農閑期を利用して土壌改良すれば病虫害は大幅に減らせる!

農閑期を利用して土壌改良すれば病虫害は大幅に減らせる!

 農業の難しさは単純に収量とか利益を出すということができないことである。例えば目の前で病害にやられた、虫害にやられたとしよう。そうすると、その対策だけで頭がいっぱいになってしまう。結果まで考えることは出来なくなってしまう。欲しい結果が見えなくなるのである。

 病害や虫害を完全になくすということはできない。しかし、収穫に大きな影響を与えないようにすることはできる。でも、影響を少なくする努力をしなければ、病害や虫害はさらに深刻になっていく。病害や虫害と一口に言っても、ほ場によって千差万別なのである。一つとして同じ状態というものはない。しかも多くの人は自分の畑しか知らないわけだから、どの程度なのか自覚することは難しいのである。

 病害や虫害が発生するというのは土壌がそれだけ荒れている、汚染されているということである。その汚染度と収量利益は深く関係している。汚染がひどいほど、収量も利益も出ない。汚染とは何なのか。土の酸素欠乏、排水不良、肥料の残留量、悪玉菌の量の四つである。これを改善できるのは農閑期以外にはない。露地栽培であれば11月~2月までの4ヶ月間である。

 土の汚染というのは一年や二年で出来たものではない。その程度なら土にも自然の浄化力があり解決できる。何十年もかけて出来たものである。それがわずか4ヶ月で改善できるかというとノーである。しかし何らかの対策を打たなければ、来年もまた同じ過ちを繰り返してしまうのである。

 今年よりも良くなることはまずない。その最大の例は中国である。もう何も栽培できなくなっている農地が続出している。日本だって五十歩百歩であまり変わらない。

 農業で生計を立てていくと考えたなら、この4ヶ月はもの凄く重要になってくる。この4ヶ月何をやるのか。土を深く耕して酸素を入れる。酸素を入れることにより、排水も良くなり、悪玉菌も減る。次にぼかしの投入である。乳酸菌もみがらぼかしでも、玄米アミノ酸米ぬかぼかしでもいい。その量というのが問題なのである。通常10アール300㎏というのは目安である。土の状態が良ければ100㎏でもいい。しかし土の状態が悪ければ600㎏必要になる。状態が良いかどうかは収量で判断する。根菜なら10アール5tは慣行農法の基準である。玄米アミノ酸微生物農法の一般基準は10アール10t。

 これを目安にして土壌改良する。農閑期の11月~2月に何をするかで次作が決まるのである。準備が80%なのだ。汚染された土壌に何を栽培したとしても良い結果を得るのは難しいのである。

 例えば緑肥でも、小麦なら使える。この4ヶ月がとても重要なのである。栽培している最中に目先のことに振り回されない為にも、収量と利益を得るためにも、土壌のケアをしてほしいのである。

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