農業の技術は問題解決の「修正力」にあると思ったら大間違いである。苗半作の真実とは…

農業の技術は問題解決の「修正力」にあると思ったら大間違いである。苗半作の真実とは…

玄米アミノ酸  今年の夏作はどうだったでしょうか。トマト・ナス・キュウリ・ピーマンなどの夏野菜、それにシソ・オクラ・ミョウガ・モロヘイヤなどの夏野菜、満足のいく結果でしたか。「いろいろと手が掛かって大変でした…」徒長したり、病気になったり、枯れたり、その度に「なんでかな…?」と悩むことが多いのが農業である。もちろん悩むことも一つの楽しみである。採算から見ると、悩みが多いほど利益が出ない。修正をするためには大きな費用がかかってしまうからである。これを毎年、繰り返すという方も少なくない。悩みが多いから進歩をするかというと逆である。悩みは繰り返されることになる。

玄米アミノ酸  これから冬野菜に向かう。キャベツ・レタス・白菜などの巻き野菜の抑制栽培が中心になる。この時も同じことがテーマになる。重要なことを話す。栽培途中の修正に費用をかけているようでは、永遠に利益の出る生産にはならない。毎年一年生になってしまう。ここが農業の解決されなかった根本的な問題なのである。もちろん、毎年一年生が熱心に研究することは悪いことではない。ところがである。自然は極めて複雑にできている。わずかな温度の違い、湿度の違い、風の違い、雨の量によって出てくる現象がまるで違ってくる。終わりはないのである。研究しても意味がないのである。現場に活かせない。これをどうやって解決するかは農業をやる者にとっては最重要の課題になる。もう一度言うけれども、問題が出てきて上手に修正できたとしても、また次の問題が出てくる。きりがない。これでは利益が出るわけもないし、旨い物が作れるわけもないと言っているのである。

 「そんなのみんなやって悩んでいることだと思うよ。解決なんてできるのかな…」解決は実に簡単である。すべては種・苗・育苗・育苗土に関係している。まず種である。これは玄米アミノ酸液を100倍に希釈した50℃のぬるま湯に1分間つける。殺菌もできると同時に細胞が最高に張ってくる。50℃は必ず守ってほしい。大きな意味がある。苗は玄米アミノ酸液を100倍に希釈したぬるま湯(50℃)に2分間つける。(小冊子に書いてあるものとは少しやり方が違っている。小冊子は水を想定している)これで細胞の張りはベストにできる。次に育苗土である。育苗土は購入する場合が多いかもしれない。でもいいかどうかわからない。そこで玄米アミノ酸米ぬかぼかし、又は乳酸菌もみがらぼかしを使う。

玄米アミノ酸  購入したものなら、このぼかしを育苗土に3%混ぜる。畑の土を使うなら5%混ぜる。ぼかしを作る要領で醗酵させ、毎日水を少し与えて、よくかき混ぜる。水は玄米アミノ酸1000倍希釈水でいい。この状態で3週間ぐらい育苗土を作ってほしい。微生物が豊富な育苗土になる。育苗土は前もって作り置きをすることができる。手が空いた時に作っておくのである。播種をする頃になったら、何の種でもいいから試してみる。ここが重要である。芽出しは何の作物でも同じなのである。育苗土が良くできているか、50℃のアミノ酸浸漬が上手くいっているかを確かめるだけである。順調にいけば水である。確かめたら、播種をして育苗に入る。すると、強くて丈夫な苗が育つ。強くて丈夫な苗というのは、まず根から張っていき、上には伸びない。しっかり根ができれば病害にも強い。

玄米アミノ酸  元気な子葉が4枚〜5枚出てくれば、後に修正する必要が50%ぐらい減る。育苗する時にもっとも大切なのが水である。水で玄米アミノ酸液を1000倍に希釈して、回数を多くかける。根の張りが良くなり、芯も太くなる。育苗期はとにかく水が大切なのである。水分が不足するとダメである。それにチッソ過多もダメである。だから玄米アミノ酸のぼかしに含まれる微生物だけで育てる感覚で育苗してほしいのである。

 育苗したものは本畑に移す。本畑は毎年やっているわけだから、問題がつかめているはずである。排水の悪所は暗渠排水をして、排水を良くする。微生物が不足していたら、玄米アミノ酸ぼかし、又は乳酸菌もみがらぼかしを入れる。微生物を増やしておく。

 本畑に定植したら本葉が出てくる。6枚、7枚、8枚、これが親葉になる。この遺伝をすべての葉が受け継ぐ。定植してからも、玄米アミノ酸の液体は1000倍希釈でしっかり使う。量は少なく回数を多くかける。ここまでしっかりやれば、後は放ったらかしにしても大丈夫である。特に巻き野菜は外葉ができたら自然に結球していく。

玄米アミノ酸  普通の人はこの逆をやる。育苗の時は甘く、修正に必死になる。それが農業技術だと思っている。育苗から定植をして行き、本葉が7枚〜8枚までしっかりしていれば、修正はいらなくなる。後は信じられないくらい楽である。問題が出てこない。修正する必要がなくなる。

 播種から育苗、そして定植、本葉7枚〜8枚までがどれだけ重要であるかである。毎年というより、毎回繰り返しをしていることである。農業技術というなら、ここに尽きる。ここさえマスターしたら人に負けないものがいつでも作れる。

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