「暗渠排水」中国でも大成功!

「暗渠排水」中国でも大成功!

「暗渠排水」中国でも大成功!


雨対策の充実は栽培の基本
 この電話放談会は6月に開催されたものである。梅雨と同じように9月秋雨である。雨対策としては同じである。参考にしてほしいと思う。
 関先生は日本企業の依頼を受けて中国の農業指導をしている。現在、中国の東北部で70町歩のバレイショを生産しているのである。そこに暗渠排水を設置した。中国の東北部では始めての事だと思う。工ンビのパイプに穴をあけ、トウモロコシのクキを周囲に埋めて、上から土をかぶせた。70町余のすべてをやったのだから凄い。その結果どうなったと思うか。すべて均一に捕って生育がいいのである。中国の農家も指導者もびっくりである。4月10日定植しているので8 月の10日には結果が出る。排水という事がどれだけ重要なものかという事である。日本は高温、多湿、多雨である。排水は農業のもっとも重要な基本なのである。にもかかわらず関心が薄い。排水対策をしっかりやっている生産者はまれなのである。
 暗渠排水の地下構造がどれだけ重要か。中国のジャガイモ栽培は成功例であり、証明でもある。雨対策については何回かテーマとして取り上げている。復習の意味でも、まとめ
てると次のようになる。
 台風により雨風の被害は毎年ひどくなる。対策は事例にしておくことが必要がある。
? 雨よけハウスの利用
 これは需地栽培であるが、余分な雨から植物を守る方法である。設置も簡単であり、病害の予防にもなる。もっと使われていい設備である。
? 明渠排水
 降った水をそのまま逃がす方法。集中的な雨対策としては大変に有効である。特に上から流れてくる水に対しては効果が期待できる。
? 作土層を深くする
 10アールで10mの土は約100tになる。この1001にどれだけの水を保水できるだろうか。1/4の25tである。100tもの内50tはすき間、つまり酸素。水は25tである。一日で水分の蒸発する量が4tである。畑の水は6日間しか持たないという事である。水は逃
してやると同時に有効利用を考えなくてはいけない。作土層が深ければそれが同時にできる。
? 暗渠排水
 雨対策としてはもっとも重要である。
? 殺菌剤はこまかい霧状のノズルでかける
 殺菌剤と殺虫剤の遣いは理解されているだろうと思う。殺虫剤は現在いる青虫を殺す。殺菌剤は虫がつかないように予防する。殺虫剤は粗いノズルでもいいが殺菌剤は遣う。葉の裏側を包みこめるような細かい粒子のノズルを使うのである。
 梅雨期は病気になりやすい。日射量が大幅に減る。湿度が高くなる。葉裏にあるうぶ毛から病気が入りやすくなるのである。その為には殺菌剤を配布する必要がある。その時の注意事項なのである。
? 梅雨期の有機肥料は効果がない
 肥料はいつやっても効果が出ると思っている人が多いと思うが梅雨期の肥料は逆効果である。雨のために酸欠になって腐敗してしまう。腐敗すると害虫が・ウジャウジャである。
?梅雨期のCN比に注意
 CN比とは炭素とチッソの割合である。チッソが多くて炭素が少ないと病気になりやすい。しかも根がズンドウになって細かい根毛がなくなる。味のいい作物はまったくできない。形もいびつになる。炭素病はこのバランスのくずれからくる。根がズンドウになるとチッソしか吸えなくなるのである。病害にも弱くなる。
 雨対策ができているか、いないかで収入は大きく遣ってくる。春雨、秋雨には早めの対策が望まれる。

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