発癌性の硝酸体チッソが野菜づくりを変える!

発癌性の硝酸体チッソが野菜づくりを変える!

玄米アミノ酸

菜に含まれる硝酸体チッソという成分がある。このチッソ成分は、アミノ酸に変化して旨味になるわけだが、アミノ酸に変化せず、そのまま残ると硝酸塩になる。これが大問題なのである。E.U(ヨーロッパ)では、規制が大変に厳しい。厳しい理由がある。


この成分は、猛毒に近く発癌性が強い。消化器官にも大きなダメージがあり、血液を酸化させる働きがある。いわゆる身体を破壊する活性酸素を大量に作り出してしまう成分なのである。

 「え〜!そんな事は知らなかった。」では、すまされないのである。「硝酸体なんて昔からあったし、昔はもっとひどかったはずだよ!」その通りである。では、なぜ今なのか。これにも理由がある。メタボリックシンドロームの改善が健康保険組合を通して来年から義務化される。目標があって、達成されない場合は組合の負担増という罰則まである。大手になると数億円もの罰金になるそうである。

玄米アミノ酸
 メタボリックはいわゆるデブの事。肥満の人である。腹囲85cm以上の人をいう。これが40才以上になると2人に1人が該当するそうである。「デブだっていいじゃないか。」そうではない。肥満の人は内臓脂肪が多く、病気になる危険が大なのである。そこへ硝酸体の多い野菜を食べたら一発でアウト。癌、糖尿、高血圧の発病となる。

 この問題は、日本だけではない。先進国の共通の問題である。身体を動かさなくても食欲は止まらないのである。先進国の共通問題だから輸出入には非常に厳しいチェックが入る。もっとある。人類は今までに、これだけ多くのチッソ成分を体内に入れた経験がない。環境問題のCO2と同じなのである。地球温暖化は人類に経験のないCO2の排出量過多が原因である。同じく高濃度のチッソ成分をこれだけ大量に摂取した経験が人類にはない。人体に何が起こるのか誰も予測が付かない。因みに硝酸塩は昔、火薬の起爆剤として使われたものである。硝酸体チッソは爆薬と同類という事になる。

玄米アミノ酸
 厚労省が動く理由がわかったでしょうか。「だから!それがどうしたの・・・?」来年メタボリック症候群の対策が本格化する前に、大手のスーパーが動き出している。硝酸体の量の表示である。大手が動くと中小は追従する。消費者は硝酸体に敏感になる。硝酸体が残っている野菜は売れなくなるのである。残留農薬と同じになる。エコマークを取っていても硝酸体が多ければアウトである。「そんな事は初めて聞いた。嘘でしょう。」

玄米アミノ酸
 畑は急に変われない。対策ができている人と、できていない人では大きな差がつく。「でも硝酸対策なんてやったことがない。」そういう人が大部分だと思う。そこでどんな場合に硝酸体チッソが残留するのかを教える事にしよう。

?化学肥料はもっとも硝酸体が蓄積する。
 化成は一度に高いチッソ成分が溶け出す。植物がすぐに吸収できるところに化学肥料の意味がある。植物は一度に吸収するとアミノ酸に変えられず、そのまま残ってしまう事が多い。

?ロング化成も残留が多い
 ロングの場合も気温と湿度で、高温で湿度が高いと溶けるのが早くなる。作物との吸収バランスが、悪く吸収されてもアミノ酸に変化せず、硝酸塩として残る。

?有機肥料にも残留硝酸塩がでる。
 有機肥料も高温と多湿で一挙に肥料成分が分解して、チッソ成分を多く出す。植物は急激にチッソを吸収するので、硝酸体として残留する。

?光が弱いと硝酸体は残留する。
 植物は硝酸体チッソを吸収すると光合成して糖質分に変え、糖質はアミノ酸に変化する。光が弱いと糖質に変化させられない。
 例えばビニールハウスのビニールが劣化して汚れていて透光力が弱い。夏場に遮光ネットを使いすぎ、光をさえぎった。日当たりが悪い。硝酸体が残るようになる。

 ?〜?に共通している事がある。おいしくない野菜である。はっきり言うと「食べてまずい」甘味のない野菜である。残留硝酸体チッソは、イコールまずい野菜なのである。話が脱線したわけではない。まずいから身体に悪いのである。味覚は人間の原始的な感覚だから、直感的に食べてはいけない、と判断する。
 残留硝酸体チッソの基準は0.25%〜0.5%の間で、かなり厳しい。

玄米アミノ酸
 では、どうすればいいの・・・?化学肥料も減らし、有機肥料も減らし、醗酵肥料を中心に変える。これしか方法はないのである。

 醗酵肥料は効果がゆるやかである。しかもアミノ酸成分が多い。ゆるやかであると、植物は硝酸体を糖質へ、さらにアミノ酸に変化させやすいわけである。
 微生物の活用という自然に近い、最高の農業の方法は、人間の健康にも食味にも矛盾する事が無い。逆に自然を無視した農業は、いずれ健康にも悪く、お客様の信頼が得られない事になる。硝酸体のチッソ成分が、それを証明することになるでしょう。

 硝酸体のチッソ成分は、畑でも常に計る習慣が必要になる。近々、堀場製作所から精度の高い機械が発売されるそうである。プロとしてやっていくなら、必要な道具ではないだろうか。

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