急激な温度の変化は世界的な現象!対策を立てた人が勝つ!

急激な温度の変化は世界的な現象!対策を立てた人が勝つ!

玄米アミノ酸 たぶん今年は天候不順(異常気象)に悩まされた年ではなかったろうか。春先は低温、5月・6月は温度は上がらず、そして7月になったら急な大雨と温度の上昇。これだけの急激な温度の変化は世界的にも珍しいと言われている。低温と高温、乾燥と多湿では、まるで正反対の対処になってしまうのである。それが同じ年に繰り返されるとしたら、豊作を望む方が無理というものである。こんなことが毎年繰り返されることを覚悟しなくてはいけない。これは日本だけではないからである。アメリカは6月から猛暑続きだった。西海岸(サンフランシスコのある方)の太平洋岸の地区では雨がまったく降らない、大規模な山火事が発生して鎮火に何日もかかった。

玄米アミノ酸 ヨーロッパも同じである。ギリシャ、スペインはユーロの通貨でも揺れているが、雨がまったく降らずに少しの不始末で山火事になる状況になっている。雨が40日も降らないのである。砂漠に近い状態である。かと思うと中国では大洪水である。森林の乱開発がさらに被害を大きくしている。このために大豆・小麦・トウモロコシの穀物が大打撃を受けている。穀物の値上りは必須である。仕事がなく給料は減る一方なのに穀物は値上りである。穀物の値が上がることは肉がすべて値上りになることを予測している。輸入国の日本はさらに高い穀物を買うことになるわけだから、他国よりも肉は値上りをする。これは今年だけに終わらない。北半球で吹く風を偏西風といい、南半球で吹く風を貿易風と呼ぶ。どちらも大きく蛇行している。

玄米アミノ酸 エルニーニョの年はどうとか、ラニーニャの年はどうとか、それを通り越している。偏西風と貿易風の蛇行は海水温の上昇が原因となっている。海水温は一回上昇を始めると簡単には戻れない。なにしろ面積と体積は陸の何倍もある。その中で農業をやり続けることを考えなくてはいけない時代になったのである。

 そのためには一つひとつの作業や栽培をした結果の見直しと対策を早急に立てなくてはいけない。昨年やったことを今年もやり10年も変わっていないようでは飯は食えない。お金にならないだけではない。収入にもならない。収穫までいかないからである。その全体像を描くことは困難だけれども、イメージとしては急激な温度変化と湿度変化はあるものとし、予測して対応する必要がある。

玄米アミノ酸 例えばである。低温になると水溶性のリンを与えなさいという指導をされることが多い。これは効果があるのかないのか。答えは効果がない。無駄金ということになる。なぜ低温というとリンなのか、そして低温とは何度ぐらいまでを言うのか確かめなくてはいけない。例えばチッソである。光が少なく、温度が低ければ化学肥料の効果は半減する。「いや、じっくりと溶けていいんじゃないの…」その逆である。根は張らず、急に温度が上昇すれば徒長する。順調な天候の時にこそ化学肥料は力を発揮する。異常気象がいわれる前は順調な天候が多かった。こういう不順な天候の年で効果を出すのが微生物が作り出したチッソである。この差は明確に大きく出てくる。こういう年が毎年繰り返されるようになるほど、大きな差が出てくるということである。

 ジャガイモなど、畝立てをするものはもっと大きな差になる。低温になれば種は浅く、培土は薄い方がいい。高温になれば薄い培土はダメ。これが同じ年にやってくるのだからたまらない。4月・5月は低温でも6月・7月は高温になるのである。「どうすりゃいいの…」である。実は微生物の土壌なら低温対応にしておいて高温になってもダメージは少ないのである。下にしっかり根を張ることができるからである。化学肥料になると根の張りが弱い。高温になると対応ができなくなるのである。

 乾燥と多湿はどうすればいいのだろうか。乾燥の一番大きな問題は、水分の逆流である。水が下から上に動くようになる。「そんな馬鹿な…」毛細管現象である。上の土が乾いて水分が蒸散する。下の水が自動的に吸い上げられる。乾燥して蒸散すれば下から水が補給される。結果的に水は逆流するのである。

 裸地ほどこういう現象は起きやすい。でも草が出ていれば病虫害が心配になる。どんな草が出ているかである。土の環境を酸性土壌にしてはダメである。pHは5.5以上はほしいところである。蒸散しないように背丈の低い下草を茂らせることが必要になるのである。これが自然のマルチになる。

玄米アミノ酸 大雨対策はもちろん必要である。不安定な大気で雹の対策も必要である。それよりも急激な土壌の水分変化にどう対処するかである。結論からいうと、化学肥料では対応できない。保水力がまったくないからである。無機質だから当然である。最初からそんな機能は持っていない。

 どんなやり方でも作物は取れると思ったら大間違いである。それだけ気候は大きく変化してきている。この対策を立てるとすれば11月は最適である。農業は体を使うのではなく、頭を使わなくては収入にならない時代になったのである。

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