ぼかしの作り方(1)大量にあり余る食物残渣の有機物!有効利用すれば宝の山になる!

ぼかしの作り方(1)大量にあり余る食物残渣の有機物!有効利用すれば宝の山になる!

玄米アミノ酸 少しずつ暖かくなり、これから忙しくなる。今回は「ぼかし」について話をしたいと思う。ぼかしとは何かがまだわかっていない人が実に多い。醗酵させた有機物をぼかしというのであるが、なぜ醗酵させないといけないのか。有機物の粕とはどのように違うのか、多くの人はごっちゃにしている。これをごっちゃ煮にしてしまうと微生物のことはまったくわからなくなる。微生物のことがわからなければ土は作れない。いわゆる土づくりというものができないのである。これは、あまりにも基本的なことだから教えてくれる人はほとんどいない。特に学者様のように頭のいい人にしてみたら馬鹿らしくてやっていられないらしい。でもこれは大事な大事なことなのである。

玄米アミノ酸 人間は賢い動物である。食べ物を利用する方法を知っている。それは文化として後世に受け継がれてきた。時代を重ねるごとに生活は豊かになってきたのである。例えば大豆である。どれくらいの商品が出来るのだろうか。豆腐・味噌・醤油・油・お菓子・麺・その他数知れない。商品を作る過程で必ず残渣が出る。わかりやすくいうとゴミである。粕ともいう。農業はこれを有効利用してきた。一般には有機物とは食物の食べ残し、使い残し、そして食べた後の排泄物をいうのである。これを再利用することを有機農法といわれてきた。ところがである。この有機物を利用することがうまくいっていない。畑に入れてみると、いろいろな思いもかけない反応が次々に出てくる。病虫害の被害が多く出るのは明らかに有機農法なのである。

 病虫害は出てしまうと後の始末が手に負えなくなる。だから化学肥料の方が無機だから使いやすいという人の方が多く出てくるのである。化学肥料は別の機会にするとして、なぜ有機農業は問題を起こしてしまうのかである。

 有機物は分解をする過程でいろいろな問題を発生させるのである。魚粕・油粕・ナタネ粕・骨粕など優秀な有機物でも事情は変わらない。どんな有機物でも、そのまま使えば必ず問題が出てくる。これは過去の農業の歴史が証明している。言葉を変えて話をする。有機物を投入すれば間違いなく土の中の微生物は増える。しかし、その過程で問題も作り出してしまうのである。この問題をなくすにはそのまま有機物を土の中に入れてはいけないのである。

玄米アミノ酸 どんな有機物にどんな害が出てくるのかを一つずつやっているとまたわからなくなる。これは学者先生にまかせた方がいい。私達にとって大切なことは、どうすれば有機物が分解する過程での問題をなくすことができるかということである。この問題はすべて専門の肥料会社にまかせているのが現状である。自分で作れる人は少ない。作り方を丁寧に教えてくれる人もいない。もちろん、出来たものを買うのは簡単で便利だけれどもコストが高い。そして完成度がよくわからない。高い有機肥料を使ったら、問題はまったくなくなるかというと、そうではない。ここにも理由がある。有機肥料会社は一般的に物を作り、売っているのであって、その人のためにやっているわけではない。ところが現実は、生産している一人一人の土の事情は異なる。火山灰土もあれば、重粘土もあれば、砂土もいろいろある。

玄米アミノ酸 そこに無理が出てくる。自分の土に合った物を作りたいとしたら、自分で作るしかないのである。これは難しいとか大変とか言ってはいられないのである。これができなければ土づくりは不可能だからである。自分で作ることは難しいかというと、実は難しくはない。それは今までに、いろいろな作り方を教えてきたことでも理解できると思う。米ぬかぼかし、乳酸菌もみがらぼかし、みどりの放線菌などの培養の仕方を教えてきた。やってみたら、それほど難しいものではないことがわかっていただけたと思う。

玄米アミノ酸 有機物の害をなくす方法は一つだけである。醗酵させることである。ぼかしにすることなのである。醗酵させるというと難しいように思う。言葉を変えれば漬物を作るのが難しいかということである。誰でもやっている、どこの家でもやっていることなのである。

 どんな醗酵でも大切なことは一つだけである。それは「温度」である。漬物は嫌気乳酸菌醗酵させる。温度が高いとすっぱくなってダメになる。逆に酒は50℃の中温醗酵させると甘い香りがしておいしいものが出来る。「醗酵させる」「ぼかしにする」ことで大切なのは温度なのである。温度計もなしにぼかしを作りたいと思ってもできないのである。何本も温度計を買ってきて、ぼかしの山に差し込み記録する。これさえできたらぼかし作りは難しくないのである。もっと具体的にいうと、ぼかしを切り返しする時は次の三つしかない。温度が65℃以上に高くなった時、50℃以下に低くなった時、そしてぼかしの山に温度のバラつきが出た時である。

玄米アミノ酸 高くなった温度は下げなくてはいけない。低くなった温度は上げなくてはいけない。まばらになった温度は均一化する。そのためにぼかしをいじるのである。昔の酒作りはこのようにして作った。だから杜氏は温度管理に全神経を使ったのである。

 みどりの放射菌を培養する時も同じである。温度である。温度管理さえできるようになれば有機物の害をなくせる。さらにはどこにでもある無料の有機物の残渣を安いコストで自由自在に使いこなせるようになる。まさに農業のイノベーションなのである。

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