「春の施肥」異常気象に有機肥料は限界がある

「春の施肥」異常気象に有機肥料は限界がある

玄米アミノ酸

スクワでは年間観測史上初の暖冬であった。前年との温度差がなんと30℃もあり、雪どころか氷さえ出来ない異常気象になった。アメリカのワシントンでは1月から桜が咲いて22℃の暖かい日が続いたと思ったら、急転、大寒波が来て、その温度差が24℃にもなった。フランスでは冬だというのに半袖を着て海水浴ができた。すべて今年1月の出来事である。2月には山形で桜が咲いた「異常気象とは一体、何なのか」これを具体的に知らずして農業の話をする事が出来なくなった。
 


異常気象とは大気が不安定で一定しないことであることが1月の状況からもよくわかる。大雨が来て台風になったかと思うと、急激に気温が上昇して40℃を超えるような日が何日も続く。かと思うと真夏だというのに、霜が降りるほど寒くなる。

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 人間にはいろいろな能力があるからまだ耐えられる。しかし能力が制限されている植物や弱い動物は耐えられるのだろうか。ほとんど全滅ということではないだろうか。植物や動物が全滅ということは、人間の食料がないということにならないだろうか。これはすでにアフリカの人達が干ばつということで経験している。人間は自然の力の前ではなすすべがない。さらに厄介なことにこれは地球規模で発生している。世界に発生した異常気象は必ず日本にも発生する。

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 4月だから春に使う肥料の準備はすべて終わっていると思う。ここでもう一度肥料について考えてもらいたいのである。今までどおりの肥料のやり方でよいのかどうかである。異常気象は肥料にどういう影響を与えるのだろうか。「そんなことは経験したことがないのでわからない。」それはその通りである。自然現象の恐ろしさは一瞬で全てを失うのである。戦争の破壊力の何十倍もある。失ってからでは遅いのである。「でも保険に入っているから・・・」もちろん一時的に息をつくことはできる。でも壊れた畑は簡単に元に戻らない。

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 肥料については各作物に施肥のやり方や注意があると思う。今回はこのことに触れない。気象と肥料の基本的な仕組みを理解して欲しいのである。

◎なぜ大量の肥料投入はダメなのか
肥料は入れるほどに収穫できると思いこんでいる人が多い。肥料屋さんにとっては涙の出るほど嬉しい話である。これが病害虫の最大原因なのである。以前は気温が安定していたので肥料をたくさん入れても大きな問題にならなかった。異常気象はどうか。4月だというのに30℃近い日が続いたり急に寒くなったりする。寒暖の差が厳しい。そうすると肥料分解が異常に早まる。30℃近い日が4日も5日も続くと、それだけで大半が分解してしまう。植物はそんなにたくさんのチッソを吸えない。チッソは土の中で腐る。チッソが腐るとチッソ酸化物になる。害虫が寄ってくる。どうしてこんなに害虫が出るのだろうかと悩む。原因が自分であることに気がつかない。

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 特に春の大量の施肥は肥料あたりをおこし生理を狂わせて成長させる。いいことは何もないのである。春の肥料は少なめというのが本来であるが、これに異常気象の予測を重ねると有機肥料だけの対応には限界がある。どうしても微生物の力が必要になってくる。植物に必要な栄養分を微生物が貯えていて、植物が必要とする時に与えてくれる。土の中の肥料貯蔵庫、それが微生物だからである。しかも悪玉菌までやっつけてくれる。気象の変化にも強く、チッソ酸化物も作らないですむ。害虫も寄ってこないということになる。

 微生物のもっとも好む住み家は根のまわりである。根のまわりには酸素が多いので住みやすいのである。微生物の弱点はここにある。酸素がないと死滅する。だから土は深く掘り、排水をよくしろというのである。これさえできていれば微生物はいつでも働いてくれる。

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 3月号にも書いたけれど微生物をふやす方法は醗酵させることである。有機肥料も再醗酵させる。再醗酵させることで微生物が増える。有機の栄養分を微生物に持たせるのである。化成肥料もぼかしと一緒に使う。なんでも微生物の力を活用するのである。このようにすると異常気象の影響を最小限にすることができる。自然現象は「備えさえあれば憂いなし」である。

 実は既に、この気象対策を実行されている方々が玄米アミノ酸会員の中に多数おられる。すべて成功している。大雨の影響も日照りの影響も高い気温も、もろともせずにすばらしい結果を出している。収量も収入も右肩上りの急上昇である。だから根拠のないことを言っているわけではないのである。

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 異常気象に弱い生産者は、収量も少なく収入も少なく経費は多く、苦労も悩みも解決されないままである。これからは収入0という人も珍しくないほど気象の変化は激しい。異常気象に強い生産者は商品価値は右肩上り、収量も収入も右肩上り、この差は小さいと思いますか。皆さんはどちらを選択されるのでしょうか。

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