観光果樹園の悩み・・

観光果樹園の悩み・・

Sさんからのお便り
こんにちは、初めてお便りします。
観光ぶどう園で出荷は観光のお客様のみです。
余るとそのままになってしまい収入になりません。今年は春先からアミノ酸の葉面散布を4回。ぶどうに袋を掛けている最中の7月上旬体調をくずしてしまい入院。8月まで入院生活。その間は無手入れ。お客様への開園のあいさつもできないまま、店を開きましたが案の定、お客さまはガラガラ。ぶどうの生育も去年同様、アミノ酸の効果もさっぱりです。
はずかしい話30アール作っていますが、昨年の販売額はごくわずかでした。今年は来年のためにぼかしを園に撒こう思っていますが、実際不安です。


 Sさんからお便りをいただいて、これは大変と思いました。観光果樹園はお金のなる木です。でも悩みも深いのですね。早速悩みを解決してみましょう。
 最初にあなたの畑には何人くらいのお客様が訪れていますか?
昨年の来園人数をざっとでかまいませんので、数えてみてください。
 「けっこういるな〜」「こんなに来てくれているんだ」
たくさんのお客様が訪れ、果樹狩りを楽しんでもらえたことは日頃の努力のたまもの。たいへんうれしいこと。すばらしいことです。でも、来園したお客様の体重が、病害樹勢の弱りや収量の減少の原因となっている場合があるのです。

樹の周りを大型トラックが踏み固めている

 たくさんの人が出入りする観光果樹園。このお客様の数には重要なヒントが隠れています。園に訪れ、収入をもたらしてくれるお客様。だから来園してくれるお客様はひとりでも多いほうがうれしい。でも、そこには大きな落とし穴が。
 その落とし穴を見えるようにしてみましょう。目に見えるカタチに置き換えて見ると、その危険度がハッキリします。
 Sさんのぶどう園を訪れるお客様は年間300人。その体重を仮に平均60
kgとして計算してみると。60 kgの体重の人が300人ということは、
60×300=18000kg。
大丈夫ですか?頭くらくらしていませんか。
なんとお客様の総重量18000kg。
言い換えれば荷物満載のトラックが樹の周りをブンブン走り回っているのと同じ。
どうですか?樹の周りを大型トラックが走っていたなんて、驚きですよね。ざっと計算しただけでこの数字ですから。たった300人ですよ。

根は痛み、切れてしまう

 では、どこに一番この重量がかかっているのか。お客様の動きから探ってみると。
 おいしそうなぶどうを目掛けてあっちをうろうろ。こっちをうろうろ。お客様の視線は、樹の上のぶどう。樹のことをよく知っている生産者と違い、歩くところもお構いなし。一番悲惨なのは樹の根本から周囲2m〜3m。お客さんにとっては果樹を採るための絶好のポジション。とうぜん、この上は何度も何度も踏みしめられ、ズシズシと重圧がかかっていく。
 根から栄養分を吸収する植物にとって生命線ともいえる大事な根。これが年間18000kgのもの重量に踏みつけられてしまうのですから。当然、痛み、切れてしまうのです。

踏み固められたほ場を復活させる方法

 どの果樹園でも、この時期の土はどうなっているのかというと木に養分を吸われてパサパサの状態。それが踏み固められ、根が弱わり、微生物が少ない状況。これを改善する方法は、玄米アミノ酸ボカシを10アールに200kg投入し土作りをしてください。微生物が繁殖して土壌に膨軟性が出てきます。 この時期ではまずいのでは?木は養分を吸収して成長をしてしまうのではないか?成長のリズムが狂ってしまうのでは?そう思われるかもしれません。大丈夫。土壌と樹は自然のバランスを保って成長し実をつける。必要のない時に必要以に養分を吸う事はないのです。むしろ春になってから肥料を入れても効果を出すのは6月頃。それでは必要なときに養分が足りず、間に合いません。
 果樹の養分は土が貯金をしてくれる。玄米アミノ酸で土壌貯金ができます。

玄米アミノ酸ボカシでリンゴもぶどうも元気いっぱい

 玄米アミノ酸のぼかしと液体の葉面散布を併用すると魔法のような現象がおきます。玉張りがよくなって、色ツヤがのってきます。もちろん糖度も増します。作っている人がビックリするくらいですから。食べる人はもっとビックリします。しかも短期間で効果が出るのです。Sさんも今年はこの方法で土壌改善してみようと思っています。お客様は喜んでくれるし、土壌は柔らかくなるし、うれしいことだけですね。

観光ぶどう園でぶどうをつくるSさんのケース
?栽培されている品種→ヒムレット 巨峰
?栽培面積→ヒムレット 10アール、
      巨峰 20アール
?樹の年数→ヒムレット 15〜20年、
      巨峰 17〜48年
?収穫時期→ヒムロット 7月下旬〜8月上旬
      巨峰 8月下旬〜10月中旬
?観光に来られるお客様の数→例年300人くらい
?園に滞在される時間→90分程度
?来園されるお客様の年齢層→ほとんど大人。
?土づくりの方法→草生栽培
?肥料(10a当たりで具体的に)
→しきしま6号 4袋
 マグネス 4袋 消石灰 4袋
?病害虫対策(薬品名・使用量・回数も)
→オルトラン アリエッティ マラソン 
 ディプテレックス サニパー 
 10a当たり100リットル 各1回

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