猛暑日の連続である夏の暑さ対策は土の団粒構造化にヒントがある!

猛暑日の連続である夏の暑さ対策は土の団粒構造化にヒントがある!

玄米アミノ酸 8月7日は立秋だけれども、暑さはまだまだ続く。猛暑日はこれからというぐらいに暑い。以前は立秋というと、本当に涼しい風が吹いて、もうすぐ夏も終わるという感じだった。


それが最近では夏の真ん中というぐらいに気候が変化した。9月も10月も暑いのである。そのために稲が糖熟しないという現象まで起きている。果物もそうである。暑いために早く熟してしまい、商品にならないのである。暑さをどのようにコントロールするかは生産に大きく影響してくる。

 収穫に対する影響も大きいが、8月は秋作・冬作の育苗期に入る。早いものは定植を迎える。暑いということは、この育苗に大きく影響してくる。

 これから暑さに向かうのではなく、寒さに向かうのである。苗半作といわれるように、暑い中での育苗は病気が入りやすい。苗に病気が入ってしまうと、いくら努力しても結果が出ないことになる。暑さのコントロールが大変に大きな課題になってくるのである。

玄米アミノ酸 施設栽培の場合であるが、最近では施設の外側にだけでなく、施設の中にも大型の換気扇を取り付けしている。このようにすることで熱気を外に逃がそうとしているのである。

 さて、暑さ対策で、もっとも重要なことは何だろうか。その答えは土の状態にある。普通に考えてみれば誰でもわかることである。例えば化学肥料で作物を育てている土があるとしよう。土は比較的、硬くしまっている。そこには水分を保持する力がない。硬いということは水分が少ないのである。

玄米アミノ酸 水分が少ないと土は大きな塊になる。これは熱い温度が加わると熱伝導はよくなる。温まりやすくなるのである。塊全体に熱さが伝わる。土の温度は上昇しやすくなる。さらに水分が抜けて硬くしまる。酸素がなくなる。こうなると根圏はどうなるだろうか。酸素も水分もなくなる。温度は上がる。完全な酸素欠乏状態になる。pHもどんどん酸性になっていく。元気がいいのは雑草だけになる。もちろん、作物は強い紫外線と水分不足でごわごわしたものになる。8月に入ると、このような作物には時々、出くわすことになる。おいしくない。ナスもキュウリも皮が硬くて実がフニャフニャである。甘味も弾力もないものになる。漬物にするとよくわかる。特にぬか漬けなどにすると離水の激しさがよくわかる。

玄米アミノ酸 暑さ対策はこの逆をやればいいのである。

 土を団粒構造にして、膨軟性を高くする。土を大きな塊にするのではなく、パラパラにする。土の間にすき間ができると酸素が入り込むことができるようになる。水分を抱くことができるようになる。熱は伝わりにくくなる。このすき間が熱い熱を逃がしてくれるようになる。土の温度は上がりにくくなるのである。自然のエアコンとでも言ったらいいのだろうか。わずかながら風通しがよくなるのである。土が塊になってしまうと酸素がないので風通しは悪くなる。

 ではどうしたら団粒構造ができるかである。昔は大量の有機肥料を入れると団粒構造になると考えられていた。有機肥料には欠点があった。大量に有機肥料を入れると分解時に熱を出して土の中にある酸素を奪ってしまうのである。化学肥料を使ったことと同じ状態になる。

 暑さ対策にはならないのである。少量の物で団粒構造を作る。それ以外に方法はないのである。それが微生物なのである。この微生物も、微生物を繁殖させる母材によって大きく変化する。土の中に入ってもすき間を作り出せるものがいい。例えば乳酸菌もみがらぼかしは微生物が繁殖して、もみがらに巣を作る。これを土に混ぜると、土の中にすき間が自然に出来る。すき間があるから微生物が活動しやすくなる。微生物が活動すると、さらにすき間が出来る。自然に団粒構造になる。しかも投入する量が少ないので酸素欠乏になることはない。暑さ対策になる。

玄米アミノ酸 根圏はどうなるだろうか。酸素も豊富、適度な水分もある、土の間にすき間がある、根はしっかりと張れて養分を吸うことができる。

 みずみずしく新鮮で皮のやわらかい作物が収穫できるのである。育苗はさらに効果が高く出る。秋作、冬作の育苗で一番問題になるのが徒長である。暑い時に育苗をするからである。にも関わらず、チッソをしっかり与えてしまう。徒長するに決まっている。それに比較して乳酸菌もみがらぼかしはチッソ量が少ない。そうすると植物は最初に根を作る。上にはあまり伸びない。あたたかい気候の時に根を作っておけば、後は自然に成長する。キャベツ、白菜、レタスなどの巻野菜は典型的である。最初に根を作り、次に大きな外葉を立てる。後は自然に結球する。

玄米アミノ酸 果物はこれからが収穫である。収穫後と春の花芽、1ヶ月前ぐらいに「ぼかしの投入」をなぜすすめるのか。それは土の団粒構造にある。ここさえ出来ていれば、後は葉面散布だけでいい。強い光で光合成する。葉が肉厚になる。ここに糖度のもとになる澱粉を蓄えることができる。糖度は自然に上がってくるのである。それには根圏に酸素が豊富で適度な温度がないと葉は多く繁らない。

 暑さを味方にできるかどうかは、土の団粒構造が大きなポイントになってくる。そのために何をすればいいのか。ここを間違ってしまうと地獄である。熱さが半端ではないだけに、十分に考える必要がある。

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