壁にあたったら基本に戻れ

壁にあたったら基本に戻れ

壁にあたったら基本に戻れ


 何をするにも基本というのがある。最初は基本を学習してから農業を始める。基本は一度学習したら、それでいいと思っている人が多い。基本は早く卒業して応用がしたい。大きな仕事をしているようでカッコいい。
 基本を学習するのは退屈である。同じ事を何度も言われる。おもしろくない。金儲けにもならない。そんな事より儲かる品種とか、他の人ができないような無農薬栽培とかをやってみたい。そういうお気持ちはよく理解できる。農業生産で成功した人はそういう人が多いように思うからです。
 ここが落とし穴なのである。基本というのはどこまでを基本というのか。通り一辺の事を学習した。基本を学んだと言えるだろうか。これは単に知識を得たにすぎない。決して基本をマスターしたわけではないのである。
 基本をず‐と掘り下げていったらどうなるか。ここからが未知の分野なのである。基本はどこまでも掘り下げられる。しかも楽なのである。新しい事を始めるより、はるかに楽なのである。新しい事は一から出発しなくてはならない。基本の掘り下げは一度体験がある。これに工夫をすればいいだけである。
 成功者は決して基本からはずれない。これは法則なのである。失敗者は次から次へ新しい事に挑戦しては失敗をくり返す。失敗をくり返えしているうちに何が基本かわからなくなってしまうのである。
 例えば肥料にしても自分で作るのが基本である。いつの問にか誰も肥料を作らなくなった。買った方が安い。手間が省ける。それはそうだが、誰がどんな風に作っているのかも知らないで畑に入れる。害虫が出てびっくり。そのうちに肥料の作り方すら忘れてしまった。あんなに簡単にできる玄米アミノ酸の米ぬかぼかしですら作り方がむずかしいというのである。
 排水も同じである。植物にとって一番大切なのは水である。多すぎても、少なすぎてもいけない。それは葉面にかける水だけではなく、土壌中の水分量も同じである。排水が良ければ作物は生き生きとして成長する。収量はまったく違う。排水は農業をやる人なら最初に誰でも学習したはずである。それは知っているというだけでは何の意味もない。生産に利用できなければ知らないと同じである。
月に何軒もFaxで相談を受ける。その質問のほとんどが基本の無視である。
基本を無視した結果の失敗である。

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