真夏の暑さが続く9月・10月はどのように対処したら暑さ負けをしないか!

真夏の暑さが続く9月・10月はどのように対処したら暑さ負けをしないか!

玄米アミノ酸  「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉はどこにいってしまったのかというくらいに近年の残暑は厳しい。9月も10月もまだ真夏である。涼しい風も吹かない。夜温も下がらない。これは誰でも体感していることだと思う。気温が高いだけでなく湿度も高い。日差しも強い。一年のうちでもっとも気候が大きく変動したのは9月・10月だと思う。

 気候が大きく変動したら、現場では何が起こるのだろうか。ここが比較的に理解されていないのである。実は大きな変化が発生している。数えあげたらきりがないくらいである。9月・10月という時期は12月の高収益に向かって重要な仕込みをする。この仕込みがうまくいかなければ年に一回の高収益のチャンスを逃してしまうのである。

玄米アミノ酸> 「それはそうなんだけど、だから私に何ができるっていうのよ…」変化を具体的に説明していこう。まず苗である。育苗業者から購入する場合が多いと思う。これが要注意である。9月の高温異常で生理不順になっている。トマトの場合を例にとる。花の黄色が薄く、花弁の大きさが不揃いになる。鬼花が多いのである。乱形果というけれども鬼花は正常な実をつけない。一度、鬼花になってしまうと元には戻らない。しかも、苗の段階ではわからない。第一、第二果房が開いたあたりで「ありゃ…」になる。育苗業者に暑さ対策をどうしているのかを確かめる必要がある。暑さ対策をしていない業者の苗は危ないということになる。

 冬の代表的な果実であるイチゴも同じようなことが言える。9月が暑すぎて作付けを遅らせると12月に間に合わない。暑さを気にしながらも、定植すると水のかけすぎになる。暑いから成長が良すぎて、早く二次根が出る。水をやりすぎると培地の傷みがひどくなる。肥料切れも早く出てくる。この対策は「乳酸菌もみがらぼかし」に尽きる。保水力があり、排水が良くなる。たくさん水を掛ける必要がなくなるのである。9月が暑いということは大変な影響が出てくる。

玄米アミノ酸 次に昆虫類である。昆虫はカビやウイルスとは根本的に違う。天敵も何も関係なく大発生をする。エジプトのナイル文明はイナゴの大群によって衰退したことはよく知られている。似たようなことが再現されようとしている。カメムシ・アケビコノハ・ヤガ・ヨトウも加えておきたい。

 吸汁性の昆虫が大増殖している。増えている理由がはっきりとはしていない。気候の変化がもっとも大きな理由かもしれない。冬が暖かい、湿度が高い、雑草が繁殖している(酸性系)。9月・10月が寒くならないのも原因かもしれない。果樹について特に被害が大きくなっている。悪いことに、暑さのせいで樹についている時に熟している実が多くなった。果肉のしまりが悪くなっている。特に化学肥料で育てたものに多い。吸汁性の昆虫が好む環境が整っている。甘い栄養をたくさん摂って、繁殖できる土台ができているといえる。この傾向はこれからも続くと思われる。

玄米アミノ酸 対策としては吸汁性の昆虫が好むような軟弱の実にしないことである。果実にしても、稲にしても外皮と果肉の間にすき間ができ、やわらかいと針を刺しやすい。硬ければ刺しにくい。

 硬い果肉と外皮の間にすき間が出ないようにするには根の張りである。稲も密植していて取ることに限界がきている。根の張りを良くするには微生物と団粒構造である。今すぐに根の張りが良くできるわけではない。ぼかしを根気よく投入して、微生物を増やしていかないと団粒構造にはならない。

玄米アミノ酸 吸汁性の被害はこれから、あっちでもこっちでも耳にするようになる。対策が急がれるのである。
稲について追記しておきたい。早生品種のコシヒカリの刈り遅れは要注意である。品質が一気に低下する。雨が降り続いて刈れないということもあるかもしれないが、刈期を逸しないことである。

 気候変動による対策はまだまだある。その中でも今回は強い光の対策を取り上げたいと思う。今までは8月20日を過ぎると涼しくなった。光も弱くなったのである。ところが最近は9月になっても10月になっても光は弱くならない。遮光ということを本格的に考えなくてはいけない時代になったのである。ところが日本人にはこの感覚がない。玄米アミノ酸遮光について知っているのはお茶の玉露をつくっている人ぐらいである。日差しが強いとどうなるのか。外皮が硬くなる。ゴワゴワするのである。甘味も薄い。遮光することで、こういう欠点を防ぐことができる。特に育苗期は大切である。日が強すぎて、株間が狭ければ徒長する。徒長すると根は伸びない。悪循環になる。被覆資材は必要な時代になったと言える。これは資材探しからである。まず技術の高いメーカーを探すことから始める。

玄米アミノ酸 土の中の土壌灌水もやり方を考えなくてはいけない。点滴チューブがおすすめの灌水方法である。しかし点滴チューブでもやり方がある。導入したら、そのまま使えばいいというものではない。メーカーによって能力がまるで違う。考え方も違う。問題は根圏にどのようにしても均一に水を与えていけるかということである。多すぎると土壌が傷む。少なすぎると乾燥する。秋の暑さは実に厄介なものになりつつある。この時にどう対処するかで格差はさらに大きなものになってしまう。

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