もっともむずかしい塩害を解決した感動のリポート

もっともむずかしい塩害を解決した感動のリポート

玄米アミノ酸

月である。例年なら五月晴れの多い、一年でもっとも過ごしやすい季節である。今年もそのような気候になってくれるのだろうか。
気候の変化が数ヶ月早まっている異常気象を予測すると大雨が心配なのである。北からの高気圧が張り出せば南の低気圧とぶつかり暴風雨となる。ならないのかもしれない。対策だけは立てて置いた方が良いに決まっている。


 暴風雨で心配になる事はいろいろあるが、その中の一つに『塩害』がある。内陸部の人はあまり関係ないかもしれない。家畜の有機肥料を入れすぎた結果『塩害』というのもある。海風を受ける生産者には深刻な問題である。

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 塩害を受けると生理障害が発生する。しかも暴風雨による『塩害』を受けたほ場は数年を経過しても、被害が尾を引く。そういう実例の報告が秋田県の梨生産者のKさんより届いた。非常に参考になる報告なので是非お伝えをしたいと思った。

〜梨園経営Kさんからのお便り〜
 『ようやく、19年度の果樹の防除体系が完成しました。アミノ酸を何年か使用しているうちに作目毎の生育ステージ別に最適な使用時期を決める事ができ、梨で2回、ぶどうで2回、りんごで1回の体系を確立しました。

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 以前にもレターを差し上げておりますが、去年はおかげさまで『梨』で農林水産大臣賞を受賞したことは、すでにご存知と思いますが、私の地域はH15年8月の台風による塩害で全ての葉が落葉した所です。特に私の園は海に1km以内と最も近く、その光景はすごいものでした。他の農家はそれでも7〜8kmもあり、私の見る目ではうらやましいほどの被害程度でしたが廃園したところも多くありました。でも私の園はアミノ酸を2〜3年と散布し続けてきた結果、ほぼ9割まで回復できました。先日、地域のリーダー的農家の園を巡回しましたら私の園は回復したものの、むしろ樹体が悪くなっているではないかと、本人いわく、なぜ直らないかわからないと思うばかりでした。そして改植している園が多数でてきました。

玄米アミノ酸
 今は揃定も終わり誘引結果作業中ですが、地域では花芽不足やバラツキが非常に多い中、私の園は感じられません。私の園のとなりに果樹試験場の圃場があるのですが、花芽がまるっきり不足状態で研究員もわからないとのこと。私が見るに塩害のあと、花芽分化ステージが狂ったような気がしています。まだ本人は気付いていないらしい。今後ともご指導を宜しくお願いします。」
秋田県 K果樹園より

 Kさんからお便りをいただき、正直驚いた。塩害というのはもっとも解決がむずかしい障害だからである。なぜ生理障害になるのかという理由は明確である。塩分は浸透圧で細胞の中に入っていく性質がある。根から吸い上げられた塩分が植物の全体に行き渡るようになると濃度障害が自然に出てくる。

玄米アミノ酸
 人間で言えば腎臓に塩分が蓄積してろ過ができなくなる。そうなると不要なものや不純物が排出できなくなって毒が体中にまわってしまい、むくみが出る。植物がむくみになることはないが不要な物質を吐き出すことが出来ない状態になる。その結果、成長が順調でなくなったりは花芽がつかなかったり、数がすくなくなったりしてしまうのである。

 塩害の解決がむずかしくなる理由は畑の中から塩分だけを抜き出すわけにはいかないのである。塩分が抜けるのは何年もかかる。何年もかかっているうちにまた暴風雨がやってきて塩害になる。たまったものではない。まさに悪循環になる。これに対処する方法はないのである。客土をするという方法があるにはあるが、それなら塩害のない土地を探したほうが早い。Kさんはこのような塩害の状態を受けながら、それを見事に克服された。奇跡に近いとしか言い様がない。微生物の力はほんとうに驚異である。微生物が塩分を消化して塩害を取り除いてくれたとしか考えられない。もちろんKさんは熱心に玄米アミノ酸ぼかしを使い続けていただいている方である。

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 塩害は海風によるものが一般的であるが高温で降水量が少なかったり、施設栽培でも発生しやすい。高温で降水量が少ないと肥料に含まれるわずかな塩分でも濃度障害になる。施設栽培では決められた面積の中で肥料の投入をするわけだが、露地のようには雨が降らないので高温で降水量がすくないと同じ状態になる。

 塩害は生殖生長期に大きな影響を受けるのが特徴である。芽をつける、花を開く、受粉する時に被害が大きく出る。この時期の被害は取り戻すことができない。施設でも毎年、生育の初期につまづくことがあったら塩害を疑ってみてはどうだろうか。Kさんのレポートはこういう方々にとっても貴重な情報だた思う。塩害を修正する為に短い期間と少ない費用で可能であることを教えてくれている。実にありがたい話である。

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