暑い時期の育苗と育苗土で失敗しやすいミスを防ぐ方法!高温多雨の対策も…

暑い時期の育苗と育苗土で失敗しやすいミスを防ぐ方法!高温多雨の対策も…

玄米アミノ酸 8月は植物にとって、もっとも過酷な暑さである。それは人間も同じである。暑くて仕事にならない。人間もバテれば植物もバテる。気温が高いだけではない。湿度も高い。とにかく蒸し暑い。カラッとしない。人間もそうだが、こんな時に涼風が吹いてくれたら気持ちが良い。実は植物も同じである。


夏野菜、トマト・キュウリ・ナス・ピーマン・スイカ・メロンなどは下葉がよく繁る。下葉の葉欠きをしないと蒸れる。土の表面温度が上昇する。カビが出る。病気が出る。害虫が出てくる。チッソ分は早く分解する。これが大敵なのである。夏に葉欠きとわかっていても体力が追いつかない。やりたくてもやれない。なり疲れになる。

玄米アミノ酸 悪循環になってしまうのである。もう一つ重要なことがある。下葉が繁って暗いと鮮度が落ちる。水分過多になり離水しやすくなる。糖度も落ちる。食べてもおいしくなくなる。形の良いものも出来にくくなる。この問題をどう解決したらいいのだろうか。8月に品質の良いものが作れたら間違いなく高値で売れる。暑くない8月なんてもうあり得ないからである。毎年、太平洋高気圧が張り出して上昇気流が出来る。そしてゲリラ豪雨である。すでに5月に入ってすぐに観測史上最多の豪雨が降った。暖気が上昇して雨雲を作るからである。高温多雨はすでに日本の気候となった。これに対処するには有機肥料も化学肥料も極力少なくすることである。どちらも多く入れると土の中で酸素欠乏を起こしてしまう。

玄米アミノ酸 この解決策は微生物以外にはない。少量で済む。土の負担が少ない。そして微生物が酸素の欠乏を防いでくれる。8月に対処できることは少ない。すでに春先から土壌に対する対応で決まっているからである。春先から何をやってきたかで大きな差が出てくる。畑や果樹園・稲田に何が起こっていて、どうしてなのかをよく観察をする必要があるのが8月である。なり疲れというのはいい訳である。管理が上手くいっていれば、8月は一番収量が増えて当然なのである。言葉を変えれば、もっとも利益を生み出せる月になるのである。そのための暑さ対策も重要である。例えば屋根に水をかける。牛舎などではよく見かける。ハウスでも大きな効果が出る。それから地中の熱を利用する。補助金も出ているが、4m〜5mも掘れば涼しい風が出てくる。それをダクトで引き込めばいいだけである。

 これは夏だけでなく冬も使える。遮光ネットもいい。土を掘って三方を土壁にして一方だけを開くという方法もある。夏は涼しく、冬は暖かい。天然のハウスができる。これも一考である。自然の力をどう利用して気候の変化に対応するかということである。夏場対策が同時に冬場の寒さ対策にも応用できることを忘れてはならないと思う。冬も1月〜2月にかけて野菜の値は一番上がる。

玄米アミノ酸 8月は9月以降の育苗期に入る。育苗土についての注意点が二つある。その一つは安い育苗土を買うということである。資金にゆとりがないから安いものでという気持ちはわかる。安いというのは理由がある。手間をかけていない。だから安いのである。もともと育苗土は手間賃である。そこを削ったらどうなるだろうか。未醗酵、そして粘土質の土壌が多く入っていることになる。質の悪い育苗土を使ってしまうと良い苗はできない。徒長したり発育不良になる。良い作物は最初から期待できなくなる。それなら「乳酸菌もみがらぼかし」又は「米ぬかぼかし」を使って自分で育苗土を作った方がコストも安く、納得のいくものが作れる。

 もう一つは堆肥である。堆肥はよく野積みをして作っている。それも外灯の近くで作っているのをよく見かける。外灯には虫が集まってくる。近くに適温の産卵場があれば、卵を産むのは当然である。黄金虫の養殖場になってしまうのである。それだけではない。盆過ぎの害虫は子孫を残すために活動する。40℃前後の堆肥があれば絶好の産卵場になることを忘れてはならない。

玄米アミノ酸 この対策はとにかく、よくかきまぜて水分をとばしてあげることである。水分が多く湿っていると、さらに卵が生みやすくなる。これも玄米アミノ酸粉体を1%ぐらい入れて60℃ぐらいまで熱を出して幼虫を殺すという手もある。幼虫は目に見えない。ほ場に入れてから害虫にやられるような堆肥の作り方をしたら、有機質もへったくれもなくなってしまうのである。

 育苗土に関する注意点の次は、育苗に関する注意点である。幼苗は暑さに弱い。この対策として一株当たりの土の量を多くするといい。具体的には苗の量を2割ぐらい減らして育苗する。風が通りやすくなり、徒長も防ぐことができる。苗間が近いほど徒長しやすくなることも忘れてはいけないと思う。

玄米アミノ酸 最後に果樹である。夏から秋にかけてカメムシの害が多く発生している。理由はよくわかっていない。果樹に生命力が少なくなっているのも原因の一つではないだろうか。下草が出ると病虫害の原因になると強い除草剤を長年、使い続けている果樹園が少なくない。草一本出ていないのである。それだけ根が弱っていることになる。除草剤を使うくらいなら「乳酸菌もみがらぼかし」を投入する方がよっぽど質の良いものが収穫できる。もちろん玄米アミノ酸の葉面散布も葉を肉厚にするために大きな効果がある。

関連記事

  1. 来月から「ニュースレター」が大幅に刷新になります!
  2. 玄米アミノ酸微生物農法の目的は「最初から栽培トラブルが発生しない」ことである!
  3. 究極の雑草対策は雑草が出ないようにすること!「え!除草剤も使わずにできるの・・・」
  4. 雑草はどうすれば少なくできるのか!雑草を減らして現金収入を増やす方法!
  5. 野菜の高値には明確な原因がある! 豊作貧乏は過去の話になった・・・?
  6. 〈特集〉生産物の販売 売り先を見つけるには「野菜の目利き」をまず探せ!
  7. シリーズ 土の性質9 「タバコ」を栽培して作った後の土壌は何を栽培しても育たない!え!どうして・・・?
  8. 経済は大減速に向かう!温暖化は激しくなる!野菜は恒常的に高値になる!これは最大のチャンスになる!
  9. シリーズ 過剰害チッソ② 農業が重労働だと言われる原因と利益が出ない原因はチッソ過剰害にある!
  10. シリーズ過剰害チッソ① チッソが悪魔に変身する瞬間がある!チッソ酸化物の恐ろしさを知れば農業は変わる!