土壌の生物性をコントロールする方法

土壌の生物性をコントロールする方法

土壌の生物性をコントロールする方法


土壌に善玉菌を増やし楽して農業をやる方法
 土には物理性、化学性、生物性、の三態がある。物理性と化学性は分析できる方法がある。しかし、生物性となるとあまりにも多すぎて分析のやりようがない。手付かずの状態にある。一方で作物に一手大きな影響を与えるものは、生物性である。特に品質については形状、糖度、光沢、栄養成分、食感のすべてに生物性が関係する。質の良い作物を生産したいと思ったら、生物性は避けて通れないのである、
 生物性には、大きく区別して善玉菌と悪玉菌がある。土壌学ではこういう区別はしないけれども、生産者から見てわかりやすい表現にした。自然はバランスの世界である。何かが大きく増えようとすると、これを阻止する働きが出る。例えば、大きな面積で連作をする。産地と言われている所では必ず行なわれていることである。ここで土壌病害の悪玉菌がふえるのは自然の法則なのである。何かが大きく増殖しようとすると、それを阻止して適正な状態を保持しようとするのである。
 悪玉菌というのは人間から見て都合の良い区別であって、自然の中では明確な役割があるわけである。言葉を変えると天敵という事になる。天敵はいつも人間に都合の良いように働くわけではないのである。
 微生物を活性させて農業をやる方法はないのか。そのように結論づけるのは早合点である。方法がある。人間に都合の良い穂生物が居心地の良い環境を作ることである。これも自然の法則である。善玉菌の微生物にとって居心地の良い環境である限り、微生物は増殖を継続する。微生物の一生はとても短いので、環境が維持できているかどうかは常に観察をしなくてはいけない。
 書玉菌の微生物が居心地の良い環境とは何か。
?物理性ができている。
排水がよく、酸素をよく含み、縦遷の膨軟性がある。これが第一の条件である。
?化学性のバランスがとれている。EC、CEC、リン酸成分量、カリ成分量、…、などである。肥料の入れすぎのない、ほ場である。
 ?と?の条件が充足されたところに微生物資材を使う。玄米アミノ酸のぼかしも微生物資材の一つである。他にも市販されているものがある。この状態で微生物を投入すると、居心地が良いので善玉菌が大繁殖してくれる。
生物を投入すると、居心地が良いので善玉菌が大繁殖をしてくれる。
 この微生物はどこにもっとも繁殖するのか。土の表層の部分と根圏である。これは善玉菌に限らない。悪玉菌も同じである。根の周りには土がコロイドを作る。マイナスの電気が発生する。プラス電気の肥料と結びつく。栄養成分が集中する。微生物が多く集まるというメカニズムである。
 善玉菌の微生物を増やすには土壌の物理性と化学性を良くするという話をした。物理性と化学性が崩れたまま、微生物資材を使うとどうなるか。結果は出てこないという事になる。出たとしても思ったような効果は得られない。収入に直結するほどにはならない。土が硬くなってしまっている。肥料を入れすぎている。このような状態だとしたら、まずこれを改善しなくてはいけない。もちろん同時併用もできる。土を深く耕し、玄米アミノ酸のぼかしを入れて、肥料を減らすという事は可能である。どちらにしても物理性、化学性の適正なバランスをとることが大切なのである。
 この結果、とてつもなく凄い結果が得られることになる。病気はない収量は出る。品質は良い形は揃う。良い事づくめである。しかも、すべて微生物がやってくれる。夢のような農業生産が実現する。これを継続したいと思ったら、常に物理性、化学性、生物性のバランスを取り続けることである。

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