「育成と排水」雨は天の恵みか悪の濁流になるか排水で決まる

「育成と排水」雨は天の恵みか悪の濁流になるか排水で決まる

玄米アミノ酸

にも局地的に大雨になったけれど初夏はさらに注意が必要である。暑ければ高気圧の張り出しが早まる。高気圧は冬である南半球の冷たい空気とぶつかって激しい低気圧を作り出す。台風である。台風以上のハリケーンになるかもしれない。そうすると大雨である。これが早まると予想してほしい。2005年のように早くから台風になる。5月だから定植して間もない幼い苗が多い。大雨は想像以上のダメージになる。この対策ができているかいないかで大きな差が出る。


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 残念なことに排水対策に熱心な生産者は本当に少ない。暗渠といったって「なんや、そりゃ、どこかの熊の穴か。」残念ながらこのレベルである。生産で一番大事な事は何かと問われたらすぐに暗渠排水、明渠排水という言葉が出てこなくてはいけないほどに重要が高いのである。

 雨が降ったら肥料成分が流出されてしまうのではないかと心配する人がいたら、それは逆である。肥料はマイナスの電気にプラスの電気が吸着することで保肥ができる。大量施肥のプラスの電気ばかりでは始めから肥料効率はよくないのである。

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 排水の話に戻ろう。定植したばかりの苗は小さくて弱い。この苗がどうやって育っていくのか。根を張って土壌から栄養分を吸い上げて成長していく。根を張るために必要なことは土壌に酸素を多く含んでいるということが最低条件なのである。

 もしも雨が降って土壌に多量の水分を含んだらどうなるか。酸素は水で埋め尽くされる。これが数時間続いたら、それだけで全ての微生物は死んでしまう。その後水が引いたとしても泥水である。幼苗は根を張ることができなくなる。

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 暗渠排水をしていて排水が抜群によかったとしたらどうなるか。畑に降った雨はきれいに配水管を通して流れていき、まったくダメージを受けない状態になる。雨上り後は適度の湿気でスクスクと育つ。幼苗の根はしっかり四方に張ることができる。もちろん微生物も無事でダメージを受けない。

 「5月になっていることだし、今更排水を言われてもねぇ・・・」。定植しているものを掘り返して排水をやれと言っているわけではない。排水の大切さに気がついてほしいのである。雨が降っている真っ最中に雨カッパを着てほ場を見てほしいのである。自分のほ場と他の人のほ場も見比べてほしいのである。ドシャブリの最中が最も適している。この状態を見れば、畑の中で水がどう土に入っていくのかがよくわかる。対策が立てられるというわけである。

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 対策がわかったらできる所から実行していく。数年前とは全く事情が違うのである。「どれくらいの量が降るかわからない。」すでに、ここ数年局地的に大雨被害が出ている。「私の所は大丈夫」という例外がなくなったと思って仕事にあたる必要がでてきたのである。

 排水の良悪がもたらす結果は極端なのである。100か0かに近いと言える。排水不良の条件で何とか生き延びられたとしても、その次に高温多湿の夏気候になる。酸欠の土壌は肥料が腐敗して悪玉菌が発生し、病害虫の発生は逃げられない。消毒を何回もして、さらに費用が嵩む。悪循環になる。

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 しかも幼苗の生理障害による発育不良は避けられない。良い品質の物を収穫することは不可能になる。排水が良ければ病害虫にやられることもなく、生理障害もなく雨を得たことで成長が加速されて良品質のものが多収穫できる。
 ここが重要なポイントになる。日本全体の生産者に排水意識が低いとしたら被害を受ける人の数は大きくなる。生産物の収穫量は大幅減になる。品薄になれば価格は大幅に上昇する。

 排水をしっかりやっていた人はダメージを受けることなく通常通りに収穫できる。収入は昨年と同じでしょうか。価格が上昇した分だけ収入も大幅にアップになる。排水をしっかりすることは収入とも強い関係にあるということである。

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 玄米アミノ酸のぼかしを何年も投入したほ場は排水が抜群にいい。これは事実である。昨年、大雨が降った時に各地に電話を入れて聞いてみたが、水が上って困っている人はほとんどいなかった。土壌を深く掘ってアミノ酸ぼかしを入れると微生物がすき間を作って酸素が豊富になる。そこへ雨が降ったとしてもスーと水は抜けていくことになる。

 これは露地だけでなく施設でも同じことである。施設は終盤戦になると養液をやる回数が多くなる。水分過剰になって畑中が水浸しになり極端に生産が落ちる。排水の重要性がご理解いただけたでしょうか。どれくらい大切なのかを知ってもらっただけでも意味があるのではないでしょうか。大切なのはチッソ・リン酸・カリだけではないのである。環境が悪ければ効力が1/3になることもあり得る。大雨は今年で終らない。来年はもっとひどくなる。対策は早い方が損失も少なくできる。

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