「儲かる農業」にするために必要な「営業」って何なの…

「儲かる農業」にするために必要な「営業」って何なの…

玄米アミノ酸 長野県に「トップリバー」という会社がある。ニュースレターでも紹介をした。書籍が出版された。題名は「儲かる農業」である。この本を読んで儲かるヒントになるかどうかは疑問である。トップリバーがどうして農業で10億円も売り上げることができるようになったのかを書いている。経営の書である。農業技術の本ではない。この本は実にわかりやすく書いているのだが、多分読んでもピンとこない。ピンとこない理由は「営業」ということが全く理解できていなからである。農業に営業が必要ないような仕組みを作ったのである。農家は生産さえすればいい、売るのは市場が売るわけである。それでは儲からないと社長の嶋崎さんは考えた。

玄米アミノ酸 自分で売りたいと思ったのである。でもどんな商品でも売るというのは並の苦労では済まない。もの凄い苦労である。まして経験がないとすれば尚更である。あまりのストレスに嶋崎さんも人工透析を患った程である。物を売るにはどういうことが必要なのか、そこが書いてある。これは参考になる。逆にいうと、農家はなぜ農産物を売ることができないのかが理解できる。

 もう一つは農業の就農である。一般的に農業は魅力がないものと思われている。ところがである。トップリバーには農業をやりたい人が押し寄せる。仕事は楽ではない。早朝から夜遅くまで肉体労働が続く。逃げ出す人も多い。嶋崎さんはそんなことは気にもしない。「農業をやればのんびりした田舎暮らしができるなんて大間違いだ」と教える。

玄米アミノ酸 生きていくことは厳しい。それはどんな仕事でも同じなのである。満足してもらえる品質、約束の厳守、納期の厳守はビジネスの基本である。その基本を知らなければ何をやってもダメである。残っていく人は農業で自立したい人だけである。それでいいのである。その厳しさを知っているからこそ、後世に残る仕事として継承できる。そこで技術と精神を学んだ者だけが農業を後継できる。嶋崎さんに学び、後継者のいない生産者と縁組をして農業者になった人も多いのである。

 この本は生産者の立場からは書いていない。最初から農業をビジネスにしたいと考えている。そこで見た生産者の姿とはどんなものなのか、ここも学びになる。理由は簡単である。売ることを考えていない生産者の姿は自己中心的だからである。

 自分が良いと考えていることしかやらない。「自分が良い」と考えていることはあまりにも情報が少なく狭い視野で考えている。「自分が良い」と思っているのは「自分だけが良い」と思っているのと同じ意味である。そこにはお客様は存在しない。これでは利益が出るはずもない。これを逆転させたのが、トップリバーなのである。わずか1280円である。安い買い物だと思う。一読をお勧めしたい。

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