冬作の施設は「風の力」を最大限に利用すべし!目からウロコの風の力!

冬作の施設は「風の力」を最大限に利用すべし!目からウロコの風の力!

玄米アミノ酸 12月に入ると気温は下がってくる。寒さが本格的に厳しくなるのは年明けである。今年は大雪なのだろうか、暖冬なのだろうか。昨年は歴史的な寒い冬と豪雪だった。寒すぎて施設の暖房を入れない生産者が多く出て、生産物は高値が続いたのである。暖房費は大きな負担だった。今年も暖冬にはならないという予測のもとに仕事を進めるべきである。「そんなのわからないじゃないか…」早めに気候を知りたい方は12月に入ったらヨーロッパの気候に注目してほしい。寒波が来ているとしたら日本も寒い冬になるだろう。そうなると冬の生産物は高値になる。収量があって、品質がよければ大きな収入になる。そのためには何をすればいいのだろうか。

玄米アミノ酸 「それは暖房を焚くしかないよね…」。それではコスト高になる。何か良い方法がないものだろうか。実はあった。それも簡単にできる。コストもかからない。冬だから暖房という固定観念さえ捨てれば思いつくことである。「風」を利用するのである。「えっ!風…」冬場の栽培は施設が中心である。露地は少ない。施設は閉め切って栽培する。風は動かない。風は栽培にどんな影響を与えるのか。多くの人が興味を示さない。光とか水ならわかる。風なんて関係ないと思っている人が大半である。実は生理活性をするために風は絶対必要条件なのである。原生林が元気よく生い繁るのは風の力による所が大きい。光合成や微生物力もあるが風も必要なのである。その理由は「呼吸」にある。

玄米アミノ酸 自然豊かな山に行ったら吸う空気がおいしい。気持ちが良いだろう。風が吹いているからである。都会では息がつまる。風が動いていないからである。葉が呼吸するためには風が必要なのである。風が動くことで老廃物が吐き出されて、新鮮な空気を取り込むことができる。冬の施設栽培はここを忘れている。空気を動かすことで加温を低くして暖房費が節約できる。この他にもメリットはたくさんある。

 「風を動かすって何をやればいいの…」実に簡単である。施設内にファンをつけて回せばいいだけである。10m間隔で1つぐらいつければいいと思う。ファンはそれほど高価ではない。安い物で5000円、高い物で7000円ぐらいである。施設全体に微風がまわるようにする。それだけでいいのである。

玄米アミノ酸 「いや…、やっぱり暖房を焚いて温度を上げた方がいいと思うけど…」暖気というのは上昇する。施設の上だけが暖かくなって、肝心の定植している部分には暖気がまわらない。だからコストがかかるのである。冷気は重く、暖気は軽いということである。夏でも海面が熱されると上昇気流になる。同じことである。風をまわすことで暖気が下に降りてきて、暖気を更に有効利用できるということである。これは冬作施設の盲点である。気が付く人が少なかった。最近ではトンネルでも換気をする人が出てきた。昔は閉め切ったままの方がいいと考えられていたのである。ビニールの裾を上げて風を入れ、換気をすると新鮮な空気が入る。葉はガス交換をしやすくなる。呼吸がしやすくなるのである。これは根にも影響する。根毛が大きく増えるのである。

 植物は季節の変動に対して適応する。夏の根と冬の根ではまるで違う。根毛が活発に働くのである。根毛がじっくりと土の栄養をため込む。冬野菜が体を温めるのも、ここに理由がある。夏はこの逆になる。

玄米アミノ酸 風を動かす効果はもっとある。結露である。これはカビの原因であることは誰でも知っている。特に天井についた露である。これも風をまわすことで結露しにくくなる。カビの発生を予防できるというわけである。病気が出にくくなる。暖房を焚いて温度を上げるだけだと病気は発生しやすくなる。さらに効果はある。冬作の欠点は収量が少ないことである。これは寒さに強い品種を植えるためである。風を利用すれば品種が変えられる。風そのものが寒さ対策になるからである。

 風をまわすことで温度が上がるわけではない。温度は上がらなくても風が動いていれば植物は元気に生理活性できるということなのである。品種を変えることができれば収量が期待できるようになる。高値で量を売ることができるようになるわけだから、収入に直結するのは当然である。病気が出なければ品質も良い。農薬代もかからない。どうしてこんなに大切なことに気が付かなかったのかと不思議なくらいである。

玄米アミノ酸 これは冬作で成功している生産者がやっている成功技術と考えてもらいたいのである。何の根拠もなしに言っているのではない。昨年の寒さに対する暖房費節約から生み出された知恵なのである。風の力は考えている以上に大きな効果が期待できる。注意点はあまり温度が低い時に風を動かしてはいけないということである。

 なぜかと言うと、寒気が下に降りてくるからである。暖房を焚いて12℃以上になったなら暖気を動かすのがいいと思う。この他にもビニールハウスの透過度が低くなったハウスでも、風を動かすことで葉が生理活性して、少ない光で光合成ができるようになる。風の力は想像以上である。暖房費のコストダウンにも病気予防にも、収量アップにも、是非おすすめしたい技術である。風の力の見直しをして冬作に応用すれば明確な差別化になる。

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