高収益農業を実現するには!液肥は使うほどに病害が発生する!生長も弱く花芽も少なくなる理由とは…

高収益農業を実現するには!液肥は使うほどに病害が発生する!生長も弱く花芽も少なくなる理由とは…

 11月からは冬である。乾燥期に入る。抑制栽培の季節である。施設のハウスであったり、トンネルなどの栽培方法になる。この時期に多用されるのが「液肥」である。液肥は水に溶かして使うものだから使い勝手がいい。しかも使うほど結果が出たような気になる。その時すぐに植物も元気になるからである。液肥には二つの大問題がある。一つは水に薄めて使うため、土壌が水分過多になってしまうのである。液肥には肥料成分が多くある。肥料というのは電気でいえばプラス。これが水分に多く含まれると根が傷む。しかも根は水分を吸い過ぎる。水ぶくれになる。水ぶくれになると寒さに弱くなる。

 もう一つの問題は土壌が汚染されて、病虫害が発生すること。ダニやコナジラミである。寒い時にはダニは分かるが、コナジラミは暑い時の害虫である。いかに栄養過多なのかということである。さらにカビ。これも夏のものである。うどん粉病。これも水分過多が原因で水分が多すぎるのである。

 日照は弱く、時間も短い。そこに液肥の水分である。しかもハウスやトンネルの中は気温は上がる。これは悪循環になる。特に春になる2月~3月にかけて問題が出てくる。寒くて花芽もつかず、樹勢が悪いからといって、液肥を濃くするのは最悪の対策になるのである。最悪を具体的に言う。収量も伸びず、品質も悪く、お金にならないということなのである。

 冬場だから高い値で売れるのはもう昔の話である。例えばトマトやキュウリの夏野菜でも冬に高いということはない。それだけ施設栽培は数が多くあるということである。夏の物を冬に作るわけだから、暖房などの経費が嵩み収量も取れない。そこに液肥の肥料過多である。何をやっているのかということになる。利益など出るはずがない。価格が良いのは12月末から正月にかけての一時の話になってしまう。

 液肥は水に溶かして使う。根は水分を吸う。根が水分を吸うというのは水分をそのまま吸うのである。当然のように思うかもしれない。葉は水分をそのまま吸うことなどない。吸った水分は葉に蓄えられて、光合成して糖分になってから吸収される。根から吸収する水分は、水分のまま吸収して、茎を通って葉に届く。水分のままというのは寒さ暑さにとっても弱いということである。この簡単なことが分からない人がどれだけ多いことか。

 根に水分を与えるほど花芽はつかなくなり、病害も出て樹勢も弱くなるということなのである。冬場は乾燥するといっても夏場とは違う。乾燥は土の表面だけである。5㎝から下は乾くことなどない。

 冬場こそ光合成なのだ。玄米アミノ酸酵素液を500倍希釈して、週2回~3回、10アール100Lぐらい散布する。花芽もつき、病害も少なく、収量も取れ、品質も良く、樹勢も弱ることがない。冬場の水のやり過ぎは百害あって一利なしなのである。

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