苦しい夏の「土壌消毒」をやめる方法!

農作業の中でもっとも苦しい夏の「土壌消毒」をやめる方法!

玄米アミノ酸 今月は土壌消毒がテーマである。この話をよくわかってもらうために、電話放談会の内容も生物の多様性ということで書いている。併せて読んでいただくとさらにわかりやすくなると思う。

 土壌消毒は農作業の中でトップにくるくらい嫌な仕事ではないだろうか。まず消毒する期間は何も作れない。それに、もっとも暑い時に消毒である。体力を使うし、疲れる。蒸気消毒、DーD、クロルビクリン、太陽熱と何をやってもお金がかかる。踏んだり蹴ったりとはこのことかというぐらいに面白くない仕事なのである。どんなに大変でも、これをやらないと作物は作れないと思い込んでいる人はかなりいるのではないだろうか。

玄米アミノ酸 そこで、今までのような方法しか土壌消毒はないのかということである。そこでよく考えてほしいのだが、土壌消毒をして良くなるのかということである。もちろん一時的には害虫が死ぬ。しかし、またすぐに出てくる。土壌消毒をする。これを繰り返すと結果はどうなっていくのかである。多くの人が経験していることだと思う。少しずつ良くなるのではなく、少しずつ悪くなっていくのである。どうにもならなくなって捨てた農地やハウスはあっちにもこっちにもゴロゴロしている。これを否定する人はいないと思うのである。だから結論からいうと、土壌消毒を始めたら坂を転がり落ちるように土は死んでいくのである。

 その根本的な理由が土の中の生物多様性が減少することなのである。病虫害が直接の理由ではないのである。土の中に生物の多様性が確保されないと問題は解決しない。

玄米アミノ酸 例えばである。土のpHが低いとカビが出やすくなる。pHを下げるものは何か。化成肥料・バーク堆肥・動物糞などは土を酸性にしやすい。土の中が酸性になると酸性を好む生物と植物が繁殖するようになる。善玉菌が少なくなる。多様性ではなく、片寄った状態になる。pHが低いと放線菌は増えない。中性か弱アルカリで放線菌が増える。放線菌が増えれば病害は少なくなる。この結果から言うと土壌消毒をして善玉も悪玉も皆殺しにしても地力の回復や病虫害を減らす目的は達成されないということになるのである。どんなに苦労をして土壌消毒をしたとしても得られる結果は一時的でしかないのである。

 では何をやればもっとも効果的に土の中を変えることができるのだろうか。答えは単純である。失った生物の多様性を取り戻した方がはるかに早いのである。しかも畑を休ませる時間も短くなる。労力もいらない。体力の消耗も少ない。

玄米アミノ酸 具体的にはどうすればいいのかというと、まず微生物を増やすことから始める。微生物を増やすためには乳酸菌もみがらぼかしか、または米ぬかぼかしである。生物の多様性を実現するにはなぜ微生物なのかを説明しよう。海の中や稲田を考えてもらえばいい。海の中は食物の連鎖である。小さいものを少し大きいものが食べる。エビがプランクトンを食べる。イワシがエビを食べる。マグロがイワシを食べるというようにクジラとサメが食い合うということはないのである。

 稲田でも同じである。土の中には微生物がたくさんいると、それをエサにして豊作エビやタニシがたくさん出てくる。またそれをエサにする少し大きな生物が出てくる。

玄米アミノ酸 いきなり大きなものに食いつくようにはできていないのである。生物をはじめとした小さな生き物が多いほど、土の中には多様性が生まれてくるのである。食物連鎖で自然に豊かになっていくのである。自然がやってくれるわけだから人間の力はいらない。土壌消毒するよりも、はるかに効力が高くて、しかも楽なのである。結果は、さらに土が豊かになり、収量も増えて、品質も良くなっていくのである。

 実はこのことは何年も前からずっと言い続けてきたことである。会員様の中にはこれを実行して土が豊かになっていくことを実感している人も多いはずである。

玄米アミノ酸 それで今年は「乳酸菌もみがらぼかし」という優れたアイテムがまた一つ増えた。このぼかしを10アールに300㎏投入するだけで、どれだけ土の中に生物の多様性が生まれてくることだろうか。消毒の代わりに使うのだから、仕込みをして25日ぐらいはまだ熱があって温度の高いものでもいい。土の中に入っても活発に働いてくれる。もちろん完熟して熱の下がったものでもいい。これを土にまぜて、二週間くらい養生させるだけで土の中は大きく変化してくれる。夏だから、ぼかしはとても作りやすい。それほど手間もかからない。またお金もかからない。土壌消毒をする1/5ぐらいだと思う。その後の効果も土壌消毒とは真逆である。土の中の生物性は良くなる一方である。少し長い目で見れば病虫害も確実に減ってくる。

玄米アミノ酸 病虫害に苦しんでトラウマになっている方は、なかなかこういう気持ちにはなれないと思う。消毒しなかったら、またやられると心配が先に立つからである。だから、まず実験的にやってみることをおすすめしたいと思う。とにかく小面積でテストをやってみる。その時に注意してほしいのが、土の中の生物の多様性なのである。効果が確認できたら、翌年からは本格的に取り組みをすればいいのである。これで土壌消毒はやめられるのである。

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