「チッソで育てる」と考えているうちは高収益農業を実現することはできない!

「チッソで育てる」と考えているうちは高収益農業を実現することはできない!

 高収益農業は農業界の非常識である。高収益を出している生産者が極端に少ない。農業は産業であり事業である。ところが産業にも事業にもなっていないということである。工業や商業に比較して、とんでもなく遅れを取っていることになる。まさに時代錯誤の仕事になっているのである。
楽して儲かる農業みーつけた
 利益が出ない一番の原因は「チッソで育てる」という考えである。作物を育てるには「チッソ成分」だといつの間にかガチガチの常識になっている。これを疑う人などいないだろう。チッソというのは土の中にも大量にある。しかし、大量にあるチッソを根が吸収できないのである。そのために、あえてチッソ成分を与えることになる。
楽して儲かる農業みーつけた
 チッソといってもいろいろある。化成肥料のチッソもあれば有機肥料のチッソもある。作物が吸収できる量はチッソ成分で3㎏が限度である。14のオール化成なら20㎏1袋である。有機肥料なら100㎏に3㎏のチッソが含まれる。これは10アールの話である。10アールに、それっぽっちのチッソしか入れないという方はほとんどいないだろう。14のオール化成なら20㎏10袋ぐらいは投入しているはずである。有機肥料なら、1tぐらいは平気で投入している。作物が必要とする数倍~数十倍の量である。土には消化力というのがない。無機物だからである。動物のように胃や腸はないのである。投入して多い分は当然のことながら土の中に残る。その残る量が凄いのである。堆肥を1t入れたとして、900㎏の堆肥は土に残ることになる。

 化成肥料も同じように考えてほしい。大部分が土の中に残るのである。そのまま残るだけならいい。土の中に水分もあれば酸素もある。生物もいる。投入したままの状態で残ることなどあり得ない。変化していく。酸化していく。どのように変化して、どれくらい酸化するのかは誰も分からない。土の中は見えないからである。土の中がどうなっているのかも分からないのに、次の作が始まる。また同じように投入する。また大量に残る。これを繰り返すことになる。土の中はどうなっていくのだろうか。必要ともされない栄養物が大量に蓄積されるようになる。栄養物だから腐敗する。土の中はどんどん汚れていくことになる。そこに苗を植える。どうなるのだろうか。病害や虫害のオンパレードになる。

 土の中に肥料を入れるには大金がかかる。機械も体も使う。大変な投資になるのだ。その結果、土の中は汚染物だけがたまっていくことになる。これがチッソで育てるということなのである。これで利益が出るだろうか。土壌にトラブルが出て困っている方を多く見受けるが、利益が出た人など誰も知らない。すべて「チッソで育てる」という大間違いの考えが根本にある。チッソで育てると考えている限り、高収益は夢のまた夢である。それは大多数の生産者によって、すでに証明されているのである。

関連記事

  1. 高収益農業を実現するには!液肥は使うほどに病害が発生する!生長も弱く花芽も少なくなる理由とは…
  2. 「光合成」で栽培を単純化すれば高収益農業への道が開ける!